近年、日本では災害が非常に多くなっています。
災害が起きた時にもし自分が利用しているサーバーが被害を受けてしまったら
と心配している方もいるのではと思います。
というわけで今回は「レンタルサーバーの災害対策 災害に強いサーバーは?」についてお伝えします。
レンタルサーバーの災害対策が気になっている方は記事を読んでみてくださいね。
●今回ご紹介している災害に強いレンタルサーバー
※この記事は約6分で読めます。
レンタルサーバーの災害対策
レンタルサーバーが災害に強いかどうかは、サーバーの設置場所であるデータセンターがどのように災害対策されているかがポイントになります。
一般的にデータセンターは
- 耐火・耐震設備が完備されている
- 停電対策設備が装備されている
- 24時間管理・監視体制
とされています。
データセンターは、当然ながら災害対策がなされた堅牢な建物になるわけですが、その立地もポイントになります。
データセンターの立地
サーバーを置いているデータセンターの場所、立地は、各レンタルサーバーでいろいろな対策(工夫)がされています。
例えば、カゴヤジャパンのレンタルサーバーの場合、そのデータセンターは
けいはんな学研都市
という災害の可能性が低いとされているエリアに建てられています。
「けいはんな学研都市」は30年以内に大震災の発生する確率は0~5%とされています。
また、さくらのレンタルサーバを運営するさくらインターネットのデータセンターは
- 東京
- 大阪
- 石狩
の3か所になっています。
サービスの一つであるさくらのVPSでは、上記の3つからリージョン(サーバーの場所)を選ぶことができます。
立地的にどこがいいかは考え方にもよりますが、首都直下地震などのイメージから東京以外を選ぶ人もいるようです。
通信速度などの面から言えば、需要の多い東京が有利といわれていますが、体感できるほどの違いはないとされています。
料金的には
東京>大阪>石狩
の順で安くなっているので石狩リージョンを選ぶと他のリージョンより若干利用料金がお得になります。
ちなみに、共用サーバーであるさくらのレンタルサーバは、リージョンを選択することはできないようです。
カラフルボックスのように、リージョンを西日本と東日本に分けているところもあります。
カラフルボックスの場合、リージョンに東日本を選ぶと、西日本にバックアップされる、というようにメインサーバーとバックアップの場所を分けることで安全性を確保しています。
このように、レンタルサーバーサービスではサーバーの場所を分散しているところが多いです。
レンタルサーバーでは、セキュリティ上の理由からデータセンターの詳しい場所を公開していないところも多いです。データセンターは基本的に、防火・地震対策システム、停電対策、24時間管理体制など災害・防犯のセキュリティ対策がされているのが一般的です。
バックアップ
基本的にデータセンターは、耐火・耐震システムが完備されているので、災害が起こったとしてもサーバー自体が故障などする可能性は低いとされています。
しかし、万一のサーバー故障に備えてデータの自動バックアップを行っていることが重要になります。
自動バックアップはサーバーの復旧用だけでなく、ユーザー側でのデータ消失や不具合などからサイトを復旧したいという場合にも利用できるのが一般的です。
以下は無料でデータのバックアップを行っているレンタルサーバーになります。
レンタルサーバー | データ保存期間 | 公式サイト |
---|---|---|
エックスサーバー | 14日間 | エックスサーバー |
ConoHaWING(コノハウイング) | 14日間 | ConoHaWING(コノハウイング) |
シン・レンタルサーバー | 14日間 | シン・レンタルサーバー |
お名前ドットコムRS | 14日間 | お名前.comレンタルサーバー |
mixhost | 14日間 | mixhost |
ロリポップ! | 7日間 | ロリポップ! |
カラフルボックス | 14日間 | ColorfulBox(カラフルボックス) |
災害に強いレンタルサーバー
レンタルサーバーの災害対策は前述したように様々な要素があります。
災害対策についてはどのレンタルサーバーも一定の対策がとられているといっていいと思います。
その中でも特に災害に強いレンタルサーバーといわれているサーバーは以下になります。
KAGOYA(カゴヤ)のレンタルサーバー
以下の記事でも解説していますが、カゴヤのレンタルサーバーは災害に強いといわれています。
サーバーを置いてあるデータセンターが災害の少ない場所(けいはんな学研都市)にある、ということがあります。
災害は地震、火災などの他に洪水、津波などの水害も想定されますが、カゴヤのデータセンターは内陸部の高台にあるので水害の心配もないとされています。
エックスサーバー
国内人気NO1のレンタルサーバーのエックスサーバーです。
検索などで災害に強いレンタルサーバーを調べると、安全性が高いサーバーとしてエックスサーバーがよくおすすめされています。
データセンターは
- 防火・地震対策システム
- 停電対策
- 24時間管理体制
が装備されている建物ということで災害に対しても万全の対策がとられているとしています。
エックスサーバーは、セキュリティ上の理由でデータセンターの詳しい場所を公開していませんが、サーバー自体が災害の被害を受ける可能性は少ないとしています。
カラフルボックス
カラフルボックスも災害に強いレンタルサーバーといえます。
理由としては、前述しているように
リージョン(サーバーの設置場所)とバックアップ先を完全に別の場所にしている
ということが挙げられます。
サーバーの場所とバックアップ先を東日本と西日本で完全に分けているので、万一どちらかが災害で被害を受けても高い安全性が確保できます。
これは地域別自動バックアップとして標準搭載(無料)されています。
リージョンは東日本と西日本で選択可能です。
自分でもバックアップはとっておこう
災害対策がなされたレンタルサーバーとはいえ、万一のことはあり得ます。
エックスサーバーなど万全とされているサーバーでも、自分でバックアップをとっておくことを推奨しています。
万一に備えて自分でもデータのバックアップはとっておくようにしましょう。
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レンタルサーバーの災害対策 災害に強いサーバーは? まとめ
というわけで今回は「レンタルサーバーの災害対策 災害に強いサーバーは?」についてお伝えしました。
災害が頻発している近年の日本で、もし災害でサーバーが被害を受けてしまったら、と心配しているかたも多いと思います。
これからサーバーを選ぶという方は、災害対策が万全であるという観点からもレンタルサーバーをチェックする必要があるかもしれません。
もちろんどんなに対策されているサーバーでも100%安心ということはありません。
自分でもデータのバックアップはとっておくようにしましょう。
●今回ご紹介した災害に強いレンタルサーバー
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。