初めてVPSでサーバー構築するのにOSはどれにしたらいいの?
と疑問に思っている方もいるかもしれませんね。
サーバーOSにも様々なものがあるので、どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。
その中でもFedora、CentOS、Debianは、サーバーOSとしてVPS初心者にもおすすめといわれています。
というわけで今回は「初めてのVPSのサーバーOSは何がおすすめ?Fedora、CentOS、Debian?」についてお伝えします。
VPSでサーバーOS選びに迷っている方やサーバーOSに興味があるという方は記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約7分で読めます。
初めてVPSでサーバー構築をするときのサーバーOSは?
VPSでサーバー構築するときに、まずサーバーOSを何にするかを決める必要があります。
サーバーOSは様々なものがあって、どれを選んでいいか迷ってしまいますよね。
初めてのVPSであればサーバーOSは
Fedora、CentOS、Debian
がおすすめになります。
これらはLinuxのディストリビューションになります。
Linux系OSと呼ばれることもあります。
Fedora、CentOS、Debianは、それぞれLinuxのディストリビューションの一つになります。
サーバーOSには主に以下の2つの系統があります。
- Linux系OS
- Windows系OS
つまり、サーバーOSの選択肢にはLinux系OS以外にもWindows系のOSもあるということです。
Linux系OSとWindows系OSのどちらを選んだらいいかというのは、こちらの記事で詳しく説明していますが、簡単に言うと
Windows系のOSを使う必要があるか
ということになります。
例えば、使いたいアプリがWindowsでしか動かない、とかそういった場合です。
Windows系OSは扱いやすい反面ライセンス料もかかるなど費用がかかります。
Windows系を選ぶ必要がなければ、Linux系OSを選ぶというのが一般的だといわれています。
ディストリビューションとは
一応、ディストリビューションについて説明しておきますね。
ディストリビューションとは日本語で「配布、流通」などと訳されます。
サーバー用語においてはLinuxの配布形態のこと、になります。
ディストリビューションは、Linuxをベースにして、目的に応じたプログラムを集め、実用的な環境が構築できるようにしたもの、のことをいいます。
別の言い方をすると、Linuxをベースにして用途別にプログラムを集めてパッケージにしたもの、ということになります。
LinuxはOSのカーネル(OSの基本、核となる部分)のみのことをいいます。
なので、そのままでは動作しないんですね。
そのため、ユーザーが手軽にLinuxを利用できるように必要なプログラムをまとめたパッケージとして配布されています。
このパッケージのことをディストリビューションというんですね。
Fedora(フェドラ)
Fedora(フェドラ)はLinuxのディストリビューションになります。
Fedoraは、レッドハット社の「Red Hat Linux」の後継とされ、「Fedora Project」というコミュニティによる現場の声を反映させた高度な先進的機能の導入を行っています。
特徴としては、
- 無料で利用できる
- 日本語に対応している
- GUIが充実している
- RHELの実験的ディストリビューション
ということが挙げられます。
無料で利用できる
Fedoraはオープンソースということもあり無料で利用することができます。
日本語に対応している
日本語に対応しているので、初心者でも扱いやすいといわれています。
また国内での利用者も多いため日本語での情報も探しやすという点もあります。
GUIが充実している
GUIは、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスの略で、グラフィックを使って表現されたインターフェイスのことです。GUIによって直感的な操作が可能になります。
要はわかりやすくて操作がしやすい、ということですね。
RHELの実験的ディストリビューション
RHELはレッドハット社の有償のディストリビューションです。
前述したように先進的な機能がまずFedoraで実証され、その後RHELに反映されるというプロセスがあるため、FedoraはRHELの実験的なディストリビューションというポジションになります。
そのため最新の技術などがいち早く導入されるという側面があります。
新規機能、技術を、RHELに導入する前にFedoraでお試しするイメージですね。
Fedoraで実験して安定した技術をRHELに導入するという流れがあります。
RHEL(Red Hat Enterprise Linux )はレッドハット社が開発した法人向けのLinuxディストリビューションです。「レル」と読みます。
有償のディストリビューションのなかでも世界中で人気があります。
人気の理由は、性能や安定性の高さと充実したサポートにより信頼性が高いということです。
Fedoraは初心者に向いている
Fedoraは上記のように、
- 無料で利用できる
- 日本語に対応している
- GUIが充実している
など初心者に向いている特徴があります。
最新技術をいち早く取り入れたいという方にも向いているサーバーOSといえます。
CentOS(セントオーエス)
CentOSは、企業用サーバーOSとして人気があり、こちらも初心者におすすめのサーバーOSといわれています。
CentOSは、RHELとの完全互換性を目指したディストリビューションとされています。
RHELは、前述したように法人向けの有償Linuxディストリビューションで、安定性、信頼性ともに高く企業でも多く採用されています。
CentOSは、無料でありながらRHELと同等の安定性や機能を備えていて、RHELとの完全互換を目指しているディストリビューションです。
おすすめのポイントとしては
- 無料で利用できる。ライセンス料がかからない
- 業界の事実上のスタンダードになっている
- 商用アプリが利用しやすい
- 安定性が高い
- 情報が多い
などがあります。
無料で利用できる。ライセンス料がかからない
RHELと同様の特徴を持つにもかかわらずライセンス料もかからず無料で利用できます。
業界の事実上のスタンダードになっている
CentOSは国内ではシェア率NO1といわれ、そのさまざまなメリットから多くの企業などから採用されています。
CentOSは、デファクトスタンダード(事実上のスタンダード)といわれています。
商用アプリが利用しやすい
Linux向けのアプリケーションの多くはRHELでの動作を保証していますが、RHELの互換ディストリビューションであるCentOSでも同様に多くのアプリケーションが動作します。
安定性
RHELの特徴として大規模サーバーにも対応する安定性の高さがありますが、同様の機能を備えるCentOSにも同じように高い安定性が備わっています。
情報が多い
CentOSは、日本においてシェアNo1といわれています。
日本語に対応していて、日本語の情報が豊富です。
ソフトウェア情報もCentOSを元に書かれたものが多く、書籍についても他のディストリビューションにくらべて多くなっています。
このようにCentOSは、情報を入手しやすいということから入門用、初心者(入門者)向けのLinuxディストリビューションといわれています。
Debian(デビアン)
Debianは、開発コミュニティ「Debian Project」によって開発・運営されています。
「Debian Project」は世界中の有志が集まった開発コミュニティということで、Debianは質の高いOSとして評価されています。
こちらも安定性が高く企業などでも採用されています。
日本語にも対応していて、ネット上にも豊富に情報があるので、サーバーOS初心者にも向いているといわれています。
初心者の方やサーバー構築の勉強したい方におすすめされます。
- 安定性が高い
- 日本語に対応している
- ネット上に情報が豊富
VPSサービス
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初めてのVPSのサーバーOSは何がおすすめ?Fedora、CentOS、Debian? まとめ
というわけで今回は「初めてのVPSのサーバーOSは何がおすすめ?Fedora、CentOS、Debian?」についてお伝えしました。
初めてVPSでサーバー構築するときにOSをどれにしたらいいか迷ってしまう方もいると思います。
サーバーOSはもちろん今回紹介したものだけではありませんが、初心者の方にわりと一般的におすすめされているサーバーOSにはなります。
VPSサービスでは用途に応じたOSイメージなども掲載されているので、VPSサービスの公式サイトもチェックしてみてくださいね。
では、今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。