MT5ってなに?
という方もいるかもしれませんね。
FXの取引ツールであるMT4の後継とされているMT5ですが、まだまだ利用している人は多くないといわれています。
今回は、MT5の特徴やメリット・デメリットなどについてお伝えします。
MT5について気になっている方は記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約6分で読めます。
●MT5とは
ロシアのメタクオーツ社が開発、提供しているFXの取引ツール。MT4の後継。
●MT5のメリット
- 動作スピードが速い
- MT4より高機能
- 将来性
●MT5のデメリット
- 動かせるEAやカスタムインジケータが少ない
- 対応しているFX業者が少ない
MT5とは
MT5は、ロシアのメタクオーツ社が開発、提供しているFXの取引ツールのMT4の後継とされています。
MT5にはMT4にはなかった様々な新機能が追加されていて、動作のスピードもMT4より速くなっています。
ただ、MT5は現在ではまだMT4ほど利用者が多くありません。
機能的に優れているにもかかわらずまだMT5よりMT4を選ぶ人が多いということですね。
その理由は後程説明します。
MT5の特徴
●プログラム言語がMQL5
MT5はプログラム言語がMQL5になっています。
MT4はMQL4なので、プログラム言語が異なるんですね。
なのでMT4とMT5はそれぞれに互換性がありません。
●動作スピードが速い
MT4との比較にはなりますが、MT5はMT4より動作スピードが速くなっています。
●メモリ消費量が多い
これもMT4との比較ですが、メモリの消費量がMT5の方が多くなっています。
MT5はMT4の約3倍のメモリを消費するともいわれています。
なので複数稼働させる場合などには注意が必要です。
●インジケータの数が多い(高機能)
MT5には38種類のインジケータが標準で装備されています。
これはMT4の30種類よりも多くなっています。
基本的にMT5はMT4より高機能になっています。
●自動売買ができる
MT5も、MT4と同様にEAを使ったFX自動売買を行うことができます。
ただし、MT5に対応しているEAはMT4よりもまだ少なくなっています。
EAの豊富さでいうと、MT4の方が自動売買には有利と言えるかもしれません。
MT5のメリット・デメリット
MT5のメリット・デメリットは以下になります。
MT5のメリット
MT5のメリットとして考えられるのは以下のことです。
- 動作スピードが速い
- MT4より高機能
- 将来性
動作スピードが速い
MT5はMT4に比べて動作のスピードが速くなっています。
また、MT5は開発が終了しているMT4と違って今後のアップデートによっても機能・性能の向上が期待されます。
MT5は、MT4より処理スピードが速いということで、スキャルピングのようなスピードが重要になる取引スタイルに向いているともいえます。
MT4より高機能
MT5はMT4の後継ということで、MT4にはない新しい機能が追加されています。
例えば、MT5では表示できる時間足の数が21種類とMT4の9種類よりも大幅に増えています。
他にも
- インジケータの数 38種類 ※MT4は30種類
- 描画ツールの種類
などでもMT4より高機能になってます。
描画についてもMT4よりも数が多くなっています。
ラインや図形、フィボナッチなどはもちろん、MT4では対応していなかった「エリオット波動」などの描画ツールにも対応しています。
将来性
現状では、まだMT4が主流といわれていますが、MT4からMT5への移行が進んでいることも事実なので、将来性としてはMT5の方があるとは言えます。
MT5のデメリット
MT5のデメリットとしては以下があります。
●動かせるEAやカスタムインジケータが少ない
MT5では、動かせるEA(エキスパートアドバイザー)やカスタムインジケータの数が、MT4より少ないというデメリットがあります。
対応しているEAの数が少ないということでMT5を選ばずにMT4を選ぶという人もいます。
※カスタムインジケータとは、ユーザーが独自で開発したインジケータのことをいいます。
●対応しているFX業者が少ない
MT5は対応しているFX業者(証券会社)も多くはありません。
国内では特にMT5に対応しているFX業者は数社程度とかなり少なくなっています。
MT5の利用者が多くない理由
MT5はMT4に比べてまだ利用している人が多くないです。
その理由としては、
- 対応しているFX業者が少ない
- 対応しているEAが少ない
ということが挙げられます。
上記は、MT5の普及に影響しているといわれていますが、海外ではMT5に対応している業者も増えてはいるので、将来的には国内でも対応する業者も増えていくものと思われます。
ただ、FX口座を開設する際は取引ツール(MT4/MT5)が利用できるかどうかを確認するようにしましょう。
MT5に対応しているFXサービス
国内でMT5に対応しているFXサービスんは以下があります。
●MT5に対応しているFX業者
アヴァトレード・ジャパン
MT5におすすめのVPSサービス
基本的に、Windows ServerのVPSではMT5を動作させることができます。
公式サイトにMT5の記載があったところで紹介すると以下の3つが挙げられます。
すでにお伝えしているように、現状ではMT4の方がまだ主流ではあるので、VPSサービスでもどちらかというとMT4を前提としているところが多い印象です。
★EAが入手できるGogo Jungle(ゴゴジャン)
FXの自動売買におすすめのVPS
以下はFXの自動売買におすすめのVPSになります。
特に「お名前.com(ドットコム) デスクトップクラウド」はFXに特化したFX専用VPSになるのでおすすめです。
また自動売買にはMT4というWindowsで動かすソフトウェアが必要になります。
なので、基本的にはWindows Serverを提供しているVPSサービスが必要になります。
●シンクラウドデスクトップ for FX
レンタルサーバーの国内最大手のエックスサーバーを運営するエックスサーバー株式会社の運営になるシン・クラウドデスクトップfor FXです。
2023年7月25日リリースのまだ新しいサービスになります。
レンタルサーバーのエックスサーバーがベースになっているので、馴染みやすいという方は多いかもしれません。
こちらもFXの自動売買専用なので、その用途にはおすすめのVPSになります。
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●ConoHa for Windows Server

テレワーク利用者満足度NO1 ※日本マーケティングリサーチ機構による調査
FXの自動売買にもおすすめ!
ConoHa for Windows Server
●Winserver(ウィンサーバー)
Windows Server専門のレンタルサーバーです。
運用実績も20年以上と長く信頼度も高いサービスになります。
FXの自動売買とも相性がいいサーバーです。
●ABLENET(エイブルネット)

ABLENETは、Windows Serverも選べる老舗のVPSサービス(レンタルサーバー)になります。
特徴としては、
- 25年以上の運用実績
- 最大10日間のお試し期間、最低利用期間無し
- 稼働率99.99%以上
- 最新OSのWindows Server 2022が選択可能
- プラン、リソースの変更が可能 ※ダウングレードも可能 V0への変更は除く
といったところがあげられます。
※ABELNETにはWindows Serverを使わずにFXの自動売買が可能なテンプレートもあります。
運用実績の長い老舗のレンタルサーバーなので安心して利用できますね。
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気になる記事があったら読んでみてくださいね。
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MT5とは?その特徴とメリット・デメリット まとめ
というわけで今回は「MT5とは?その特徴とメリット・デメリット」についてお伝えしました。
MT5はMT4の後継ということで、MT4よりも高機能で性能も良くなっています。
MT5は、現状ではまだ主流とはいえませんが、今後は少しずつMT5に移行していくことが予想されます。
- 対応しているFX業者が少ない
- 対応しているEAが少ない
などのデメリットはありますが、将来性を考えてMT5を使うという人もいます。
MT5が気になっている方は記事を参考にしてみてくださいね。
MT5におすすめのVPSサービス
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。