Xserver VPSの運用を始めたいけれど、セキュリティ面が不安という方や、自分なりに対策しているつもりでも本当に安全なのか分からないという方もいるかもしれません。
今回は「Xserver VPSで安心・安全にサーバー運用するためのセキュリティ対策とは」についてお伝えします。
初めてVPSを触る方から既に運用中の方まで、今一度サーバーの安全性を見直したいという方は記事を読んでみてくださいね。
Xserver VPSのセキュリティ対策と安全な運用方法をわかりやすく解説
Xserver VPSは高性能でコストパフォーマンスに優れたレンタルサーバーサービスですが、そのぶん自身でセキュリティ対策を行う責任も生じます。
この章では、安全な運用のために押さえておきたい基本的なセキュリティ対策について段階的に紹介します。
強固なパスワード・公開鍵認証の設定
サーバーの不正ログインを防ぐために、まずはパスワードの強化、あるいは公開鍵認証方式への切り替えが重要です。
公開鍵認証とは、鍵ペアを作成し秘密鍵は自分のパソコンに、公開鍵のみをサーバーに設置してログイン時の認証に用いる方法です。
これにより、パスワードの推測攻撃からサーバーを守ることができます。
パスワードを設定する場合は、以下のような点に注意しましょう。
- 8文字以上で英字・数字・記号を混ぜる
- 辞書に載っている単語は使わない
- 他サイトと同じパスワードの使い回しを避ける
- 一定期間ごとにパスワードを変更する
公開鍵認証は、ssh-keygenコマンドなどで簡単にセットできます。普段のパスワード認証から公開鍵認証へ切り替えるだけでセキュリティは大幅に向上します。
ファイアウォールの設定
ファイアウォールは、サーバーへの不正アクセスを防ぐ「壁」の役割を果たします。Xserver VPSでは「firewalld」や「iptables」などのファイアウォールソフトが利用できます。
【ファイアウォールで制御する例】
| 通信ポート | 概要 | 設定可否 |
|---|---|---|
| 22番 | SSH接続用 | 許可/拒否 |
| 80番 | Webアクセス用 | 許可/拒否 |
| 443番 | SSLアクセス用 | 許可/拒否 |
不要なポートは閉じ、必要なものだけ開放しましょう。たとえばSSH(22番)は自分が使うIPアドレスのみ許可するのも有効です。
OSやソフトウェアの定期的なアップデート
サーバーのOSや各種ソフトウェアは、定期的にセキュリティパッチが公開されます。アップデートを怠ると、既知の脆弱性を突かれてしまうことがあります。
【効果的なアップデートのコツ】
- yumやaptなどパッケージ管理コマンドで定期更新
- 自動アップデート設定を利用する(設定方法は公式ドキュメント参照)
- OSのサポート期限を意識する
こまめなアップデートを習慣づけることが、サーバーを安全に保つ基本です。
二段階認証やアクセス制限の活用
管理画面やSSHなど重要な箇所には、二段階認証やアクセス元の制限を設けるとより安全性が高まります。
- 二段階認証…通常のID・パスワードに加え、スマートフォンの認証アプリなどで都度認証コードを入力する仕組みです。もしパスワードが漏れても、簡単には不正ログインできません。
- アクセス制限…特定のIPからのみ管理ページへ接続できるように設定します。これだけでも外部からの無差別な攻撃リスクを大きく減らせます。
バックアップの取得と復元手順の準備
どれだけ対策をしても、万が一の際に備えることが必要です。定期的なデータバックアップと、そのバックアップを迅速に復元できる手順の準備も欠かせません。
バックアップのポイント
- 自動バックアップの仕組みを用意する
- バックアップデータはサーバー外の別場所にも保存
- 復元手順をマニュアル化しておく
これにより、障害や攻撃を受けても速やかにサービスを復旧できます。
Xserver VPSの便利なセキュリティ機能を活用しよう
Xserver VPSには、標準で活用できるセキュリティ関連の機能がたくさんあります。
Xserver純正の機能をうまく使いこなすことで、さらに安全にサーバーを運用できます。
DDoS攻撃対策の標準装備
