ブログで紹介している商品が全然売れない。
商品やサービスについてたくさん調べて詳しく説明しているのに広告が全くクリックされない。
こんな悩みをお持ちの方もいるかもしれません。
もしかしたら、それはブログ訪問者(お客さん)にある大事なことが説明できていないからかもしれません。
というわけで今回は「【商品が売れない】広告がクリックすらされない記事を改善する考え方」についてお伝えしてみようと思います。
コピーライティング、セールスライティング、マーケティングなどの側面から、商品を売るための考え方、アプローチをご紹介します。
ブログなどで広告がクリックされない、紹介している商品が売れない、という方はよかったら記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約7分で読めます。
ブログ訪問者は広告が嫌い
まず、基本的に
ブログの訪問者は広告が嫌い
だということを知っておきましょう。
基本的に、広告はない方がいいのです。
単純にそれらは訪問者にとって邪魔なものです。
間違ってクリックしてしまう場合を除いて、訪問者が広告をクリックすることは基本的にありません。
ブログの訪問者は広告が嫌いなのです。
そんなことはない、広告がクリックされて商品が購入されているブログもあるじゃないか、と思うかもしれません。
確かにそうです。
ブログで稼いでいる人の多くは、ブログに貼った広告経由で商品が購入されると報酬が得られるアフィリエイトで収入を得ています。
では、広告がクリックされて商品が購入されるブログと広告がクリックすらされないブログは何が違うのでしょうか。
買うのは好きだけど売られるのは嫌い
こんな言葉があります。
人は、買うのは好きだけど売りつけられるのは嫌い。
自分が広告をクリックするときを考えてみましょう。
実は、人が広告をクリックするときは、その人にとってその広告は広告ではなくその人が求めている情報(もしくは問題解決の手段)になります。
商品を紹介しているページを見て、欲しくなったときにその商品へのリンク(広告)が近くになかった場合、ページの中で広告を探してクリックしたことはないでしょうか。
この場合、その広告は邪魔くさい広告ではなく、求めている情報(欲しい商品へのリンク)になります。
人は欲しいものを買うのは大好きです。
しかし、いらない物を「買ってくれ買ってくれ」と売りつけられるのは大嫌いです。
広告をクリックしてもらうには、その広告がその人にとって”求めている情報”にする必要がある、ということです。
求めている情報 = 商品購入へのリンク
にする必要があるということです。
「これはまさに今自分が求めている情報だ」
と思えば、人はその広告をクリックします。
逆に言えば、自分には必要ない情報だ、と思えば決してその広告をクリックすることはない、ということです。
この求めている情報は”問題を解決する手段、方法、ツール”などと言い換えてもいいですね。
ブログ訪問者に広告をクリックしてもらうには
広告をクリックしてもらうには、ブログ訪問者にその広告が「今自分が求めている情報だ」と思ってもらえればいい、ということです。※または「求めている情報だ」と気づいてもらう。
では、どうしたらお客さん(ブログ訪問者)に広告を「今自分が求めている情報だ」と思ってもらうことができるのでしょうか。
マーケティングの考え方から言うと、それにはお客さんに3つの買う理由を説明し、そのうえでメリットを納得してもらえばいいということになります。
アフィリエイトなどの広告案件でいえば、商品の購入の他に会員登録や資料請求などがあります。
それぞれ、「会員登録する理由」「資料請求する理由」と読み替えてもいいと思います。
その3つの買う理由とは、
- Why me なぜ私が?
- Why you なぜあなたから?
- Why now なぜ今?
です。
聞いたことがありますか?
この3つの買う理由を説明し、そのうえで商品を手に入れるメリットを納得してもらうということです。
メリットは通常
ベネフィット(徳、利益)
といわれます。
つまり
「それを買うことで私(お客さん)にどんな徳(ベネフィット)があるか?」
ということを知ってもらい、納得してもらうということです。
これらの条件が揃えば、お客さんにとって広告(商品へのリンク)は「これは今自分が求めている情報だ」ということになり、広告はクリックされます。
Why me?
