WordPress(ワードプレス)を高速化したい
と思っている方は多いと思います。
WordPressを高速化することで得られるメリットは多いです。
速いといわれているレンタルサーバーではWebサーバーにLiteSpeedを採用しているところがありますが、その場合高速化に有効なのが「LiteSpeed Cache」の利用です。
というわけで今回は「LiteSpeed cacheとは 高速化のためにできることとおすすめの設定」についてお伝えします。
WordPressを高速化したいという方やLiteSpeed Cacheって何という方は記事を読んでみてくださいね。
●LiteSpeedを採用しているレンタルサーバー
※この記事は約6分で読めます。
LiteSpeed Cacheとは
LiteSpeed Cache(ライトスピードキャッシュ)とは、WordPressを高速化するためのプラグインです。
WebサーバーにLiteSpeedを採用しているサーバーでのみ利用できるキャッシュ系のプラグインになります。
ページの読み込み時間を大幅に短縮できる、ということでページの表示速度を高速化できます。
●キャッシュとは
キャッシュとは、Webコンテンツの表示を保存したデータのことをいいます。
機能としては、サーバーやブラウザに読み込んだデータを一時的に保存(キャッシュ)しておくことで、再度アクセスしたときに保存してあるデータを読み込むことでページの表示速度を高速化することができます。
LiteSpeedは次世代Webサーバーといわれています。
LiteSpeed Cacheでできること
LiteSpeed Cacheによって主に以下のことが可能になります。
- 高性能なキャッシュ機能
- 画像の最適化
- 画像ファイルをWebPへ変換
- CSSの非同期読み込み
- フォント表示の最適化
- JavaScriptの遅延読み込み
- HTML圧縮化
高性能なキャッシュ機能
LiteSpeed Cacheでは、様々なキャッシュを設定することができます。
ブラウザキャッシュは、設定することで一度アクセスしたページを開く際に読み込みスピードを速くすることができます。
画像の最適化
LiteSpeed Cacheでは、画像の最適化設定が可能です。
設定することでアップロードした画像が自動で最適化されるようにすることが可能です。
画像ファイルをWebPへ変換
WebP(ウェッピー)はGoogleが開発している画像形式になります。
LiteSpeed Cacheでは、画像をWebP形式に変換する設定が可能です。
設定することでパフォーマンスが向上する可能性があります。
CSSの非同期読み込み
CSSとは、Webサイトやページの装飾を設定できるプログラム言語のことです。
LiteSpeed Cacheでは、CSSについて圧縮化、結合、非同期読み込みなどの設定が可能です。
設定することでページの表示速度が高速化できる可能性があります。
フォント表示の最適化
LiteSpeed Cacheでは、フォント表示の最適化が可能です。
設定することでテキストが表示される速度が速くなる可能性があります。
JavaScriptの遅延読み込み
LiteSpeed Cacheでは、JavaScriptの圧縮化、結合の他「遅延読み込み」の設定が可能です。
設定することでサイトのパフォーマンスが向上する可能性があります。
HTML圧縮化
LiteSpeed Cacheでは、HTMLの圧縮化が可能です。
圧縮化によってHTMLファイルの空白、不要な文字などを削除されるので、パフォーマンスがよくなる可能性があります。
LiteSpeed Cacheのメリット・デメリット
LiteSpeed CacheはWordPressを高速化することができます。
つまり、LiteSpeed Cacheのメリットとはサイトの高速化によるメリットともいえます。
LiteSpeed Cacheのメリット
- 訪問者の利便性が上がる
- 訪問者の離脱率が下がる
- SEOに効果がある
LiteSpeed Cacheのデメリット
- LiteSpeedを採用しているサーバーでないと利用できない
LiteSpeed CacheはWebサーバーにLiteSpeedを採用しているレンタルサーバーでないと利用できません。
つまり全てのレンタルサーバーでLiteSpeed Cacheが利用できるわけではないんですね。
※下でWebサーバーにLiteSpeedを採用しているレンタルサーバーを紹介しています。
LiteSpeed Cacheのインストール方法
一般のWordPressプラグインと同じですが、LiteSpeed Cacheのインストール方法は以下のようになります。
WordPressの管理画面にログイン後、
- 左側の「プラグイン」→「新規追加」をクリック
- 右上の検索窓に「LiteSpeed Cache」と入力して検索
- 表示された「LiteSpeed Cache」の「今すぐインストール」をクリック
- インストールが終了したら「有効化」をクリック
有効化したらLiteSpeed Cacheの設定を行います。
LiteSpeed Cacheのおすすめ設定
LiteSpeed Cacheは、基本的にはデフォルトの状態で問題ないとされています。
ただし以下のように設定するとパフォーマンスが向上する可能性があります。
以下はLiteSpeedを採用しているレンタルサーバーの一つmixhost(ミックスホスト)が推奨しているLiteSpeed Cacheの設定値になります。
参考:mixhostヘルプ&サポート「LiteSpeed Cacheを使用してWordPressサイトを高速化する方法
デフォルトから変更する項目のみ以下にお伝えします。
※設定の変更によって不具合が生じた場合はデフォルト値に戻してください。
一般
●ドメインキーを取得
画像の最適化・ページの最適化機能を理由するには「ドメインキーの要求」が必要になります。
ドメインキーを取得することで画像最適化やUCSSの機能が利用可能になります。
●ドメインキーを取得する方法
WordPress管理画面からLiteSpeed Cacheのメニューの
「一般」→「一般設定」→「ドメインキー」の「ドメインキーの要求」をクリック
クリック後、画面をリロード(更新)してドメインキーが表示されていたら完了。
キャッシュ
●【1】キャッシュ
- ログインしたユーザーをキャッシュ オン→オフ
- REST APIをキャッシュ オン→オフ
- ログインページをキャッシュ オン→オフ
上記はパフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があるため、設定をオフにします。
●【3】パージ
- 公開 / 更新の自動パージルール 全てにチェック
パフォーマンスに悪影響がある可能性があるのですべてにチェック
●【7】ブラウザー
- ブラウザキャッシュ オフ→オン
オンにすることで閲覧ユーザーに対してブラウザキャッシュを行います。
画像の最適化
【2】画像最適化設定
- 自動要求Cron オフ→オン
- WebP画像への置換 オフ→オン
上記の設定でパフォーマンスが向上する可能性があります。
ページ最適化
【1】CSS設定
- CSS 圧縮化 オフ→オン
- CSS 結合 オフ→オン
- CSSを非同期読み込み オフ→オン
- URL ごとの CCSS オフ→オン
- フォント表示の最適化 推奨値:SWAP
上記の設定でパフォーマンスが改善す可能性があります。※レイアウトが崩れる可能性があるので注意が必要です。
【2】JS設定
- JS圧縮化 オフ→オン
- JS 結合 オフ→オン
- JSを遅延読み込み 推奨値:遅延
- HTML圧縮化 オフ→オン
- DNSプリフェッチ制御 オフ→オン
- Googleフォントを非同期に読み込む オフ→オン
上記の設定でパフォーマンスが改善す可能性があります。※レイアウトが崩れる可能性があるので注意が必要です。また他のプラグイン、テーマとの設定の重複に注意が必要です。
LiteSpeed Cacheに対応しているレンタルサーバー
以下はLiteSpeed Cacheに対応しているレンタルサーバーになります。※つまりWebサーバーにLiteSpeedを採用しているレンタルサーバーになります。
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LiteSpeed cacheとは 高速化のためにできることとおすすめの設定 まとめ
というわけで今回は「LiteSpeed cacheとは 高速化のためにできることとおすすめの設定」についてお伝えしました。
LiteSpeedを採用しているレンタルサーバーは高速といわれていますが「LiteSpeed Cache」を利用することでさらにパフォーマンスを向上させることが可能です。
高速レンタルサーバーのmixhostの「LiteSpeed Cache」の推奨設定もお伝えしたので、参考にしてみてくださいね。
これからレンタルサーバーを選ぶという方は、WebサーバーにLiteSpeedを採用しているところにしてみるのもおすすめです。※当ブログはmixhost(ミックスホスト)を利用しています。
●LiteSpeedを採用しているレンタルサーバー
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。