エックスサーバーのVPSってどうなの?
と気になっている方もいるかもしれませんね。
今回は「エックスサーバーのVPSとは? 何ができるの?」についてお伝えします。
VPSといえば少し料金が高いイメージですが、エックスサーバーのVPSは月額830円~から利用可能となっています。
エックスサーバーのVPSが気になっている方やVPSで何ができるの?という方は、記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約6分で読めます。
エックスサーバーのVPSとは

VPS(Virtual Private Server)とは、日本語で「仮想専用サーバー」と訳されます。
一つのサーバーの中に設置された、複数の仮想的な専用サーバーのことをいいます。
それぞれのサーバーは、きちんと仮想エリアが割り当てられていて、お互いに他のサーバー利用者の利用状況に影響されることはありません。
エックスサーバーは国内シェアNO1のレンタルサーバーとして非常に有名です。
そのエックスサーバー運営のVPSになります。
エックスサーバーの通常のレンタルサーバーについては以下の記事で解説しています。
エックスサーバーは、レンタルサーバーでは国内シェアNO1ということで、現在(2023年2月18日現)230万以上のサイトが運営されています。
- 19年以上という長い運用実績
- 安定したサーバー環境を提供する技術力
上記を踏まえたうえでVPSのサービスも提供されているということですね。
エックスサーバーのVPSで何ができる?
エックスサーバーのVPSでは、例えば以下のようなことができます。
- 「Minecraft」でマルチプレイがすぐに楽しめる
- さまざまなOS・アプリケーションイメージが利用できる
「Minecraft」でマルチプレイがすぐに楽しめる
「Minecraft(マインクラフト)」という人気サンドボックスゲームがありますが、エックスサーバーのVPSなら、簡単に「Minecraft」のマルチサーバーを構成することができます。
Minecraft専用の管理ツールを利用することで、簡単にマルチプレイが楽しめます。
※マルチプレイ:複数のユーザーで同時にゲームに参加してを楽しむこと。
Minecraft(マインクラフト)とは、サンドボックスゲームと呼ばれる「広大な世界を自由に探索して楽しむゲーム」の一つです。
3D空間の中でブロックを壊したり組み合わせたりしながら建物を建築したり、モンスターを倒したりして冒険を楽しむことができます。
提供された世界観の中で自由に行動するところが、砂場(サンドボックス)で自由に遊ぶ感覚と似ていることから「サンドボックスゲーム」とも呼ばれます。
「マイクラ」とも呼ばれています。

さまざまなOS・アプリケーションイメージが利用できる
WordPress(KUSANAGI)、LAMP、Redmine、CentOS、Ubuntuなど様々なOS・アプリケーションイメージを利用できる。
OS・アプリケーションイメージとは、OSやアプリをまるごと一つのファイルにしたもの(イメージファイルともいわれます)で、サービスに合わせたイメージを選択、利用することで、サーバー作成と同時にOSのインストールやアプリケーションサーバーの構築が完了します。
エックスサーバーのVPSサーバー
エックスサーバーのVPSの特徴

そんなエックスサーバーのVPSですが、以下のような特徴があります。
- エックスサーバーのVPSは、エックスサーバー相当のハイスペックサーバーが830円から利用可能
- エックスサーバーのVPSは、サーバーの管理者権限(root権限)が付与される
- エックスサーバーのVPSは、高速なサーバー環境を装備 ※オールSSD環境の最大14倍の読み込み速度
- エックスサーバーのVPSは、高い耐障害性を備えている
- 快適なネットワーク環境
エックスサーバーのVPSは、エックスサーバー相当のハイスペックサーバーが830円から利用可能
vCPU3コア/メモリ2GBのハイスペックサーバーが月額830円~ということで、やはりさすが大手のコストパフォーマンスです。
料金プランも豊富で以下のようになっています。

