Xserver(エックスサーバー)のVPSってどうなの?
と気になっている方もいるかもしれませんね。
今回は「Xserver(エックスサーバー)のVPSとは? 何ができるの?」についてお伝えします。
VPSといえば少し料金が高いイメージですが、Xserver(エックスサーバー)のVPSは月額830円~から利用可能となっています。
Xserver(エックスサーバー)のVPSが気になっている方やVPSで何ができるの?という方は、記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約6分で読めます。
●Xserver(エックスサーバー)VPSで主にできること
- 「Minecraft」でマルチプレイがすぐに楽しめる
- アプリケーションの開発環境
- サイトやブログ用のWebサーバー
- さまざまなOS・アプリケーションイメージが利用できる
Xserver(エックスサーバー)のVPSとは
VPS(Virtual Private Server)とは、日本語で「仮想専用サーバー」と訳されます。
一つのサーバーの中に設置された、複数の仮想的な専用サーバーのことをいいます。
専用サーバーは、サーバーをまるごと専有するサービスですが、VPSは
一つのサーバーを複数のユーザーでそれぞれ専用サーバーのように利用できるサービス
です。
それぞれのサーバーは、きちんと仮想エリアが割り当てられていて、お互いに他のサーバー利用者の利用状況に影響されることはありません。
つまり、仮想的な専用サーバーとなります。
エックスサーバーは国内シェアNO1のレンタルサーバーとして非常に有名です。
そのエックスサーバー運営のVPSが、Xserver(エックスサーバー)VPSになります。
エックスサーバーの通常のレンタルサーバーについては以下の記事で解説しています。
Xserver(エックスサーバー)は、レンタルサーバーでは国内シェアNO1ということで、現在(2023年2月18日現)230万以上のサイトが運営されています。
- 19年以上という長い運用実績
- 安定したサーバー環境を提供する技術力
上記を踏まえたうえで2022年9月よりVPSのサービスがスタートしました。
Xserver(エックスサーバー)VPSは、非常に新しいサービスといえます。※2023年7月時点。
エックスサーバーのVPSサーバーXserver(エックスサーバー)のVPSで何ができる?
Xserver(エックスサーバー)VPSの用途の一例ですが、
Xserver(エックスサーバー)のVPSでは、例えば以下のようなことができます。
- 「Minecraft」でマルチプレイがすぐに楽しめる
- アプリケーションの開発環境
- サイトやブログ用のWebサーバー
- さまざまなOS・アプリケーションイメージが利用できる
「Minecraft」でマルチプレイがすぐに楽しめる
「Minecraft(マインクラフト)」という人気サンドボックスゲームがありますが、エックスサーバーのVPSなら、簡単に「Minecraft」のマルチサーバーを構成することができます。
Minecraft専用の管理ツールを利用することで、簡単にマルチプレイが楽しめます。
※マルチプレイ:複数のユーザーで同時にゲームに参加してを楽しむこと。
もちろんMinecraft(マインクラフト)だけでなくArk、Palworldなどその他の人気ゲームのマルチサーバーを構築することも可能です。
●Xserver(エックスサーバー)VPSのゲーム用に特化したサービス
Minecraft(マインクラフト)とは、サンドボックスゲームと呼ばれる「広大な世界を自由に探索して楽しむゲーム」の一つです。
3D空間の中でブロックを壊したり組み合わせたりしながら建物を建築したり、モンスターを倒したりして冒険を楽しむことができます。
提供された世界観の中で自由に行動するところが、砂場(サンドボックス)で自由に遊ぶ感覚と似ていることから「サンドボックスゲーム」とも呼ばれます。
「マイクラ」とも呼ばれています。
アプリケーションの開発環境
Xservet(エックスサーバー)VPSはWebサービスやアプリケーションなどの開発環境としても利用できます。
開発環境としてよく使われるLAMP環境のイメージも用意されています。
サイトやブログ用のWebサーバー
Xserver(エックスサーバー)VPSは、ブログ用のWebサーバーとしても利用することができます。
WordPressの超高速実行環境であるKUSANAGIを使って、WordPressを超高速にすることも可能です。
さまざまなOS・アプリケーションイメージが利用できる
Xserver(エックスサーバー)VPSでは、WordPress(KUSANAGI)、LAMP、Redmine、CentOS、Ubuntuなど様々なOS・アプリケーションイメージを利用することができます。
OS・アプリケーションイメージとは、OSやアプリをまるごと一つのファイルにしたもの(イメージファイルともいわれます)で、サービスに合わせたイメージを選択、利用することで、サーバー作成と同時にOSのインストールやアプリケーションサーバーの構築が完了します。
イメージを使えば、用途に合わせたサーバーを簡単に構築することができます。
エックスサーバーのVPSサーバーXserver(エックスサーバー)のVPSの特徴
