初心者なんだけどFX自動売買はできる?
という方もいるかもしれません。
FX自動売買は初心者でも可能です。
もちろんFXについての基本的な知識は必要ですが、例えば裁量トレードはちょっと自信がない、という方はFX自動売買を検討してみてもいいのでは、と思います。
というわけで今回は「初心者OKのFX自動売買入門:メリット・デメリットからEA導入手順まで徹底解説」についてお伝えします。
FX自動売買をやってみようと思っている初心者の方は記事を参考にしていてくださいね。
FX自動売買は初心者でもできる?
FX自動売買は、専門用語が多くて難しそうに感じますが、基本の流れさえ押さえれば初心者でも始めるのはそう難しくはありません。
自分でチャートを見て売買する「裁量トレード」と違い、あらかじめ決められたルールどおりに売買してくれるので、感情に左右されにくいのが特徴です。
ただし、当たり前ですが「完全にほったらかしで必ず儲かる」というものではありません。
それに、口座開設やMT4(メタトレーダー4)のインストール、EA(エキスパートアドバイザー:自動売買プログラム)の設定など、最初の準備は必要です。
初心者がFX自動売買を始めるときにつまずきやすいポイント
初心者の方が最初に迷いやすいのは、
どの証券会社で口座を作るのか
どのEAを選べばよいのか
という2点です。
※下の方で紹介しています。
さらに、MT4のインストールや、EAの設定画面で見慣れない英語や専門用語が出てきて、不安になってしまうことも多いと思います。
ただ、基本的に一つ一つの作業はそこまで難しいものではなく、手順どおりに進めれば問題なく完了できます。
●初心者がつまづきやすいポイント
- どの証券会社を選べばいいか迷う
- MT4のダウンロードとインストール手順が不安
- EA(自動売買プログラム)の選び方がわからない
- 専門用語が多くて難しく感じる
- お金を減らしてしまわないか心配になる
「完全放置で稼げる」とは考えないほうがいい理由
インターネット上には「完全自動で月利〇%保証」といった、うたい文句の情報もあるようですが、現実的には「絶対に勝ち続けるEA」は存在しません。
市場の状況は常に変化しており、ある相場ではうまくいったロジック(売買ルール)でも、別の相場では成績が落ちることが普通にあります。
そのため、自動売買といっても、放置しっぱなしにせず、定期的に損益や取引履歴を確認し、必要に応じてEAを変更したり、ロット数(取引数量)を調整したりする意識が大切です。
資金管理が甘いと、短期間で大きな損失を出してしまう可能性もあります。
自動売買は「手間を減らす便利なツール」ではありますが、「リスクをゼロにしてくれる魔法の仕組み」ではないことだけ、認識しておきましょう。
FX自動売買のメリット・デメリット
FX自動売買には、裁量トレードにはないメリットがある一方で、注意しておきたいデメリットも存在します。
どちらも正しく理解したうえで、自分の性格や生活スタイルに合っているかで導入を判断することが大切です。
自動売買ならではの良い点・悪い点を整理しながら、向いている人・向いていない人のイメージもつかんでいきましょう。
FX自動売買の主なメリット
自動売買の一番のメリットは、「24時間、ルールどおりに淡々と取引してくれる」という点です。
人間のように感情的になったり、疲れてチャートを見逃したりすることがないため、決めた戦略をブレずに実行しやすくなります。
また、仕事や家事が忙しくてチャートをじっくり見る時間がない方でも、EAを稼働させておけば、チャンスを逃しにくいのも大きな利点です。
- 感情に左右されず、ルールどおりのトレードができる
- 24時間、自分がチャートを見ていなくても取引してくれる
- 仕事中や睡眠中のチャンスも逃しにくい
- 一定のロジックに従うため、検証しやすい
- 複数の通貨ペアを同時に運用しやすい
FX自動売買の主なデメリット
自動売買には、「パソコンやVPSを常時稼働させる必要がある」「システムトラブルのリスクがある」などのデメリットも存在します。
また、「EAの中身(ロジック)」がわからないまま使ってしまうと、想定外のドローダウン(資産の減少)に耐えられず、途中で止めて大きな損失だけが残るケースもあります。
自分のパソコンでMT4を動かす場合は、パソコンへの負荷や電気代、ネット回線の安定性なども考慮する必要があります。
- パソコンやVPSを24時間稼働させる必要がある
- 停電・回線障害・PCトラブルのリスクがある
- EAのロジックがブラックボックスのことも多い
- 相場環境が変わると成績が急に悪化することがある
- 過信しすぎると、資金管理が甘くなりやすい
メリット・デメリット比較表
自動売買のメリットとデメリットを表で整理すると以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 感情の影響 | ルールどおりに自動売買するため、感情的な判断ミスを減らしやすい一方、市場の急変時に柔軟な裁量判断がしにくい |
