仮想デスクトップとリモートデスクトップの違いは?
テレワーク、リモートワークではどちらを選んだらいいの?
という方もいるかもしれません。
仮想デスクトップとリモートデスクトップはとても似ているので混同している方もいるかもしれませんね。
というわけで今回は「仮想デスクトップとリモートデスクトップの違いは?テレワークではどちらを選んだらいい?」についてお伝えします。
仮想デスクトップとリモートデスクトップの違いは? テレワークではどちらを選んだらいいの?という方は記事を読んでみてくださいね。
★エックスサーバーの仮想デスクトップサービス
※この記事は約8分で読めます。
仮想デスクトップとは
仮想デスクトップとは「VDI(Virtual Desktop Infrastructure)」とも呼ばれています。
VPSサービスにおける仮想デスクトップとは
遠方の端末(パソコン、スマートフォンなど)からサーバー上のデスクトップを操作できる機能・サービス
のことになります。
パソコンにも「仮想デスクトップ」という機能がありますが、この記事ではVPSサービスにおける仮想デスクトップサービスのことを指しています。
通常のパソコンにおける「仮想デスクトップ」とは
1台のパソコンで複数のデスクトップを作成する機能
のことになります。
この機能を使うと、用途に合わせてデスクトップを切り替えて作業することができます。
仮想デスクトップサービスの特徴
仮想デスクトップサービスの特徴としては
- 遠方の端末からデスクトップの操作ができる
- データの処理や保存はサーバー上で行う
- 各ユーザーに仮想OSがそれぞれ割り当てられる
ということがあります。
遠方の端末からデスクトップの操作ができる
冒頭でもお伝えしましたが、仮想デスクトップサービスでは「遠方の端末(パソコン、スマホなど)からOS(デスクトップ)を操作することができます。
このことから仮想デスクトップサービスは、テレワークやリモートワークなどでもよく利用されています。
データの処理や保存はサーバー上で行う
仮想デスクトップサービスでは、データの処理や保存はサーバー上で行われます。
このため、操作する端末側のスペック低くても大丈夫です。
端末(パソコン、スマホなど)はあくまでも画面の操作、表示のみということになります。
各ユーザーに仮想OSがそれぞれ割り当てられる
仮想デスクトップサービスでは、各ユーザーにそれぞれ仮想OSが割り当てられます。
このため、ユーザーそれぞれがサーバー上に専用のパソコン(OS)を持っているようなイメージになります。
この点は、次項で説明する「リモートデスクトップ」との大きな違いになります。
仮想デスクトップのメリット
VPSにおける仮想デスクトップサービスには以下のようなメリットがあります。
- 在宅勤務、リモート勤務など柔軟な働き方が可能になる
- セキュリティ対策になる(情報漏洩を防ぐ)
- 一括管理が可能になる
- 災害に強い
- 電気代が節約できる
大きなメリットは、インターネット環境さえあればいつでもどこからでもOS(サーバー)にアクセスして作業ができる、ということになります。
基本的に仮想デスクトップサービスでは、システムはサービス会社のサーバー上で動くことになるので、端末(パソコン、スマホなど)から操作するユーザーにとっては管理の負担が大幅に少なくなる、ということがあります。
サーバーは通常、セキュリティ対策がされたところで管理されているのでセキュリティ的にも安全ですし、データが端末側に残らないので情報漏洩などのリスクも少ないといえます。
サーバーの電気代は、サービス運営会社の負担になるのでかかるコストも少ないというメリットもあります。
仮想デスクトップのデメリット
仮想デスクトップのデメリットとしては
- ネットワーク環境が必要
- サーバーがダウンすると使えない
というものがあります。
仮想デスクトップでは、当然ですがネットワーク環境が必要になります。
仮想デスクトップはネットワーク環境の品質にも大きな影響を受けるので、なるべく高品質で安全性の高いものを選ぶことが重要になります。
サーバーがダウンすれば当然仮想デスクトップも使えなくなります。
安定性が高くサーバーダウンなどトラブルの可能性が低いサービスを選ぶことが重要になります。
リモートデスクトップとは
仮想デスクトップと似た言葉で「リモートデスクトップ」という言葉があります。
リモートデスクトップも仮想デスクトップと同様に
遠方の端末(パソコン、スマートフォンなど)からサーバーのデスクトップを操作する機能
のことになります。
離れたところからコンピュータを操作できる、という意味では仮想デスクトップとリモートデスクトップも同じです。
●仮想デスクトップとリモートデスクトップの共通点
- 手元の端末(パソコンなど)から離れたサーバーにインターネットを使ってアクセスする
- データの処理や保存はサーバーで行っている
- 手元の端末(パソコンなど)にはデータは残らない
仮想デスクトップとリモートデスクトップの違い
仮想デスクトップとリモートデスクトップの違いは
- 仮想デスクトップ(VDI):仮想OSを各個別ユーザーに割り当てる
- リモートデスクトップ(RDS):一つのOSを複数のユーザーで共有する
ということになります。
仮想デスクトップでは、仮想OSを各ユーザーに割り当てるのに対し、
リモートデスクトップでは一つのOSを複数のユーザーで共有します。
仮想デスクトップは、それぞれのユーザー専用のOSが割り当てられることになります。
仮想デスクトップは、ユーザーそれぞれに専用のパソコンが用意されているようなイメージになります。
対するリモートデスクトップでは、1台のパソコンを複数のユーザーで共有しているようなイメージですね。
テレワークなどで仮想デスクトップやリモートデスクトップを利用する場合は、上記のような違いを踏まえたうえで、どちらを選んだらいいかを決める必要があります。
テレワーク、リモートワークではどちらを選んだらいい?