そんなXserver(エックスサーバー)のVPSですが、以下のような特徴があります。
- Xserver(エックスサーバー)のVPSは、エックスサーバー相当のハイスペックサーバーが830円から利用可能
- Xserver(エックスサーバー)のVPSは、サーバーの管理者権限(root権限)が付与される
- Xserver(エックスサーバー)のVPSは、高速なサーバー環境を装備 ※オールSSD環境の最大14倍の読み込み速度
- Xserver(エックスサーバー)のVPSは、高い耐障害性を備えている
- 快適なネットワーク環境
Xserver(エックスサーバー)のVPSは、Xserver(エックスサーバー)相当のハイスペックサーバーが830円から利用可能
vCPU3コア/メモリ2GBのハイスペックサーバーが月額830円~ということで、やはりさすが大手のコストパフォーマンスです。
料金プランも豊富で以下のようになっています。
上記は36か月契約の場合です。
2GBのプランで36か月(3年契約)であれば、月額830円になります。
やはり、長期契約の方がお得な料金設定になっています。
ちなみに2GBのプランで12か月(1年契約)の場合は、月額900円となっています。
Xserver(エックスサーバー)のVPSは、サーバーの管理者権限(root権限)が付与される
一般に、VPSではサーバーの管理者権限が付与されます。
サーバーの管理者権限とは、初期設定、環境構築、メンテナンス、セキュリティ対応などシステム管理者用のアカウントに付与されるほぼすべての操作が可能な権限のことです。
この権限が付与されることでできることが広がります。
管理者権限があるということは、サーバーの管理者になるということになります。
※管理者権限があることで自由度が広がる一方で、メンテナンスやトラブル対応などもユーザー責任になります。
root権限とは、Linux、Unix Like System(Unix系のOS)における管理者権限のことです。
ちなみにLinuxとは、WebサーバーやFTPサーバーなどのサーバー用のOSとして使われることの多いOS(オペレーティングシステム)のことです。
Xserver(エックスサーバー)のVPSは、高速なサーバー環境 ※従来のオールSSD環境の最大14倍の読み込み速度
CPUには製品発表時点で80ものベンチマークで世界記録を達成した、第2世代の後継にあたる、第3世代「AMD EPYCTM」(コードネーム「Milan」)を採用。また、全ストレージに高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)」を採用し、ストライピング構成によって、さらに高速なサーバー環境を提供。
エックスサーバー公式サイトより引用
ということで、とにかく高速だということですね。
従来のSSD環境との比較で読み込み速度が最大約14倍向上しているとのことです。
Xserver(エックスサーバー)のVPSは、高い耐障害性を備えている
ミラーリング構成によって高い耐障害性を備えています。
ミラーリング構成とは、2つのハードディスクに同じデータを書き込むことで高い耐障害性を備えた構成のことです。
快適なネットワーク環境
国内最大級のバックボーン回線に10Gbpsで直結しているので、ストレスなく快適に利用することができます。
エックスサーバーのVPSサーバーなぜVPSを選ぶのか?その理由
なぜVPSにする必要があるのか、と思う方もいるかもしれませんね。
- 他のユーザーの影響をうけない
- サーバー運用にかかるコストを抑えることができる
- オンラインストレージとして活用できる
- 最適な開発環境として使える
などが主な理由といわれますが、そのメリットとしてはやはり
- 管理者権限が付与される
- 専用の仮想領域が与えられている
ということにつきます。
ただもちろんメリットだけではなくデメリットもあります。
VPSのデメリット
一般的にVPSには以下のようなデメリットがあります。
- 料金が高い
- 専門知識が必要
料金が高い
VPSの利用料金は、共用サーバーに比べると高くなります。
この点は、共用サーバーと比べた場合にはデメリットにはなります。
ただし、同価格帯のスペックはVPSの方が高くなるので、コスパはいいといえます。
手間なくWoedPressブログを運営したいという場合であれば、共用サーバーの方が手軽で料金も安くなります。
専用サーバーに比べるとVPSはかなり安価になるので、専用サーバーとしての要素をサーバーに求めるのであればVPSは料金的にもおすすめです。
専門知識が必要
VPSは、サーバーをまるごと管理するためサーバーOSに関する専門知識が必要になります。
この点がVPSの大きなデメリットにはなるかもしれません。
エックスサーバーのVPSサーバー 2個目のドメインを取得するならココ お名前.comVPSサービス
●シンクラウドデスクトップ for FX
レンタルサーバーの国内最大手のエックスサーバーを運営するエックスサーバー株式会社の運営になるシン・クラウドデスクトップfor FXです。
2023年7月25日リリースのまだ新しいサービスになります。
レンタルサーバーのエックスサーバーがベースになっているので、馴染みやすいという方は多いかもしれません。
こちらもFXの自動売買専用なので、その用途にはおすすめのVPSになります。
●関連記事