ワードプレスブログの運営していると、何かの手違いで不具合が起こったり、データが消えてしまったりすることがないとはいいきれません。
しかしそんなときでもバックアップをとっていればとりあえずは安心ですよね。
そんなわけで今回は「「BackWPup」でワードプレスのバックアップをとる方法」についてお伝えしていきます。
よかったら参考にしてみてくださいね。
※この記事は約6分で読めます。
レンタルサーバーでのバックアップサービス
実はレンタルサーバー会社の方でも自動でWordPressブログのバックアップサービスがあるところはあります。
例えばmixhost(ミックスホスト)の場合は、サーバー上のデータを毎日自動でバックアップしています。
過去14日分のデータを保持しているので、何かあってデータを削除してしまった場合でも、バックアップデータから復旧することができます。
※一応、mixhostでは「バックアップは毎日作成されることを保証されるものではありません。必ず作成する必要ぼある方はご自身でバックアップを作成してください。」という記載があります。必ずしも毎日バックアップがされていることを保証しているわけではないんですね。
この他エックスサーバー、ConoHa WING、ロリポップ!にも自動バックアップサービスはありますね。
●各レンタルサーバーのバックアップサービスは以下からご確認ください
画像ファイルを圧縮「EWWW Image Optimizer」の使い方と設定方法
2個目のドメインを取得するならココ!お名前.com
プラグインを使ってWordPressのバックアップをとる
もう一つのワードプレスのバックアップをとる方法は、プラグインを使う方法です。
BackWPupというプラグインを使えば自動でワードプレスのバックアップをとることができます。
BackWPupとは
BackWPupは、WordPressサイトのバックアップを簡単にとることができるプラグインです。
BackWPupを使えば、ワードプレスのファイルデータだけでなくデータベースの中身もバックアップできます。
データベースとは、複数で共用、利用出来て検索や蓄積ができるように、整理されたデータの集まりのことです。
ただのデータの集まりではなく、検索、蓄積できるように整理されているデータの集まりのことですね。
WordPress(ワードプレス)では、データベースの管理を
MySQL
というソフトウェアで行なっています。※MySQLをデータベースということもあります。
BackWPupではワードプレスのファイルデータと共にデータベースもバックアップをとることができます。
●ワードプレスはファイルデータとデータベースのデータのバックアップをとる必要がある。
WordPress(ワードプレス)の場合、サーバーにアクセスするたびにデータベースからデータが呼び出され、そのたびにHTMLファイルが作られるので、サーバー上のデータだけでなくデータベース上のデータもバックアップをとる必要があります。
BackWPupは、どちらのデータもバックアップをとることができます。
●BackWPupは自動と手動のどちらでもバックアップがとれる
- 曜日や日時を指定して自動でワードプレスのバックアップがとれる
- 手動でいつでもワードプレスのバックアップがとれる
ワードプレスブログを運営していると、何かの手違いでブログのデータを消してしまう可能性もなくはないです。
BackWPupを導入しておけば、万が一ワードプレスのデータが消えてしまっても、ワードプレスをバックアップをとったときの状態に復旧することができます。
BackWPupでワードプレスの自動バックアップをとるやり方
まずBackWPupをインストールします。
次に自動バックアップの場合のBackWPupの設定をしていきます。
BackWPupのインストール
●ワードプレスの管理画面から「プラグイン」→「新規作成」をクリック。

●「プラグインを追加」画面で検索窓に「BackWPup」を入力し、表示された「BackWPup-WordPress Backup Plugin」の「今すぐインストール」をクリック。

●インストールが完了したら「有効化」をクリックして有効化します。

●これでインストールは完了です。
自動バックアップの場合のBackWPupの設定
BackWPupのインストールが完了したら、自動バックアップの設定をしていきます。
新規のバックアップジョブを作成します。
●新規ジョブの追加
ワードプレスの管理画面の左側のメニューに「BackWPup」が追加されているのでBackWPupのメニューから「新規ジョブの追加」をクリック。

●新規ジョブの設定画面が開くので以下の設定をします。
◆一般タブ
一般タブの設定をします。
一般タブでは、
- このジョブの名前
- バックアップファイルの保存方法
を設定します。
毎日バックアップをとるので、「このジョブの名前」にベタですが「DailyBackup」と入力します。※この名前は何でもいいですがわかりやすい名前にしましょう。

で、下へスクロールして「バックアップファイルの保存方法」の「フォルダーへバックアップ」にチェックを入れます。

●「変更を保存」クリックして設定を保存します。
◆一般タブでの設定
- このジョブの名前:DailyBackup ※名前は自分でわかりやすいものをつけます。
- バックアップファイルの保存方法:フォルダーへバックアップにチェック
●自動バックアップのスケジュールの設定
今回は毎日午前3時30分にバックアップをとるように設定します
●スケジュールタブを開いて以下のように設定します。
◆スケジュールタブ
ジョブの開始方法:「WordPressのcron」を選択

●「実行時間をスケジュール」の設定画面が下に表示されるので以下のように設定します。

- タイプ:「毎日」を選択
- 時:3 分:30
●「設定を保存」をクリック。
◆スケジュールタブでの設定
例)毎日3:30にバックアップを行う
ジョブの開始方法:「WordPressのcron」を選択
実行時間をスケジュール
- タイプ:「毎日」を選択
- 時:3 分:30
これで、毎日午前3時30分にバックアップが行われます。
BackWPupの時間設定はデフォルトでは3:00になっています。
デフォルトの3:00でBackWPupのバックアップする人が集中すると、サーバーに負荷がかかりバックアップがうまくいかない可能性があるとのことです。
そのためデフォルトの3:00以外にバックアップを設定するのが推奨されています。
●以上で自動バックアップの設定は完了です。
※「DBバックアップ」、「ファイル」、「プラグイン」、「宛先:フォルダー」の設定は基本そのままデフォルトで大丈夫です。
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BackWPupで手動バックアップの取り方
手動でのバックアップをとる方法です。
●ワードプレスの管理画面の左のメニューから「BackWPup」→「ジョブ」をクリック。

●「ジョブ」画面からさっき設定したバックアップジョブの「今すぐ実行」をクリックします。

●以下の画面で手動バックアップは完了です。

BackWPupのメニューの「バックアップ」を開きます。
バックアップファイルが表示されていればサーバー上のフォルダにバックアップされています。
マウスをデータ名に合わせて表示された「ダウンロード」をクリックすると、バックアップファイルをパソコンにダウンロードすることができます。
バックアップデータの復旧方法
WordPressのバックアップファイルを作成するプラグイン「BackWPup」にはバックアップファイルから復旧する機能がありません。
なので、手動でWordPressデータをアップロードする方法でWordPressを復旧する方法になります。
手順としては
- バックアップデータをダウンロードする
- FTPソフトを使ってファイルの上書きアップロードを行う
- phpMyAdminを使ってバックアップしたデータベースファイル(MySQL)をインポートする
という感じになります。
以下の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてくださいね。

「BackWPup」でワードプレスのバックアップをとる方法 まとめ
というわけで今回は「「BackWPup」でワードプレスのバックアップをとる方法」についてお伝えしました。
WordPressブログを運営していると、ちょっとした手違いでデータが消えてしまうことがないとはいえません。
定期的にWordPressのバックアップをとっておくことでバックアップ時の状態に復旧することができます。
レンタルサーバーにもバックアップ機能はありますが、確実なバックアップを必ずしも保証していない場合もあるのでBackWPupを導入を検討する価値はあると思います。
以上、参考にしていただければ幸いです。
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