例えば会社のテレワークなどで利用する場合、
仮想デスクトップとリモートデスクトップでは、利用する状況・目的によってどちらを選んだ方がいいかが変わってきます。
仮想デスクトップを選んだ方がいい場合
- 社員それぞれの業務内容が違っている場合
- 社員それぞれの利用の頻度が高い場合
社員それぞれの業務内容が違っている場合
社員それぞれの業務内容が違っている場合は、仮想デスクトップを選んだ方がいいといえます。
つまり、それぞれに個別の環境があった方がいい場合は、クラウド上に個別のパソコンが用意されているイメージの仮想デスクトップを選んだ方がいいということになります。
社員それぞれの利用の頻度が高い場合
社員それぞれが常に接続して作業する場合は、個別のリソースが確保されている仮想デスクトップの方がおすすめになります。
リモートデスクトップを選んだ方がいい場合
- 利用目的が限られていて同様の環境でもいい場合
- 使用頻度が多くなく個別環境を用意する必要がない場合
- コストを抑えたい場合
利用目的が限られていて同様の環境でもいい場合
社員の利用目的が限られていて、同様の環境で差し支えない場合はリモートデスクトップがおすすめになります。
使用頻度が多くなく個別環境を用意する必要がない場合
使用する頻度が少なく、社員それぞれに個別の環境を用意する必要がない場合もリモートデスクトップが向いているといえます。
同時に利用する人数が少ないなら、リソースを抑えることも可能になります。
コストを抑えたい場合
仮想デスクトップサービスのように社員それぞれ個別の環境を用意する必要がなければ、リモートデスクトップで同じ仮想環境に複数でアクセスできるようにすればコストを抑えて利用することが可能です。
エックスサーバーが提供するWindows搭載のVPSサーバー
仮想デスクトップにおすすめのサービス 「XserverクラウドPC」
XserverクラウドPCは仮想デスクトップにおすすめのサービスになります。
XserverクラウドPCのメリット
- 高性能なサーバー
- サポートが充実
- 安定した品質と高い信頼性
Xserver クラウドPCの料金
Xserver クラウドPCの料金プランのポイントとしては
- 初期費用が無料
- リモートデスクトップライセンス料金が0円
- 頻繁にキャンペーンをやっている
ということがあります。
※リモートデスクトップライセンス(RDS SAL):リモート接続に必要なライセンス。
Xserver クラウドPCの料金プランは以下のようになっています。
プラン | お試しプラン | エントリープラン | スタンダードプラン | ビジネスプラン | ハイエンドプラン |
---|---|---|---|---|---|
RDSライセンス料金 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額料金 | 2860円~ | 3590円~ | 5680円~ | 8390円~ | 18840円~ |
メモリ | 2GB | 3GB | 5GB | 10GB | 16GB |
vCPU | 2コア | 3コア | 4コア | 8コア | 16コア |
ディスク容量(NVMe) | 100GB | 200GB | 300GB | 500GB | 1000GB |
※キャンペーンも頻繁に行っているので公式サイトでチェックしましょう。現時点(2024年3月3日時点)のキャンペーン情報は下にあります。
★キャンペーン情報 ※2024年5月6日時点
対象:キャンペーン中に新規でお申込みのサーバーアカウント
内容:3か月以上の契約で初回のお支払い料金が最大20%OFF
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3か月契約:3680円→3312円【10%OFF】
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●エントリープラン
3か月契約:4570円→4122円【10%OFF】
6か月契約:4380円→3722円【15%OFF】
12か月契約:4100円→3280円【20%OFF】
●スタンダードプラン
3か月契約:7010円→6308円【10%OFF】
6か月契約:6810円→5788円【15%OFF】
12か月契約:6501円→5200円【20%OFF】
●ビジネスプラン
3か月契約:10530円→9476円【10%OFF】
6か月契約:10170円→8644円【15%OFF】
12か月契約:9630円→7704円【20%OFF】
●ハイエンドプラン
3か月契約:21390円→19251円【10%OFF】
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仮想デスクトップとリモートデスクトップの違いは?テレワークではどちらを選んだらいい? まとめ
というわけで今回は「仮想デスクトップとリモートデスクトップの違いは?テレワークではどちらを選んだらいい?」についてお伝えしました。
- 仮想デスクトップ:ユーザーそれぞれが仮想OSが割り当てられている
- リモートデスクトップ:一つの仮想環境を複数のユーザーで共有して利用する
ということが主な違いになります。
利用目的にあわせてどちらを選んだらいいかを検討するのがおすすめになります。
仮想デスクトップにおすすめのサービスも紹介しました。
気になった方は公式サイトをチェックしてみてくださいね
●仮想デスクトップにおすすめのサービス
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。