WAFってセキュリティ対策でなに?
という方もいるかもしれませんね。
WAFはセキュリティ対策に有効といわれていますが、どんな機能なのか気になっている方もいるかもしれません。
今回は「セキュリティ対策に有効なWAFとは? 搭載しているレンタルサーバー/VPSは?」についてお伝えします。
WAFってなに?という方は記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約6分で読めます。
●WAFの基本的な機能
- 通信の監視および制御・不正通信の検知・遮断
- シグネチャの自動更新機能
- Cookieの保護機能
- 特定URLの除外やIPアドレスの制限機能
- ログ収集及びレポート機能
●WAF機能があるVPSサービス
- ConoHa VPS ※WAF機能は月額2541円~。
- さくらのVPS
●WAFが搭載されているレンタルサーバー
WAFとは
WAF(Web Application Firewall)とは、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃に対するセキュリティ対策の一つで、Webアプリケーションの通信を監視するセキュリティシステムのことです。
WAFの仕組み
WAFでは、攻撃を検知するためにシグネチャを使います。
シグネチャとは、通信を識別するためのデータのことで、不正な通信を検知するために使われます。
※シグネチャは一般的には「著名」を意味します。
WAFでは、シグネチャを用いて通信を照合し、通信の可否を判断します。
シグネチャに「許可する通信」あるいは「拒否する通信」を定義しておいて、通信と照合するわけですが、その定義の仕方によって
- ホワイトリスト型:許可する通信を定義
- ブラックリスト型:拒否する通信を定義
があります。
●ホワイトリスト型
ホワイトリスト型は、許可する通信のパターンを定義しておいて照合することで通信を識別します。
ホワイトリストに含まれない通信は拒否する方式です。
ホワイトリスト以外の通信は拒否するので、不正な通信を確実に拒否できるというメリットがある反面、リストの作成に時間とコストがかかるというデメリットがあります。
また、不正でない正規の通信もリストに入っていなければ拒否してしまう可能性もあります。
●ブラックリスト型
ブラックリスト型は、拒否する通信を定義しておいて、リストにある通信は拒否する方式になります。
メリットとしては、ブラックリストにない正規の通信を拒否することがないということがあります。
反面デメリットとしては、リストに含まれない未知の不正通信(攻撃)は防げないということがあります。
新しい攻撃が現れたら逐次シグネチャを更新する必要があります。
WAFの機能
WAFの基本的な機能としては以下の5つがあります。
- 通信の監視および制御・不正通信の検知・遮断
- シグネチャの自動更新機能
- Cookieの保護機能
- 特定URLの除外やIPアドレスの制限機能
- ログ収集及びレポート機能
通信の監視および制御・不正通信の検知・遮断
WAFの特に重要な機能として、通信の監視および制御があります。
つまり不正な通信を検知して拒否する機能です。
前述しているように、シグネチャを用いて不正な通信を検知し遮断します。
シグネチャの自動更新機能
新しい攻撃が現れた場合にシグネチャは逐次更新する必要があります。
特にクラウド型のWAFには標準でシグネチャの自動更新機能が搭載されていることが多いです。
Cookieの保護機能
いわゆるサイバー攻撃にはCookieを狙ったものも多いです。
不正に入手したCookieでなりすましによって攻撃者が不正にアクセスしてくることも考えられます。
WAFにはCookieを暗号化する機能など、Cookieを保護する機能が装備されています。
※CookieとはWebサイトにアクセスした際にブラウザに保存されるテキストファイル。サイトの閲覧情報などが記録されています。
IPアドレスの制限機能
特定のIPアドレスや国からの通信を制限したりアクセスを除外することができます。
この機能でIPアドレスがわかった時点でアクセスを拒否できるので、通信ののチェック処理を省くことができるのでパフォーマンスを落とすことも防げます。
レポート機能
WAFで検知・遮断した攻撃の詳細を確認することができます。
攻撃を受けた日時はもちろん、攻撃の種類などをレポートで確認することができます。
WAFでどんな攻撃が防げるのか
WAFでは、以下のようなサイバー攻撃に対応できるとされています。
- DDos攻撃
- SQLインジェクション
- OSコマンドインジェクション
- クロスサイトスクリプティング
- バッファオーバーフロー
- ディレクトリトラバーサル
- ブルートフォースアタック
●DDos攻撃
サーバーへ大量のデータやリクエストを送りシステムダウンさせる攻撃。
●SQLインジェクション
データベースを操作する言語であるSQL文に変なコードを埋め込み意図しない動作をさせる攻撃。
●OSコマンドインジェクション
ユーザーからデータ入力を受け付けるサイトで、不正な入力を行うことで、サーバー上で管理者が想定していないコマンドを実行し被害を与える攻撃。