| 時間 | チャートに張り付く必要がなく、仕事や家事と両立しやすいが、稼働状況の定期チェックは必要 |
| コスト | VPSを使うと月額費用がかかる。PC稼働でも電気代や故障リスクがある |
| 運用の難易度 | 取引自体は自動だが、EA選び・設定・資金管理などの知識は必要 |
| リスク | 相場変動やシステムトラブルによる損失リスクがあり、完全放置は危険 |
FX自動売買をはじめるのに必要なサービス
FX自動売買を始めるには、
- 取引口座
- 取引ツール(MT4)
- 自動売買プログラム(EA)
- 動かす環境(PCまたはVPS)
の4つが必要になります。
どれが欠けても自動売買は動かない(※)ので、全体像を先にイメージしておくと、準備がスムーズに進みます。
ここでは、MT4などの取引ツールでEA(自動売買プログラム)を動かすことを前提としていますが、証券会社が提供しているサービスで簡単な自動売買ができる場合があります。
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必須となる基本サービス一覧
自動売買を行ううえで、最低限そろえておきたいサービス(環境)は以下になります。
| サービス・環境 | 役割・内容 |
|---|---|
| FX口座(MT4対応業者) | 実際に注文が通る取引口座。国内ではFXTF、楽天証券、OANDA JapanなどがMT4対応 |
| MT4(メタトレーダー4) | EAを動かすための取引プラットフォーム。証券会社のサイトからダウンロード |
| EA(エキスパートアドバイザー) | 自動売買のロジックが組み込まれたプログラム。購入・配布・自作などの方法で入手 |
| PCまたはVPS | MT4とEAを24時間動かすための環境。自宅PCか、FX専用VPSを利用する |
| インターネット回線 | 取引サーバーと接続するための回線。自動売買では安定性が特に重要 |
自宅PCとVPS、どちらを使う?
MT4とEAを動かす環境として、「自宅のパソコン」と「VPS(仮想専用サーバー)」の2つの選択肢があります。
どちらも一長一短ですが、24時間の安定稼働やトラブルの少なさを考えると、一般的にはFX専用VPSの利用が推奨されることが多いです。
一方で、「まずはお試しで少額から」「とりあえず仕組みを体験したい」という場合は、自宅PCでスタートしてから、のちほどVPSへ移行するという方法もあります。
- 自宅PCは初期費用がかからないが、電気代・故障リスク・回線の不安定さがデメリット
- VPSは月額料金がかかるが、24時間安定稼働しやすく、自宅PCの負荷もかからない
- 長期運用を前提とするなら、最初からVPSを検討する価値は高い
- 短期的なお試しなら、自宅PCスタートでも問題ない
FX専用VPSサービスの例
FX自動売買に向いているVPSは、
- Windowsデスクトップが使えること
- MT4が快適に動くスペックであること
がポイントです。
国内には、FX用途を想定した専用プランを提供しているサービスもあり、MT4を何個動かすかによって推奨プランが案内されていることが多いです。
| VPSサービス名 | 特徴 |
|---|---|
| お名前.com デスクトップクラウド | FX専用プランがあり、MT4利用者が多い。キャンペーンも頻繁に実施 |
| シンクラウドデスクトップ for FX | FX向けにチューニングされたデスクトップ環境。複数MT4運用にも対応 |
| その他Windows系VPS | 一般的なWindows VPSでもMT4は動作するが、FX特化ではない場合もある |
FX自動売買をはじめる手順
自動売買をスタートさせるまでの全体の流れは、
大きく分けると
- FX口座の開設
- MT4のインストール
- EAの用意と設定
- 自動売買の開始
という4ステップになります。
一度流れを理解しておけば、別の証券会社や別のEAを使う場合でも、基本は同じ手順になります。
FX口座開設からMT4インストールまでの流れ
まず最初に行うのが、MT4に対応したFX会社での口座開設です。
国内でMT4が使える会社はそれほど多くなく、FXTF、楽天証券、OANDA Japan、外為ファイネスト、FOREX EXCHANGE、デューカスコピー・ジャパン、EZインベスト証券、アヴァトレード・ジャパン、FOREX.comといった業者が代表的です。
口座開設が完了したら、各社の公式サイトやマイページから「MT4のダウンロードページ」にアクセスし、インストーラー(.exeファイル)を取得します。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、画面の指示に従ってセットアップを進めれば、MT4本体のインストールは完了です。