「Why me?」
「なぜ私が買わなければいけないのか?」
この理由をお客さん(サイト訪問者)に納得してもらいます。
つまり、
「この商品はあなたのような人の悩みを解決するための商品(情報)です。」
ということを納得してもらう、ということです。
つまりつまり、「これはあなたのための商品(情報)ですよ」ということを納得してもらうということです。
お客さんに「この商品は私のための商品だ」と思ってもらうことが必要ということですね。
そのためには、サイトで集客している人の属性が商品にマッチしている必要があります。
逆に言えば、商品にマッチしている属性の人を集客する必要があるということです。
Why you?
「Why you?」
「なぜあなたから買わなければいけないのか?」
これは「なぜあなたの商品を買わなければいけないのか?」と言い換えてもいいです。
つまり、「他の商品ではなく、なぜあなたのこの商品なんですか?」ということです。
ほかの商品と比べてどこがどう違うのかということを説明します。
また、解釈によっては、「なぜあなたのいうこの商品を買わなければいけないんですか?」ということにもなります。
「私はその道のプロで、その私が認めておすすめする商品だからです」
権威性があれば、こういう説明、理由付けでもいいと思います。
また、欲しいものであっても、このサイトから買わなくても別のサイトで買えるから、と思うこともよくあります。
そういう人に対して、そのサイトで買う理由を納得してもらうわけです。
このリンクから買うと割引になりますよ、ということがあればそれをアピールすることで、広告がクリックされやすくなります。
Why now?
「Why now?」
「なぜ今買わなければいけないのか?」
一般にお客さんに「また今度にするわ」と言われたときはその”今度”は大抵やってきません。
お客さんに”今”買う理由を説明します。
例えば、
「キャンペーン中とかバーゲン中で価格が下がっている」
とか、
「あと2台で売り切れです。売切れたら次回の納品は未定です」
といったようなことです。
何も”今買う理由”がなければ、
「今すぐ買えば今すぐ使える」
ということでもいいと思います。
どんなベネフィット(徳、利益)があるか?
「この商品を買うことで、お客さんにどんな”徳”があるか」
ということを提示して納得してもらいます。
「その商品を買うことで”どんないいこと”があるんですか?」
お客さんは、その商品が欲しいのではなく、その商品を買うことで得られるベネフィットが欲しいわけです。
ベネフィットとは、その商品を購入することで得られる良い体験や良い感情、心地よさ、喜びといった自分の心や体に感じられるもののことです。
例えば、その車を購入することで快適に遠くまでドライブできる、というその快適さ、満足感など。
彼女をドライブに連れて行ったときの彼女の楽しそうな笑顔を見ている喜び、など。
ベネフィットは自分に感じられること、というのがポイントになります。
ベネフィットを想像してもらうことで、お客さんが得られるものを認識、理解し納得してもらうようにします。
買う理由をキチンと説明できているか
広告を掲載しているページが、前述の「why me?」「why you?」「Why now?」をキチンと説明できているか、を確認します。
よくあるのが商品のスペックや特徴などの商品情報をひたすら説明しているだけで、買う理由を説明できていないパターンです。
また、ベネフィットが説明できていないパターンもあります。
買ったことで得られるベネフィットがイメージできないと、感情が動きません。
感情が動かなければ(欲しいと思わなければ)、広告をクリックすることはありません。
買う理由があって、感情が動けばその商品は購入されやすくなります。
欲しいと思っても、買う理由がなければ購入されません。
買う理由があっても、欲しいと思わなければ、やはり購入されません。
買う理由あって、なおかつ欲しいと思ってもらうことが大事です。
人は感情で買い理屈でそれを正当化する
人は感情で買い理屈でそれを正当化する
セールスライティングなどの本などをみると、よく出てくる言葉です。
欲しいという感情で買って、そのあとから「どうしても必要だったから」とか「今買っとかないともう買えなくなるかもしれないから」とか「安かったから」「後で必要になるかもしれないから」というような理屈をつけて買ったことを正当化する、というのは、誰しも心当たりはあるのでは、と思います。