上記は36か月契約の場合です。
2GBのプランで36か月(3年契約)であれば、月額830円になります。
やはり、長期契約の方がお得な料金設定になっています。
ちなみに2GBのプランで12か月(1年契約)の場合は、月額900円となっています。
エックスサーバーのVPSは、サーバーの管理者権限(root権限)が付与される
一般に、VPSではサーバーの管理者権限が付与されます。
サーバーの管理者権限とは、初期設定、環境構築、メンテナンス、セキュリティ対応などシステム管理者用のアカウントに付与されるほぼすべての操作が可能な権限のことです。
この権限が付与されることでできることが広がります。
管理者権限があるということは、サーバーの管理者になるということになります。
※管理者権限があることで自由度が広がる一方で、メンテナンスやトラブル対応などもユーザー責任になります。
root権限とは
root権限とは、Linux、Unix Like System(Unix系のOS)における管理者権限のことです。
ちなみにLinuxとは、WebサーバーやFTPサーバーなどのサーバー用のOSとして使われることの多いOS(オペレーティングシステム)のことです。
エックスサーバーのVPSは、高速なサーバー環境 ※従来のオールSSD環境の最大14倍の読み込み速度
CPUには製品発表時点で80ものベンチマークで世界記録を達成した、第2世代の後継にあたる、第3世代「AMD EPYCTM」(コードネーム「Milan」)を採用。また、全ストレージに高速インターフェース「NVMe(エヌブイエムイー)」を採用し、ストライピング構成によって、さらに高速なサーバー環境を提供。
エックスサーバー公式サイトより引用
ということで、とにかく高速だということですね。
従来のSSD環境との比較で読み込み速度が最大約14倍向上しているとのことです。
エックスサーバーのVPSは、高い耐障害性を備えている
ミラーリング構成によって高い耐障害性を備えています。
ミラーリング構成とは、2つのハードディスクに同じデータを書き込むことで高い耐障害性を備えた構成のことです。
快適なネットワーク環境
国内最大級のバックボーン回線に10Gbpsで直結しているので、ストレスなく快適に利用することができます。
エックスサーバーのVPSサーバー
なぜVPSを選ぶのか?その理由
なぜVPSにする必要があるのか、と思っている人もいるかもしれませんね。
- 他のユーザーの影響をうけない
- サーバー運用にかかるコストを抑えることができる
- オンラインストレージとして活用できる
- 最適な開発環境として使える
などが主な理由といわれますが、そのメリットとしてはやはり
- 管理者権限が付与される
- 専用の仮想領域が与えられている
ということにつきます。
ただもちろんメリットだけではなくデメリットもあります。
VPSのデメリット
一般的にVPSには以下のようなデメリットがあります。
- 料金が高い
- 専門知識が必要
料金が高い
VPSの利用料金は、共用サーバーに比べると高くなります。
この点は、共用サーバーと比べた場合にはデメリットにはなります。
ただ、専用サーバーに比べるとVPSはかなり安価になるので、専用サーバーとしての要素をサーバーに求めるのであればVPSは料金的にも検討する価値はあると思います。
専門知識が必要
VPSは、サーバーをまるごと管理するためサーバーOSに関する専門知識が必要になります。
この点がVPSの大きなデメリットにはなるかもしれません。
エックスサーバーのVPSサーバー

VPSサービス
「WebARENA SuitePRO V4」はNTTPC(株式会社NTTPCコミュニケーションズ) のVPSサービスです。 スペックは最大でCPU仮想8コア、メモリ32GB、ディスク容量4,100GBまで 規模に合わせて簡単にスペックUP可能。


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エックスサーバーのVPSとは? 何ができるの? まとめ
というわけで今回は「エックスサーバーのVPSとは? 何ができるの?」についてお伝えしました。
個人にはあまり馴染みがない印象のVPSですが、法人だけでなくもちろん個人でもVPSを利用することは可能ですし、できることも色々あります。
エックスサーバーのVPSは信頼性も高くコスパもいいので、VPSの運用にチャレンジしてみたい方には非常におすすめのサービスになります。
VPSで何ができるかをもっと詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
またエックスサーバーのVPSが気になった方は公式サイトを見てみてくださいね。
エックスサーバーのVPSサーバー
というわけで今回は以上となります。
最後までお読みいただき有難うございました。