無料で使えるVPSがあるのを知っていますか?
VPSは、管理者権限が付与されるレンタルサーバーサービスなので、共用サーバー(通常のレンタルサーバー)に比べて自由度が高く、自分の好きなようにサーバーを構築できるサービスです。
通常はもちろん利用料金がかかりますが、今回は無料で使えるVPSサービスともいえるGCPについてご紹介します。
というわけで今回は「無料で使えるVPS? GCP、GCEとは?」についてお伝えしていきます。
え?無料で使えるVPSがあるの?という方は、記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約11分で読めます。
VPSとはどういうサービス?
知らない人のために簡単にVPSについて説明しておきますね。
VPSはバーチャル・プライベート・サーバー(Virtual Private Server)という意味で、日本語では「仮想専用サーバー」と訳されます。※この意味でいうとVPSサーバーといういい方は正しくありませんね。
VPSは、共用サーバー(レンタルサーバー)のように一つのサーバーを複数のユーザーで使います。
共用サーバーとの違いは、VPSは一つのサーバーの中が複数の仮想エリアになっていて、ユーザーはそれぞれその仮想エリアを専用サーバーのように使うことができる、というサービスになります。
※専用サーバーとは、1台の物理サーバーをまるごと専有できるサービスのことです。
それぞれの仮想エリアはお互いに影響することは基本的にありません。
つまり、仮想的な専用サーバーとして使えるというわけです。
サーバーを自由に構築できる権限のことを管理者権限といいますが、VPSではユーザーに管理者権限が付与されます。
※Unix系のコンピュータ(サーバー)における管理者権限のことはroot権限といいます。
なので、自分のエリアに自由にサーバーを構築することができるんですね。
どういうときにVPSを使うかというと、例えば
- ブログ用のWebサーバーとして
- Minecraftなどゲーム用のマルチサーバーとして
- FXの自動売買用のサーバーとして
- Webサービスの開発環境として
など様々な用途でサーバーを構築したいときに使われます。
自由に好きなようにサーバーを構築できる反面、ある程度の専門知識が必要ということで、まるっきりの初心者の方には少しハードルの高いサービスともいえます。
無料で使えるVPS?
無料で使えるVPSとして今回お伝えするのは、GCPのサービスの一つCompute Engineを利用する方法です。
GCP(Google Cloud Platform)とは、Googleが提供するクラウドサービスの総称になります。
※GCP(Google Cloud Platform)はGoogle Cloud(グーグルクラウド)とも呼ばれます。
GCPのサービスは主に
- BigQuery
- Google App Engine
- Cloud Machine Learning Engine
- Compute Engine
- Cloud Storage
- Cloud Dataflow
となっていますが、この中のCompute Engineというサービスを利用します。
※Compute Engineは、Google Compute Engine = GCEとも呼ばれます。
Compute Engine(コンピュートエンジン)とは
Compute Engine(GCE)とは、仮想マシンをクラウド上で提供するサービスになります。
仮想マシンとは、1台のコンピュータの中に構築された複数の仮想環境のことで、簡単にいえばサーバーのことになります。
VM(バーチャルマシン)とも呼ばれます
この意味においてCompute EngineとはVPS(仮想専用サーバー)サービスともいえるんですね。
Compute EngineもVPSと同じようにOSからサーバーを構築して運用できるサービスになります。
Compute Engineは、サーバー環境をクラウドで提供しているサービスなんですね。
GCE(Compute Engine)の無料枠を利用
無料枠: すべての Google Cloud ユーザーが、月々の使用量上限内で Compute Engine、Cloud Storage、BigQuery などの厳選された Google Cloud プロダクトを無料で利用できます。無料枠の制限の範囲内であれば、リソースは、無料トライアルのクレジットまたはトライアル終了後に Cloud 請求先アカウントのお支払い方法に対して課金されることはありません。
Google Cloudの無料プログラム
Compute Engineには無料枠があり、指定の使用量の上限まで無料で使えるんですね。
※無料の使用量上限に有効期限はありませんが、変更される可能性があるとのことです。
無料枠内であればずっと無料(Always Free )で利用し続けることが可能になります。
GCE(Compute Engine)の無料枠利用の用途
お伝えしたように、GCEの無料枠を使えば、無料枠内であればずっと無料で利用し続けることが可能です。
ただし、無料の範囲内ではサーバーの本格運用は厳しいと思うので、用途は限られてくるといえます。
例えば
- サーバーの勉強用
- 個人での開発用
- テスト環境
などの用途には向いているとはいえそうです。
GCE(Compute Engine)の無料枠利用の注意点
GCEの無料枠利用の注意点としては