後付けの理屈はともかく、その商品を買った理由は”欲しかったから”ということになります。
必要だから→”欲しい”というのは、実は直接は結びつきません。
必要でも欲しくないということもありますし、必要なくても欲しいということもあります。
これはつまり、人は欲しいという感情でモノを買うということです。
人は、欲しいから買う
人は必要だから買うのではなく、欲しいから買う
これは逆に言えば、どんなにお得でもどんなに便利でも、欲しくなければ買わないということです。
逆の逆に、欲しいものであれば価格が高いとか安いとか、必要、必要でないとか関係なく買って、あとで理屈をつけてそれを正当化することがあるわけです。
つまり、何かを買ってもらうには、その商品を欲しいと思ってもらえるようにすればいいということです。
お客さんに欲しいと思ってもらうために前述した3つの買う理由とベネフィットを説明し、お客さんにその商品が欲しいという感情に気づいてもらうわけです。
全てに納得したとき、お客さんは広告をクリックし、商品を購入するということになります。
Why me なぜ私が?
Why you なぜあなたから?
Why now なぜ今?
そして、
それを買ったらどんないいこと(ベネフィット)があるのか?
これらを提示、説明しお客さんに納得してもらうことができれば、商品を購入してもらえる可能性が上がるということですね。
ちょうどいいところに広告を貼る
記事を読んで、ブログ訪問者が商品を買うつもりになっても、商品へのリンク(広告)がなければ、購入の機会を失ってしまいます。
商品が欲しいという気持ちがMAXになったところに広告があると、その広告は”商品が購入できる便利なリンク”として認識されます。
記事を自分で読んでみて、読者がどこで”商品のリンク”を必要とするかを考えます。
ここに商品へのリンクがあったら便利だな、と感じるところにさりげなくリンクを置くようにします。
丁度いいところに広告を貼れていれば、広告リンクがクリックされる可能性が高まります。
定番の場所としては、やはり記事を読み終わった直後があります。
ただ、もちろん買うつもりになっていないときの広告は、ただ邪魔でウザイ広告となり、クリックされないどころか記事の印象を悪くしてしまう恐れもあるので注意が必要です。
ブログ訪問者の気持ちになって記事を読んでみる
いずれにしても大事なのは、ブログ訪問者の気持ちになって記事を読んでみるということです。
自分が訪問者として記事を読んだときにどう感じるか、その広告をクリックしたくなるか、ということを考えてみるということですね。
このとき大事なのは、気持ちの中に希望的観測、願望を入れないということです。
フラットな気持ちで記事を読んでみると、
ここに足りない情報があるな
なんか購入を煽っているようで無理やり感があるな
などということが感じられるかもしれません。
「いや、これじゃあクリックしないわ」
ということが感じられたらしめたものです。
クリックされるように、何が足りないのかを考えるわけです。
買う理由がうまく説明できていないのかもしれませんし、買ったらどんないいことがあるのかを想像させていないのかもしれません。
何に原因があるのかがわかったら、記事を改善していきます。
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【商品が売れない】広告がクリックすらされない記事を改善する考え方 まとめ
というわけで今回は「【商品が売れない】広告がクリックすらされない記事を改善する考え方」についてお伝えしました。
記事の中にある広告が全然クリックされないというとき、もしかしたらブログ訪問者に商品を買う3つの理由とベネフィットが説明できていないからかもしれません。
ご紹介した考え方は、マーケティングの世界では有名なものです。
人が来ているのに商品が売れないとき、広告がクリックされないときには、記事の内容を改善する必要があります。
今回の記事でお伝えした考え方で記事の内容を見直せば、改善のポイントが見えてくると思います。
記事を参考に、広告がクリックされるように考えてみてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございます。