アフィリエイトを行う際の注意点を知っていますか?
普通にアフィリエイトを行っているつもりでも、気が付かないうちに規約などに違反していることもありえます。
場合によっては、違法行為になることもありますし、悪質な場合は、逮捕、処罰、また損害を賠償しなければならないことも可能性としてあるんですね。
というわけで今回は「【知らないとヤバイ】アフィリエイトの注意点」として主にアフィリエイト行う際に禁止されていることや注意事項についてお伝えしていこうと思います。
もちろん、普通に常識的な運営をしている限り、ほとんどは問題ないことが多いとは思いますが、知らなかったり認識の誤りで違法なことをしてしまっていることがないとはかぎりません。
アフィリエイトの注意点が気になった方は記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約11分で読めます。
●アフィリエイトの注意点
アフィリエイトでは以下のことを理解しておく。
- アフィリエイトの広告掲載のルール、マナー
- アフィリエイトの禁止事項
- 薬機法について
- 著作権について
- 引用のルールなど
アフィリエイトとは
アフィリエイトとは、自分のサイトに広告を貼って、その広告経由で商品やサービスが購入されると、サイトの運営者に報酬が発生するという仕組みのことです。
通常は、ASPという仲介業者がサイト運営者と広告主を仲介します。
ブロガーなど、アフィリエイトで収入を得ている人も多いですよね。
アフィリエイトでの広告掲載のルール、マナー
さて、そんなアフィリエイトですが、広告の掲載にはルールがあります。
ルールの設定は、通常ASPが利用規約の形で行う場合や、広告主が独自のルールを設けている場合もありますが、薬機法など法律によるものも存在します。
禁止事項などもあり、守れなければ違法になる場合もあるのできちんと把握しておいた方がいいですね。
また、広告掲載の一般的なマナーについても理解しておいた方がいいです。
ASPの場合、禁止事項に違反すると、報酬の取り消しや広告掲載の禁止などペナルティを受ける場合があります。
ASP利用規約をよく読むことはもちろんですが、最低限のマナーや特にアフィリエイトの禁止事項についてはよく理解しておきましょう。
アフィリエイトでの禁止事項
では、一般的にいわれるアフィリエイトの禁止事項をみていきます。
※ASPの禁止事項などを参考にしています。
●虚偽、誇大な表現
広告の商品についての虚偽や誇大表現で広告のクリックを誘導するようなことは、当然ですが禁止になります。
嘘や大げさな表現はダメということですね。
広告をクリックさせたいがあまり商品の効果を必要以上に大げさに表現したり、嘘を書いたりすることは、自分のサイトだけでなく広告主の信用をも貶める行為になるのでやらないようにしましょう。
場合によっては、損害賠償の必要が出てきたりと深刻な事態になる可能性もあります。
以下のような表現には注意しましょう
絶対に~、確実に~、100%~、必ず~、誰でも~できる
などの断定を含む表現。
●他の商品との比較
これは、広告の商品を他の商品と比較するのが禁止ということではなく、比較によって他の商品を不当に貶めるような行為のことが禁止ということです。
たとえ正しい情報であっても、他の商品を不当に悪い印象を与える表現、宣伝はしてはいけない、ということですね。
商品やサービスを比較するときは注意が必要です。
●根拠のないランキング
アフィリエイトを行う場合、ランキング付けは非常に効果的です。
ランキングによって、商品やサービス決めやすくする効果があるんですね。
しかし、ランキングは当然ながら客観的な根拠のあるものでなければなりません。
根拠のないテキトーな順位付けは、ユーザーを混乱させますし虚偽や誇大な表現に繋がる可能性があります。
●商品の悪いところばかりを強調
商品やサービスの悪いところばかりを強調するような掲載は、しないようにするのが広告主に対するマナーです。
もちろん、デメリットを伝えるということは必ずしも悪いわけではないですが、あまりにも否定的な掲載や商品を貶めるような内容は、広告主から報酬の没収・取り消し、提携を解除などの措置を受ける場合があります。
●セルフバックなどで購入した商品の転売、譲渡
セルフバックとは、アフィリエイトの対象商品などを自分で購入して報酬を得ることです。
プログラムによってはセルフバックは禁止されていませんが、購入した商品を転売したり、譲渡したりすることは禁止されています。
●画像などの引用
画像に限らずですが、あちこちからコンテンツを、勝手に集めて宣伝に使うことは禁止されています。
これは、アフィリエイトに関してというよりも、サイト(ブログ)の運営上やめた方がいいことになります。
基本的に、他サイトの画像やコンテンツを無断で使うことは違法になる可能性があります。
勝手に使用すると著作権違反になる恐れがあるんですね。
引用する場合は引用のルールに沿うようにしましょう。
●古くなった情報の掲載
キャンペーン情報など、掲載当時は最新情報だったのが、時間が経って情報自体が古くなってしまうことがあります。
自分のサイトに掲載している商品などの情報が広告主サイトの情報と違っている場合、ユーザーが間違って判断してしまう可能性があります。
基本的には、古くなった情報は更新して新しい情報を掲載するのがベストですが、最低限
「20023年〇月〇日時点での情報です。」
など、いつの情報かわかるような記載をしておくことが推奨されています。
また、サイト(ブログ)の運営に関しては、トラブルにならないように免責事項を掲載しておくことも大事です。
●商標権の侵害
商標権とは、商品又はサービスについて使用する商標に対して与えられる独占排他権で、その効力は同一の商標・指定商品等だけでなく、類似する範囲にも及びます。
日本弁理士会 商標権と商標出願より
商標として保護されるのは、文字、図形、記号の他、立体的形状や音等も含まれます。
権利の存続期間は10年ですが、存続期間は申請により更新することができます。
アフィリエイトにおける商標権の侵害の可能性としては、商品名やサービス名を含んだドメインを使っての広告の掲載が考えられます。
商品名やサービス名が含まれたドメインが、その商標を持つ会社のものと誤認される恐れがあります。
そのことで、その会社のブランド(商標)が侵害されている、と判断されることがあるようです。
ドメイン名には、既存の会社名やサービス名などは含めないようにすることが重要になります。
薬機法について
薬機法とは、医薬品の製造や販売などに関するルールを定めたものになります。
医薬品などの製造、販売、広告、安全対策について規制する法律とされています。
アフィリエイトでは、特に医薬品、医薬部外品、化粧品などの名称や効能、効果などについての表現に気を付ける必要があります。
薬機法では化粧品、シャンプー、リンスなどを対象に、表現できる効能、効果が定められています。
効果や効能について宣伝する際の表現方法が細かく定められているんですね。
薬機法に関わる商品を広告、宣伝する際は、薬機法等の表現に注意して商品を紹介する必要があります。
例えば、化粧品の場合、
広告できる化粧品の効能効果の範囲として、以下の該当する効能の範囲内と定められています。
(1) 頭皮、毛髪を清浄にする。
日本化粧品工業連合会化粧品等の適正広告ガイドライン
(2) 香りにより毛髪、頭皮の不快臭を抑える。
(3) 頭皮、毛髪をすこやかに保つ。
(4) 毛髪にはり、こしを与える。
(5) 頭皮、毛髪にうるおいを与える。
(6) 頭皮、毛髪のうるおいを保つ。
(7) 毛髪をしなやかにする。
(8) クシどおりをよくする。
(9) 毛髪のつやを保つ。
(10)毛髪につやを与える。
(11)フケ、カユミがとれる。
(12)フケ、カユミを抑える。
(13)毛髪の水分、油分を補い保つ。
(14)裂毛、切毛、枝毛を防ぐ。
(15)髪型を整え、保持する。
(16)毛髪の帯電を防止する。
(17)(汚れをおとすことにより)皮膚を清浄にする。
(18)(洗浄により)ニキビ、アセモを防ぐ(洗顔料)。
(19)肌を整える。
(20)肌のキメを整える。
(21)皮膚をすこやかに保つ。
(22)肌荒れを防ぐ。
(23)肌をひきしめる。
(24)皮膚にうるおいを与える。
(25)皮膚の水分、油分を補い保つ。
(26)皮膚の柔軟性を保つ。
(27)皮膚を保護する。
(28)皮膚の乾燥を防ぐ。
(29)肌を柔らげる。
(30)肌にはりを与える。
(31)肌にツヤを与える。
(32)肌を滑らかにする。
(33)ひげを剃りやすくする。
(34)ひげそり後の肌を整える。
(35)あせもを防ぐ(打粉)。
(36)日やけを防ぐ。
(37)日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ。
(38)芳香を与える。
(39)爪を保護する。
(40)爪をすこやかに保つ。
(41)爪にうるおいを与える。
(42)口唇の荒れを防ぐ。
(43)口唇のキメを整える。
(44)口唇にうるおいを与える。
(45)口唇をすこやかにする。
(46)口唇を保護する。 口唇の乾燥を防ぐ。
(47)口唇の乾燥によるカサツキを防ぐ。
(48)口唇を滑らかにする。
(49)ムシ歯を防ぐ(※)。
(50)歯を白くする(※)。
(51)歯垢を除去する(※)。
(52)口中を浄化する(歯みがき類)。
(53)口臭を防ぐ(歯みがき類)。
(54)歯のやにを取る(※)。
(55)歯石の沈着を防ぐ(※)。
(56)乾燥による小ジワを目立たなくする。
(※使用時にブラッシングを行う歯みがき類
効能効果の表現が上記の表現の範囲内に限られているんですね。
美肌になる、若さを保つ、しわをとる、など薬機法では違法となる表現も多くあるので注意が必要です。
この他にも効能効果の表現についてはかなり細かく定められています。
