自分のサイトのセキュリティ対策って大丈夫なのかな?
こんな風に思っている人もいるかもしれません。
Webサイトには脆弱性があって、その脆弱性を狙って攻撃をされることがあります。
Webサイトの脆弱性を放置してしまうとWebサイトを改ざんされてしまったりして、甚大な被害を被る可能性もあります。
まずは、自分のWebサイトのセキュリティ、脆弱性をチェックすることが大事になります。
というわけで今回は「セキュリティチェックツール3選!サイトの脆弱性を確認しよう!」についてお伝えします。
セキュリティチェックツールの他にWebサイトの脆弱性についても説明しているので、よかったら読んでみてくださいね。
※この記事は約7分で読めます。
Webサイトの脆弱性とは
脆弱性とは、総務省によると以下のように説明されています。
脆弱性(ぜいじゃくせい)とは、コンピュータのOSやソフトウェアにおいて、プログラムの不具合や設計上のミスが原因となって発生した情報セキュリティ上の欠陥のことを言います。
総務省 脆弱性(ぜいじゃくせい)とは?|どんな危険があるの?|基礎知識|国民のための情報セキュリティサイト (soumu.go.jp) より
Webサイトの脆弱性とは、つまり情報セキュリティ上の欠陥ということですね。
Webサイトの脆弱性、つまり情報セキュリティ上の欠陥があると、そこを悪用した攻撃が仕掛けられる可能性があります。
特に以下のような攻撃は、被害が甚大になる可能性が高いということで注意しなければならないものになります。
- SQLインジェクション
- クロスサイトスクリプティング
- OSコマンドインジェクション
- ディレクトリトラバーサル
- バッファオーバーフロー
脆弱性を放置していると、そこを突いた上記のような攻撃により、データの改ざん、情報漏洩、ファイル削除など深刻な事態に陥る可能性があります。
Webサイトの改ざんの危険性
Webサイトの改ざんは、当事者だけでなく顧客や利用者の情報漏洩など大きな被害が出てしまうことがあります。
Webサイトの改ざんは、以下のような目的をもって行われることがあります。
- マルウェアを配布するため
- フィッシングサイトなど不正サイトへ誘導するため
- サイト利用者、顧客の情報(個人情報)を収集するため
- 不正な広告を表示させるため
- 何らかの主張をするため
被害の深刻度は軽いものから重大なものまでさまざまですが、いずれにしても脆弱性をついたWebサイトの改ざんを防ぐことは非常に重要になります。
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マルウェアとは
Webサイトを守るには、脆弱性とともにマルウェアによる脅威にも気を付ける必要があります。
マルウェアは、コンピュータウイルスと同じように解釈されることもありますが、定義としては厳密には違う意味になります。
マルウェアとウイルスとの違い
マルウェアとは、悪意のあるソフトウェアやプログラムを総称する言葉になります。
英語のmalicious(悪意のある)とsoftware(ソフトウェア)を組み合わせた造語といわれています。
マルウェアには、コンピュータウイルス(ウイルス)、ワーム、トロイの木馬などがあります。
ウイルスは、コンピュータに不利益をもたらすプログラムであるマルウェアの一つになります。
コンピュータウイルス(ウィルス)はマルウェアの一つ
マルウェアの種類
マルウェアの主なものは以下の4つになります。
- コンピュータウイルス
- トロイの木馬
- ワーム
- スパイウェア
これらはコンピュータのセキュリティ対策のなかでよく耳にしますが、どんなものかをおさらいしておきますね。
コンピュータウイルス
電子メールやホームページの閲覧などによって、コンピュータに侵入し攻撃したり情報を盗んだりする不正なプログラムのことです。
ウイルスは、実行可能なファイルに添付されていて、その感染したプログラムを実行しない限り、コンピュータに感染することはありません。
いたずら目的の軽いものからシステム、ハードウェア、ファイルなどに重大な被害をもたらすようなウイルスもあります。
悪意のあるプログラムであるマルウェアの最も代表的なものの一つになります。
トロイの木馬
トロイの木馬も、マルウェアの一つになります。
無害なプログラム装って侵入し、情報を盗んだりデバイスを操ったりシステムを破壊したりします。
ひっそりと隠れて活動するのが特徴になります。
トロイの木馬は、コンピュータウイルスの一つとして扱われることもありますが、厳密にはウイルスとは異なります。※これは、マルウェア=(イコール)コンピュータウイルスと解釈した場合にそのような扱いになるようです。
自己複製しないということもトロイの木馬の特徴になります。
ワーム
ワームは、コンピュータウイルスににていますが、特徴としては、システム上のファイルや情報転送機能を利用するので自身で移動できるところがあります。
システム上で自己複製できるので、たくさんの複製をアドレス帳を利用し電子メールで送信することができます。
また、電子メールを受信した人のアドレス帳を利用してさらに自分の複製を送信できるので被害が甚大になってしまう可能性があります。
スパイウェア
スパイウェアはトロイの木馬と似ていますが、トロイの木馬が無害なソフトウェアを装ってコンピュータに侵入する(インストールされる)のに対し、スパイウェアは気が付かない間にコンピュータに侵入する(インストールされる)ということです。
スパイウェアはコンピュータに侵入し、コンピュータ内のデータを収集し、外部へインターネットを通じて情報を送信します。
スパイウェアは侵入して情報を外部に送る(盗み出す)という特徴(目的)があります。
Webサイトの安全を保つには
Webサイトの安全を保つには、まずWebサイトやアプリケーションに潜む危険を早期に検知・発見する必要があります。
危険を検知したうえで、対処するわけですがまずは危険があるかどうかをチェックすることが必要になります。
Webサイトを安全に保つには
Webサイトやアプリケーションに潜む危険を早期に発見することが大事
サイトの脆弱性がチェックできるツール3つ
以下にサイトの脆弱性がチェックできるツールを紹介しますね。
下の3つはいずれも無料で利用できます。
VirusTotal
Googleが提供する無料ツール。 ウイルスへの感染がないかを確認できるツールになります。
URLを入力するだけで、マルウェア検査を行うことができます。
Observatory by Mozilla
「Observatory by Mozilla」は、Mozillaが提供する無料のセキュリティ分析ツールになります。
Observatory by Mozillaは、開発者やシステム管理者を対象としています。
URLを入力すると、検査結果と数値化されたスコアが表示されます。
gred
「gred」は、不正に改ざんされたWebサイトを解析する個人向けのセキュリティサービスになります。
Webサイトが安全か危険かをシンプルに表示するので、わかりやすいですね。
フィッシングサイト ワンクリック詐欺サイト、不正改ざんサイトの判別も可能ということです。
脅威を検知し自動的に削除する
Webサイトを危険から監視・診断・復旧までできる「SiteLock」というサービスもあります。
SiteLockの詳細
SiteLockはWebサイトの監視・診断・復旧を行う
有料にはなりますが「SiteLock」のメリットは
- Webサイトの安全性を監視できる
- セキュリティ的な事故が発生したときは速やかに復旧に向けた処置を進められる
ということになります。
SiteLockはWordPress(ワードプレス)にも対応
Webサイトの86%が攻撃の対象になりえる脆弱性を抱えているといわれています。
人気があり普及率の高いWordPress(ワードプレス)はそれだけに脆弱性を狙われやすいともいえます。
「SiteLock」はWordPress(ワードプレス)にも対応しているので、WordPress(ワードプレス)の脆弱性もチェックできます。
例えば以下のようなメニューがあります。
- Webサイトの脆弱性を検知する診断
- 不正改ざん、改ざんによって仕組まれた悪意あるコードを検知
- マルウェアの検知
など、また診断頻度も選べます。

診断だけでなく迅速に処置
「SiteLock」のいいところ・メリットは危険の診断だけではない、というところにあります。
「SiteLock」のメリットは、Webサイトにある危険を診断するだけでなく、問題が発生したときに迅速に処置できる、というところです。
自動でWebサイトの脅威を速やかに取り除けるので、面倒な復旧作業がないというところもいいですね。
安心感を与える「安全シール」
Webサイトの訪問者に対して安心感を与える「安全シール」を表示することができます。
このシールは「SiteLock」によって自動生成されて、セキュリティ診断の実施日などの詳細な記述が表示されます
SiteLockの詳細
SiteLockは1200万超の導入実績がある
「SiteLock」はすでに国内外1200万超の導入実績があるということで大きな信頼と支持を得ているのがわかります。
クラウドレンタルサーバー事業者の90%が「SiteLock」を選んでいると言ことです。
月に385円(税込)から利用可能
「SiteLock」は、月に385円(税込)から利用可能になっています。
SiteLockの詳細


セキュリティチェックツール3選!サイトの脆弱性を確認しよう!まとめ
というわけで今回は「セキュリティチェックツール3選!サイトの脆弱性を確認しよう!」についてお伝えしました。
Webサイトのセキュリティチェックができるツールを3つ紹介しました。無料で使えるツールなので、自身のWebサイトなどをチェックしてみてください。
脆弱性やマルウェア対策ができる「SiteLock」についてもご紹介しました。
気になった方は公式サイトを見てみてくださいね。
では、今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
SiteLock