●クロスサイトスクリプティング
悪意のあるコードをそのページを閲覧した不特定多数の利用者にスクリプトとして実行させて悪質なサイトへ誘導し、個人情報など搾取する攻撃
●バッファオーバーフロー
バッファ(データの一時記憶領域)に許容量を超えたデータを送り、誤作動させる攻撃。
●ディレクトリトラバーサル
Webサーバーの非公開ファイルに不正にアクセスしてファイルの閲覧、改ざん、破壊などを行う攻撃。
●ブルートフォースアタック
Webアプリケーションのパスワードを総あたりで解析しようとする攻撃。
WAF機能があるVPSのメリット
WAF(Web Application Firewall)機能を備えたVPS(仮想専用サーバー)には、さまざまなメリットがあります。
まず、サイバー攻撃や不正アクセスなどの脅威からウェブサイトやアプリケーションを保護できるため、セキュリティ面で大きな安心感があります。
さらに、VPSで自分専用に設定できるので、柔軟な運用や追加機能の導入が容易です。
WAF機能搭載VPSを利用する具体的なメリットとしては以下があります。
●セキュリティの強化
DDoS攻撃やSQLインジェクションなど、ウェブアプリケーションを狙った攻撃から自動的に守ってくれます。WAFは受信した通信内容を解析し、危険なリクエストをブロックします。
●柔軟な設定が可能
VPSは自分専用の環境なので、WAFのルールや検出レベルを自社ニーズに合わせて調整できます。
●パフォーマンスの低下リスクが小さい
サーバーリソースを専有できるため、共有サーバーよりも安定したパフォーマンスを期待できます。
●コストパフォーマンス
セキュリティ専用のハードウェアを導入するよりも導入コストや運用コストを抑えやすいです。
これらの特徴から、WAF機能のあるVPSは安心・安全なウェブ運営を実現したい方におすすめの選択肢といえます。
WAF機能があるVPSのデメリット
一方で、WAF機能付きVPSには注意しなければならないデメリットも存在します。
セキュリティ機能が高い反面、導入や設定の手間、コストの増加などが発生することが多いです。
すべての攻撃を完全に防げるわけではなく、定期的な運用やルールの見直しなども必要になります。
WAF機能が使えるVPSサービス
WAF機能が使えるVPSサービスとしては以下があります。
WAF機能があるVPSサービス
●ConoHa VPS ※WAF機能は月額2541円~。
●さくらのVPS ※EGセキュアソリューションズ株式会社が開発する純国産のホスト型WAF製品「SiteGuard Server Edition」を無料提供
WAFを搭載したレンタルサーバー
WAF機能を搭載したレンタルサーバーには以下があります。
●エックスサーバー
国内シェアNO1のレンタルサーバーのエックスサーバーです。
エックスサーバーでは2018年7月18日から「WAF設定」機能が提供されています。※全プラン無料で提供されています。
WAF設定機能を適用することで、さらにセキュリティを強化することができます。
●シンレンタルサーバー
シンレンタルサーバーは2021年にサービスをスタートしたまだ新しいレンタルサーバーです。
運営はエックスサーバーのグループ会社のシンクラウド株式会社になります。
シンレンタルサーバーはよくエックスサーバーと比較されますが、以下のようにいわれています。
安定性重視のエックスサーバー
革新性のシンレンタルサーバー
シンレンタルサーバーはサーバーの高速性にこだわっていて、新技術の導入に積極的です。
シンレンタルサーバーでもWAF設定がサーバーパネルより可能です。
●mixhost
優良なレンタルサーバーとして法人にも人気があるmixhost(ミックスホスト)です。
mixhost(ミックスホスト)ではWAF設定は標準で有効になっています。
なので、通常利用においてWAFを有効にするために何か操作する必要はありません。
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気になる記事があったら読んでみてくださいね。
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セキュリティ対策に有効なWAFとは? 搭載しているレンタルサーバー/VPSは? まとめ
というわけで今回は「セキュリティ対策に有効なWAFとは? 搭載しているレンタルサーバー/VPSは?」についてお伝えしました。
WAFとは、Webアプリケーションの通信を監視するセキュリティシステムのことです。
WAFは、様々なサイバー攻撃に有効なセキュリティ対策になります。
WAFを搭載しているレンタルサーバーやVPSについてもお伝えしました。
WAF機能があるVPSサービス
- ConoHa VPS ※WAF機能は月額2541円~。
- さくらのVPS
WAFが搭載されているレンタルサーバー
気になったサーバーは公式サイトをチェックしてみてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