Xserver VPSは、分散型サービス妨害攻撃(DDoS攻撃)への対策が基本機能として備わっています。
DDoS攻撃とは、膨大なトラフィックを集中的に送りつけてサーバーをダウンさせる攻撃手法です。
Xserver VPSでは、突発的な大量アクセスが発生した場合、自動的に通信量を監視しフィルタリングを行います。
これにより、サービス停止やネットワークの重障害リスクを大幅に低減できます。
ユーザー側で特別な設定をしなくて済むのも大きなメリットです。安心して運用できる理由の一つですね。
Webアプリケーションファイアウォール(WAF)の利用
WAF(Web Application Firewall)は、ウェブサイトへの様々な攻撃を検知・遮断してくれるシステムです。
たとえば、SQLインジェクションやクロスサイトスクリプティングなど、Webサイト特有の脅威からサーバーを守ってくれます。
Xserver VPSは追加サービスやオプションでWAFを利用でき、一部プランでは標準搭載されています。
WAFを有効にするだけで高度な攻撃への耐性が高まるので、特にウェブサービスを運営する場合はぜひ活用しましょう。
セキュリティ設定ガイドやサポート体制
Xserver VPSでは、公式からセキュリティ設定手順のガイドや、万が一に備えたサポート体制も整っています。
安心して運用を始めたい方は、まず公式ヘルプやFAQを参照しましょう。
初心者の方でも手厚いサポート体制が用意されていることで、運用の不安を減らすことができます。
VPS運用時によくあるセキュリティの失敗例とその対策
ここでは、実際のVPS運用でよくあるセキュリティの失敗例や、それを防ぐための具体的な注意点をご紹介します。
デフォルト設定のまま放置
VPSを初期設定のまま運用していると、思わぬセキュリティホールが存在する場合があります。たとえば、rootアカウントのパスワードが弱い、管理画面がだれでも見られる、といったケースが多いです。
対策方法
- 初期パスワードの変更
- 不要なサービスや機能の無効化
- 推奨設定への見直し
小さなことから積み重ねて、最善の状態に仕上げましょう。
不要なポートの開放
開放されたままのポートは、ネットワーク攻撃の標的になりやすいです。
特にFTPやTelnetなど、使わないサービスは即時閉鎖しましょう。ファイアウォールで厳しく制御することで、余計なリスクを減らせます。
【ポート管理のポイント】
- 利用していないポートは閉じる
- 必要なポートも極力限定的に開放する
つい見落としがちですが、基本かつ重要なポイントです。
バックアップを取っていない
万が一の障害や攻撃時、最新のバックアップがなければ復旧にも大きな手間がかかります。
バックアップを自動化し、確実に取得・保存できているか定期的に確認しましょう。
【おすすめのバックアップ方法】
- 定期的な全体・増分バックアップを自動化
- バックアップデータは別サーバーやクラウドに保管
- いざというときのリストア手順を必ず用意
バックアップは保険のようなもの。必ず導入しましょう。
Xserver VPSでは、ビジネスプランで自動バックアップが標準装備されています。
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Xserver VPSで安心・安全にサーバー運用するためのセキュリティ対策とは まとめ
というわけで今回は「Xserver VPSで安心・安全にサーバー運用するためのセキュリティ対策とは」についてお伝えしました。
ポイントとしては
- パスワードや認証方式を徹底して強化
- ファイアウォールで不要なアクセスを遮断
- OSやソフトウェアを定期的にアップデート
- 二段階認証やアクセス制限で安全性アップ
- 定期的なデータバックアップと復元手順の整備
- Xserver VPS独自のDDoS対策やWAF活用
というところになります。
どれも最小限のコストや手間で取り組めるものばかりですので、まず一つずつ着実に運用に組み込んでいくのがおすすめです。
というわけで、今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