- 無料枠利用であってもクレジットカードの登録が必要
- リージョンが米国に固定される
- 請求アラートの設定をしておく
ということがあります。
無料枠利用であってもクレジットカードの登録が必要
Compute Engineの利用は無料枠であってもクレジットカードの登録が必要になります。
●Compute Engineの利用に必要なもの
- Google アカウント
- クレジットカード
リージョンが米国に固定される
リージョンとは、サーバーが設置されているエリアのことをいいます。
無料枠内での利用は、リージョンが米国内に固定されます。
米国リージョンの以下の3つから選びます。
| リージョン名 | 地名(エリア) |
| us-central1 | アイオワ |
| us-west1 | オレゴン |
| us-east1 | サウスカロライナ |
※ちなみにオレゴンが東京からの距離としては一番近いです。
請求アラートの設定をしておく
無料で使うには、課金が発生しないように無料枠内での利用をするわけですが、万が一課金が発生した場合でも通知をしてくれるアラート設定があるので、これは設定しておきましょう。
予算額を「¥1」に設定しておけば、1円でも課金が発生したら通知されます。
無料期間があるVPSサービス
VPSサービスにも無料期間があるものがあります。
VPSをお試ししてみてから決めたい方は、以下のVPSなら無料お試し期間があります。
気になったVPSがあれば公式サイトをチェックす手見てくださいね。
| 無料お試し期間 | 公式サイト | |
|---|---|---|
| さくらのVPS | 14日間 | 選べるプランとOS!さくらのVPS |
| GMOクラウドVPS | 15日間 | GMOクラウドのVPS 詳細はこちら |
| ABLENET VPS | 最大10日間 | 20年以上の実績【ABLENET VPS】 |
| 14日間 | ウィンサーバー | |
| 30日間有効の10000円クーポン利用によりお試しが可能 | WebARENA(Suite PRO) |
VPSを選ぶポイント
VPSを選ぶときのポイントは以下の4つになります。
- VPSの用途
- VPSのスペック
- VPSの利用料金
- 利用する人数
VPSの用途
VPSの用途は様々ですが、用途によって選ぶVPSサービスも変わってきます。
- ブログ、Webサイトの構築
- オンラインゲーム用のサーバー(ゲームサーバー)
- FX、仮想通貨などの自動売買
例えば、上記のような用途が考えられますが、それぞれの用途に特化したVPSもあるので、用途がはっきりしているならそれ用のVPSを選ぶのがおすすめです。
下の方で用途別おすすめVPSサービスを紹介しているので参考にしてみてくださいね。
VPSのスペック
VPSの用途によって必要なスペックも変わってきます。
その用途に必要なスペックもVPSを選ぶ際のポイントになります。
VPSの利用料金
利用料金は、やはりVPSを選ぶ際の大事なポイントになります。
コスパがいいところがいいわけですが、キャンペーンなどもありタイミングによって変わってきます。公式サイトを確認するのが間違いないところです。
利用する人数
マインクラフトなどゲームのマルチサーバー用途の場合は、ゲームのプレイヤーの人数によっても選ぶVSは変わってきます。
推奨プランとしては
- 4人以下:2GBプラン
- 5~10人:4GBプラン
- 11人以上:8GBプラン
というのが大体の目安になります。
上記はConoHa VPSを参考にしていますが、どこもほぼ同じです。
用途別おすすめVPSサービス
いろいろ言ってもGoogle Cloudの無料枠利用は、本格的なサーバー運用には向いていません。
サーバー勉強用などお試し程度に考えた方がよさそうです。
本格的な用途でのサーバー運用は、やはり通常のVPSサービスがおすすめになります。
以下は用途別のおすすめVPSサービスになるので参考にしてみてくださいね。
●マイクラにおすすめなVPSサービス
人気ゲームMinecraft(マインクラフト)のマルチサーバー用途におすすめのVPSサービスになります。
特に、マイクラに特化したサービスであるConoHa for GAMEとXserver for GAMEがおすすめです。
FXの自動売買におすすめのVPS
以下はFXの自動売買におすすめのVPSになります。
特に「お名前.com(ドットコム) デスクトップクラウド」はFXに特化したFX専用VPSになるのでおすすめです。
また自動売買にはMT4というWindowsで動かすソフトウェアが必要になります。
なので、Windows Serverを提供しているVPSサービスが必要になります。
2個目のドメインを取得するならココ お名前.com●シンクラウドデスクトップ for FX
レンタルサーバーの国内最大手のエックスサーバーを運営するエックスサーバー株式会社の運営になるシン・クラウドデスクトップfor FXです。
2023年7月25日リリースのまだ新しいサービスになります。
レンタルサーバーのエックスサーバーがベースになっているので、馴染みやすいという方は多いかもしれません。
こちらもFXの自動売買専用なので、その用途にはおすすめのVPSになります。
●関連記事
●ConoHa for Windows Server
テレワーク利用者満足度NO1 ※日本マーケティングリサーチ機構による調査
FXの自動売買にもおすすめ!
