レンタルサーバーのWebサーバーが気になる
という方もいるかもしれません。
Webサーバーは、サーバーをWebサーバーとして機能させるソフトウェアのことになります。
今回は「LiteSpeed、Apache、nginXそれぞれのWebサーバーの特徴と採用レンタルサーバー」についてお伝えします。
各Webサーバーの特徴は採用レンタルサーバーが知りたいという方は記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約5分で読めます。
●Apacheの特徴
- オープンソース
- 汎用性が高い
- 機能が豊富
- 処理速度が速く安定性が高い
●NginXの特徴
- オープンソース
- 汎用性が高い
- 並行処理能力が高い
- メモリの消費量が少ない
●LiteSpeedの特徴
- 商用ライセンスのため有料
- 応答速度がApacheよりも速い
- 新しいプロトコルに対応している
- 高負荷やアクセス集中に強い
Webサーバーとは
Webサーバーとは、コンピューターをWebサーバーとして機能させるソフトウェアのことでWebサーバーソフトウェアといわれることもあります。
具体的に言うと、パソコンから送られるリクエストに対してHTML、CSS、JavaScriptなどの情報を返す役割を持ったソフトウェアのことです。
レンタルサーバーを利用する場合、Webサーバーはレンタルサーバー側で動作するソフトウェアということになります。
Webページ表示される流れ
- 利用者のブラウザからHTTP/HTTPSリクエストがレンタルサーバーに送られる。
- レンタルサーバー内のWebサーバーソフトウェアがリクエストに応じてHTML、CSS、JavaScriptを返す。
- ブラウザは応答されたHTMLなどの情報を元にWebページを表示する
Webサーバーというと、一般的にWebサーバーとして機能している物理サーバーを指すことがあります。
WebサーバーソフトウェアのことをWebサーバーということもあり、
この記事では後者、つまりWebサーバーソフトウェアのこととして「Webサーバー」という言葉と使っています。
代表的なWebサーバー
というわけで、WebサーバーがHTTP/HTTPSリクエストに対して、Webページの情報を返す役割を持ったソフトウェアのこと、ということがわかったところで、代表的なWebサーバーを見ていきます。
国内のWebサーバーのシェアを見てみると

上図のようになっており、
- NginX 55.4%
- Apache 37.0%
- LiteSpeed 4.4%
が上位3つになっています。
近年ではずっと1位だったApacheがNginXと入れ替わっています。
Apache
Apache(アパッチ)は、「Apache HTTPサーバプロジェクト」で開発、配布が行われているオープンソースのWebサーバーソフトウェアになります。
Apacheは、Webサーバーの草分け的存在として長い歴史を持っています。
Apacheの特徴
●オープンソース
前述しているように、Apacheはオープンソースのソフトウェアになります。
なので無料で利用することが可能です。
●汎用性が高い
Apacheは、Windows、Mac、Linuxなど複数のOSで動作する汎用性が高いWebサーバーです。
●機能が豊富
Apacheでは、モジュールによって機能を追加することが可能です。
モジュールには、オフィシャルに公開されているものだけでなく、ユーザーが独自に開発したものも数多くあるので、カスタマイズ性も高いといえます。
●処理速度が速く安定性が高い
Apacheは、処理速度が速いということも特徴とされています。
安定性も高く重い処理も効率よくこなせるので、ホームページの表示だけでなく動的コンテンツもスムーズに処理できます。
そのため大規模サイトにも対応可能とされています。
NginX
NginXは、近年人気が高まっており、国内シェアではApacheを抜いて1位となっています。
NginXもオープンソースなので、ソースコードが公開されており無料で利用することができます。
NginXの特徴
- オープンソース
- 汎用性が高い
- 並行処理能力が高い
- メモリの消費量が少ない
Apacheとの違い
Apacheは動的コンテンツの処理も得意とされ、小中規模向きのWebサーバーとされています。
NginXは静的コンテンツを中心に大規模な処理、並行処理に向いているとされているWebサーバーソフトになります。
下でも紹介しますが、ApacheとNginXを組み合わせて使っているレンタルサーバーも多くなっています。
LiteSpeed
LiteSpeedは、次世代Webサーバーとされており、国内では近年そのシェアを伸ばしています。
LiteSpeedの特徴
- 商用ライセンスのため有料
- 応答速度がApacheよりも速い
- 新しいプロトコルに対応している
- 高負荷やアクセス集中に強い
特にWordPressでの表示速度はNginXの14倍、Apacheの84倍と言われています。
LiteSpeedはApacheと互換性があるので、Apacheの設定がそのまま使えるためApache代わりに使われることも増えています。
各Webサーバーを採用しているレンタルサーバー
それぞれのWebサーバーを採用しているレンタルサーバーは以下になります。
Apache
WebサーバーにApacheを採用しているレンタルサーバーは以下になります。
- ロリポップ!(エコノミー ライト スタンダード)
- バリューサーバー
- iCLUSTA+ byGMO
NginX
NginXはApacheと組み合わせて使われていることも多いです。
高速サーバーと言われているエックスサーバーエックスサーバーやConoHa WING(コノハウィング)もWebサーバーはApache+NginXになっています。
●NginX
●Apache+NginX
LiteSpeed
LiteSpeedを採用しているレンタルサーバーは高速といわれてます。
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LiteSpeed、Apache、nginXそれぞれのWebサーバーの特徴と採用レンタルサーバー まとめ
というわけで今回は「LiteSpeed、Apache、nginXそれぞれのWebサーバーの特徴と採用レンタルサーバー」についてお伝えしました。
国内でのシェア率は
- NginX 55.4%
- Apache 37.0%
- LiteSpeed 4.4%
となっています。
次世代Webサーバーとしてシェアを伸ばしているLiteSpeedですが、まだまだApacheとNginXのシェアは大きいといえます。
レンタルサーバーを選ぶ際は、Webサーバーに何を使っているかも参考にしていてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。