薬機法に関わる商品を広告、宣伝する場合には、効果効能の表現の範囲が細かく定められている
著作権について
「著作権」とは、「著作物」を創作した者(「著作者」)に与えられる、自分が創作した著作物を無断でコピーされたり、インターネットで利用されない権利です。他人がその著作物を利用したいといってきたときは、権利が制限されているいくつかの場合を除き、条件をつけて利用を許可したり、利用を拒否したりできます。
公益社団法人著作権情報センター 「著作権って何?」より
文化庁によると、一定の例外的な場合に著作権者などに承諾を得ることなく著作物が利用できるとされています。
その一定の場合として「引用」があります。
あくまでも「正当な範囲で行われる」ことが前提ですが、引用なら画像、文章などのコンテンツ(著作物)の使用が認められるということです。
むやみやたらに、ネット上にある画像や文章などを勝手にサイト(ブログ)に掲載してもいいわけではないということですね。
アフィリエイトというよりも、サイト運営そのものに関わることとして「著作権」「引用」については理解しておく必要があります。
「著作権」「引用」については理解しておこう
アフィリエイトでトラブルにならないために
アフィリエイトだけではありませんが、サイト(ブログ)運営に関してトラブルを防ぐために、以下のような対応をしておきましょう。
- 著作権、引用のルール、薬機法などについて理解しておく
- いつの情報かを明記する
- 情報の根拠を明確にする
- お問い合わせフォームの設置
著作権、引用のルール、薬機法などについて理解しておく
必ずしもアフィリエイトのためだけではありませんが、サイト(ブログ)運営をするなら、
- 著作権
- 引用のルール
- 薬機法 ※該当商品などを扱う場合
については理解しておきましょう。
いつの情報かを明記する
キャンペーン情報など、その時期しか適用されない情報を扱う場合は、その情報がいつの情報かをわかるような記載をしておくことが大事です。
「2023年〇月〇日時点」
のように記載してその情報がいつの情報かわかるようにしておけば、訪問者が新しい情報かどうかを判断できます。
情報の根拠を明確にする
アフィリエイトにおいて、紹介する商品などの情報を扱う際は、根拠が明確な情報をもとに記事を書くことが大事になります。
何となくのノリやテキトーに書いてしまうと、商品やサービスについて誤ったことを伝えてしまう可能性があります。
これはユーザーにとっても広告主にとってもまたブログの運営者にとっても不利益につながるので注意が必要です。
お問い合わせフォームの設置
サイト(ブログ)運営するなら、訪問者がサイト運営者に連絡が取れるようにしておくことが大事です。
サイトや記事の内容に何か問題がある場合に、運営者に連絡が取れないと問題の解消ができずに大きくなってしまうことも考えられます。
連絡先、またはお問い合わせフォームを設置して連絡が取れるようにしておくことが推奨されます。
おすすめASP
アフィリエイトにおすすめのASPになります。
定番のものが多いですが、登録していないASPがあったら無料なので登録してみてくださいね。
無料ブログサービス
アフィリエイトブログの運営は無料でも可能です。
以下は無料のブログサービスになります。※全てアフィリエイトが可能です。
●無料ブログサービス
アフィリエイトブログならWordPressがおすすめ
ブログでアフィリエイトを始めるならWordPressがおすすめです。
もちろん前述しているように、無料ブログでアフィリエイトを行うことも可能です。
しかし、稼ぐならやはりWordPressで始めるのがおすすめになります。
WordPressブログは、レンタルサーバーを申し込んで始めることができます。
おすすめのレンタルサーバーは以下になります。
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●初心者におすすめのレンタルサーバー
- エックスサーバー スタンダードプラン
- ロリポップ! ベーシックプラン
- ConoHa WING WINGパック ベーシックプラン
- mixhost スタンダードプラン
- カラフルボックス BOX2プラン
【知らないとヤバイ】アフィリエイトの注意点 まとめ
というわけで今回は「【知らないとヤバイ】アフィリエイトの注意点」についてお伝えしました。
アフィリエイトを行う上で、禁止事項やルール、マナーなどがあります。
ユーザーや広告主などとトラブルにならないように、最低限のことは知っておく必要があります。
ほとんどはASPの利用規約などにも記載してあることですが、もし、知らなかったことややってしまっている違反などがあったら速やかに改善して、楽しく安心してアフィリエイトを行うようにしましょう。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。