インストール後、初回起動時にサーバー選択やログイン情報の入力を求められるので、FX会社から送られてくるID・パスワードを使ってログインします。
自動売買を動かすまでの全体フロー
FX口座とMT4の用意ができたら、つぎはEA(エキスパートアドバイザー)を用意し、MT4に適用していきます。
自動売買を実際にスタートさせるまでの全体の流れを、ステップごとに整理すると以下のようになります。
- MT4対応の証券会社でFX口座を開設する
- 証券会社のサイトからMT4をダウンロードし、パソコンにインストールする
- EA(自動売買プログラム)を購入・入手・自作などで用意する
- 用意したEAをMT4に登録(適用)する
- EAの設定(全般タブ・パラメータ)を確認・調整する
- 「自動売買」ボタンをONにして、チャート右上の顔マークが笑顔か確認する
- 稼働後は、定期的に損益・取引履歴・稼働状況をチェックする
証券会社とMT4の対応状況を確認しよう
すべてのFX会社でMT4が使えるわけではないため、「MT4対応かどうか」を事前に確認することが大切です。
※MT5を使いたい場合は、MT5対応のFX会社を選ぶ必要があります。
また、同じMT4でも、FX会社ごとに取引条件(スプレッド、レバレッジ、最低取引単位など)が異なります。
自動売買の成績に影響する部分でもあるので、「手数料」や「取引のしやすさ」だけでなく、「自分が使いたいEAに対応しているか」も含めてチェックしておきましょう。
| ポイント | 確認内容 |
|---|---|
| MT4対応の有無 | 公式サイトで「MT4」「メタトレーダー4」に対応しているかどうか |
| 取引条件 | スプレッド、レバレッジ、最低取引数量、取扱通貨ペアなど |
| EAの利用制限 | 一部の業者ではEA利用に条件がある場合もあるため、利用規約を確認 |
| サポート体制 | MT4や自動売買に関するサポート窓口やFAQがあるかどうか |
EAをMT4に適用する方法
EA(エキスパートアドバイザー)をMT4に適用する作業は、最初は少し戸惑うかもしれませんが、流れを覚えてしまえば難しくありません。
大まかには、「EAファイルをMT4の決まったフォルダにコピーする」「MT4を再起動する」「チャートにドラッグ&ドロップする」という3ステップです。
EAファイルをMT4にコピーする手順
まず、購入や配布などで入手したEAファイル(通常は拡張子が.ex4)を、MT4の専用フォルダにコピーします。
MT4を起動し、画面左上の「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」をクリックすると、MT4が使うフォルダが表示されます。
その中の「MQL4」フォルダを開き、さらに「Experts」フォルダを開いたら、そこに入手したEAファイルをコピー&ペーストします。
作業が終わったら、いったんMT4を終了し、再度起動することで、ナビゲーター内の「エキスパートアドバイザ」一覧にEAが反映されます。
- MT4を起動し、「ファイル」→「データフォルダを開く」を選択
- 「MQL4」フォルダ→「Experts」フォルダを開く
- 用意したEAファイル(.ex4)を「Experts」にコピー&ペースト
- MT4を一度閉じて、再起動する
- ナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」にEAが表示されているか確認
チャートにEAを適用して自動売買をONにする
EAファイルがMT4に認識されたら、次は実際のチャートにEAを適用します。
まず「気配値表示」ウィンドウから、EAを動かしたい通貨ペアをダブルクリックしてチャートを表示します。
つぎに、「ナビゲーター」ウィンドウの「エキスパートアドバイザ」一覧から、使いたいEAを選び、そのままチャート上へドラッグ&ドロップします。
EAの設定画面が開いたら、「全般」タブで「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する」「外部エキスパートの使用を許可する」など、マニュアルに沿ってチェックを入れます。
最後に、MT4上部の「自動売買」ボタンをクリックしてON(緑色)にし、チャート右上の顔マークが「笑顔」になっていれば、EAが正常に稼働している状態です。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. チャート表示 | 気配値表示から通貨ペアをダブルクリックしてチャートを開く |
| 2. EAを適用 | ナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」からEAをドラッグ&ドロップ |
| 3. 設定確認 | 「全般」タブで自動売買許可などにチェック。必要ならパラメータも調整 |
| 4. 自動売買ON | 上部ツールバーの「自動売買」ボタンをON(緑)にする |