ConoHa for Windows Server●Winserver(ウィンサーバー)
Windows Server専門のレンタルサーバーです。
運用実績も20年以上と長く信頼度も高いサービスになります。
FXの自動売買とも相性がいいサーバーです。
WordPress用高速Webサーバー
VPSをWebサーバーとして利用したいという人も多いです。
WordPressブログ用に運用するなら、高速Webサーバーを構築したいものです。
WordPress(ワードプレス)を高速で動かしたいという方は、WordPressの高速実行環境「KUSANAGI」がおすすめです。
ConoHa VPSなら、プライム・ストラテジー社公式認定のKUSANAGIかんたん管理ツール「KUSANAGI manager」が用意されているのでコマンド操作が不要でKUSANAGIの設定が行えます。
初心者におすすめのVPSサービス
初心者向けのVPSサービスは、当たり前ですが初心者の方に配慮された記事や解説があってわかりやすいところがいいですね。
●おすすめ初心者向けVPSサービス
●さくらのVPS
VPSの初心者向けのコンテンツがあるVPSサービスとしてはさくらのVPSがあります。
「ネコでもわかる!さくらのVPS講座」はVPSを理解するのにおすすめです。
●カゴヤ・ジャパン
KAGOYA CLOUD VPSもVPSの活用方法を解説した記事が充実しています。
●エックスサーバーVPS / ConoHa VPS
エックスサーバーVPSとConoHa VPSは、用途別に用意されたイメージやテンプレートで初心者の方でも目的のサーバーが構築できるようになっています。
レンタルサーバー初心者はVPSでなくていい
レンタルサーバーのまるっきりの初心者(レンタルサーバーを利用するのが初めての人)はVPSである必要はありません。
もちろん、用途にもよりますが、例えばブログ運営用のWebサーバーであればVPSよりもレンタルサーバー(共用サーバー)のほうが初心者の方にはおすすめです。
●初心者におすすめのレンタルサーバー5選
- エックスサーバー スタンダードプラン
- ロリポップ! ベーシックプラン
- ConoHa WING WINGパック ベーシックプラン
- mixhost スタンダードプラン
- カラフルボックス BOX2プラン
VPSがよくわかる関連記事
VPSがよくわかる関連記事になります。
興味がある記事があったら読んでみてくださいね。
- VPS(仮想専用サーバー) その用途は?何ができるの?
- VPSってなに?共有サーバーや専用サーバーとの違いは?
- VPSの「仮想デスクトップ」ってなに?VPS、リモートデスクトップとの違いは?
- VPSでWindows Server(サーバー)を選ぶ理由とその用途
無料で使えるVPSを紹介 GCP、GCEとは? まとめ
というわけで今回は「無料で使えるVPSを紹介 GCP、GCEとは?」についてお伝えしました。
GoogleのサービスとしてGoogle CloudのCompute Engineなどを紹介しました。
無料枠内の利用であれば、本格的なサーバー運用にはあまり向いているとは言えませんが、サーバーの学習用などの用途では便利なのでは、と思います。
ただ、サーバーの本格運用ならやはりおすすめされているようなVPSサービスがいいと思います。
用途別におすすめのVPSもご紹介しましたが、気になるVPSは公式サイトをチェックしてみてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