| 5. 稼働確認 | チャート右上の顔マークが笑っていれば稼働中。笑っていなければ停止中 |
EA(エキスパートアドバイザー)の選び方
EAは自動売買の「頭脳」にあたる部分なので、どのEAを選ぶかで、運用成績やリスクが大きく変わります。
高収益をうたうEAも多いですが、「過去の成績だけに惑わされないこと」「自分のリスク許容度に合うこと」が何より大切です。
EAを入手する主な方法
EAを手に入れる方法はいくつかあり、なかでも一般的なのは「販売サイトで購入する」というパターンです。
有名なEA販売サイトとしては「GogoJungle」や「LET’S REAL」「異国の戦士」などがあり、過去の成績や利用者のレビューを確認しながら選ぶことができます。
また、条件付きで無料配布されているEAもあり、特定のFX業者で口座開設をすることで利用できるケースもあります。
プログラミングに自信がある方であれば、MetaEditor(MT4付属の開発ツール)を使って、自分の売買ルールをEAとして自作することも可能です。
- EA販売サイトで購入する(GogoJungle、異国の戦士など)
- FX業者やコミュニティから、条件付きで無料配布されているEAを入手する
- MetaEditorを使って、自分でEAをプログラミングして作成する
- 海外フォーラムなどから無料EAを探す(リスクやサポート面には注意)
EA選びでチェックしたいポイント
EAを選ぶときは、「収益率」だけでなく、「どれくらいの期間・どんな相場で動かして検証されているか」「最大ドローダウン(資産がどれだけ減ったか)」「ロジックの特徴」などもあわせて確認しましょう。
また、自分が運用に回せる資金や、どれくらいの損失まで精神的に耐えられるかによって、向いているEAも変わってきます。
表にまとめたポイントを参考にしながら、「長期で安定しているか」「極端にハイリスクではないか」を意識すると、選び方の軸がぶれにくくなります。
| チェック項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 運用期間 | バックテストやリアル運用の期間が長いか(短期だけ好成績のEAは要注意) |
| 最大ドローダウン | 過去どれくらい資産が減ったか。自分の許容範囲内かどうか |
| ロジックの概要 | トレンドフォロー型・逆張り型・ナンピン型など、おおまかな売買方針 |
| 取引頻度 | 1日に何回くらい取引するのか。多すぎても少なすぎても合う合わないがある |
| レビュー・評価 | 他ユーザーのレビューやフォワード成績も参考にする |
自分のスタイルに合ったEAを選ぶコツ
EAは、それぞれ得意な相場やリスクの取り方が異なるため、「どれが一番いいか」ではなく「自分に合っているか」で選ぶのがポイントです。
たとえば、含み損を見ると不安になりやすい方は、大きなドローダウンが出やすいナンピン・マーチン系EAは避けたほうが無難です。
逆に、短期間で大きな利益を狙いたい方は、ある程度リスクの高いEAを少額で試す、といったスタイルもありえます。
- 含み損に弱い人は、ナンピン・マーチン系EAは避ける
- コツコツ型が好きなら、勝率重視・ドローダウン小さめのEAを選ぶ
- 短期集中型なら、リスク高めEAを少額で試す方法もある
- 複数のEAに分散して、リスクをならすことも有効
- 最初は小ロットで試し、EAの動き方に慣れてからロットを上げる
まとめ さあFX自動売買を始めよう!
というわけで今回は「初心者OKのFX自動売買入門:メリット・デメリットからEA導入手順まで徹底解説」についてお伝えしました。
FX自動売買は、「チャートをずっと見ていられない」「感情に振り回されやすい」といった悩みを持つ方にとって、非常に相性の良い仕組みです。
一方で、EA選びや資金管理を間違えると、大きな損失につながる可能性もあるため、「自動だから安心」と思い込みすぎないことが大切です。
●FX自動売買のステップ
- MT4対応のFX会社で口座を開設する
- 公式サイトからMT4をダウンロードし、PCにインストールする
- EA(自動売買プログラム)を購入・配布・自作などで用意する
- EAをMT4の「MQL4」→「Experts」フォルダにコピーする
- MT4を再起動し、EAをチャートにドラッグ&ドロップする
- EAの設定(自動売買許可、パラメータなど)を確認する
- 「自動売買」ボタンをONにし、顔マークが笑っているか確認する
- 稼働後も、成績や稼働状況を定期的にチェックする
FXについての基本知識はもちろん必要ですが、自動売買自体の導入はそれほど難しくないことがお判りいただけたと思います。
まずは、無料のEAをパソコンのMT4で動かしてみるのもおすすめです。※慣れてきたら有料EAの導入も検討してみましょう。
以下のサイトでは無料のEAも入手できるのでチェックしてみてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。

