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Webサーバーソフトウェアとは その種類と特徴 採用レンタルサーバーも

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レンタルサーバー

Webサーバーソフトウェアにはどんな種類があるの?

という方もいるかもしれませんね。

レンタルサーバーによって採用しているWebサーバーソフトは違います。

採用しているWebサーバーソフトによって、その性能は特徴も違ってくるということでレンタルサーバーを選ぶ際にも参考になりますね。

というわけで今回は「Webサーバーソフトウェアとは その種類と特徴 採用レンタルサーバーも」についてお伝えします。

Webサーバーソフトウェアにはどんなものがあるのか気になっている方や、採用しているレンタルサーバーを知りたいという方は記事を読んでみてくださいね。

※この記事は約8分で読めます。

※正しい情報の掲載に努めておりますが、記事内容の正確性を保証するものではありません。また情報が古くなっている可能性があることもご承知おきくださいますようよろしくお願い申し上げます。

Webサーバーソフトウェアとは

Webブラウザのリクエストに応じて情報、画像などのホームページのデータを提供するサーバーがWebサーバーです。

Webサーバーの動作(データの受け渡し、通信など)を担うプログラムがWebサーバーソフトウェアになります。

WebサーバーWebページのデータ(HTML、画像ファイルなど)を保管しているサーバー 

Webサーバーソフトウェアブラウザのリクエストに応えるためのプログラム ※Webサーバーと呼ばれることもあります。

今回の記事では、主に後者のWebサーバーソフトウェアのことを指しています。

ブラウザからのリクエストやWebサーバーからの応答は、HTTPというプロトコル(通信の規格、ルール)によって行われます。

ブラウザからのリクエストにWebサーバーが応じて、要求されたデータを送り返すことでWebページが表示されるということです。

Webサーバーソフトウェアの種類

主なWebサーバーソフトウェアには以下のようなものがあります。

  • Apache(アパッチ)
  • nginX(エンジンエックス)
  • LiteSpeed(ライトスピード)
  • IIS(アイアイエス)

上の4つは特に有名です。※参考:Webサーバーの利用統計の推移(2023年<>月) (w3techs.com)

2023年のシェアは以下のようになっています。

  • nginX:34.1%
  • Apache:30.5%
  • LiteSpeed:12.8%
  • IIS:5.2%

WebサーバーソフトのスタンダードはApacheといわれていましたが、シェアをみるとnginXがトップになっていますね。

nginXはApacheと組み合わせて使用されることも多いです。

レンタルサーバーサービスでは、Webサーバーソフトウェアに何を採用しているかを確認することができます。

それぞれの特徴は以下のようになります。

Apacheの特徴

Apache(アパッチ)は、1995年のリリースということで20年以上の実績を持つWebサーバーソフトになります。

その信頼性と安定性が高さはシェア率の高さが証明しているといえますね。

Apacheは無料で利用可能(オープンソース)のWebサーバーソフトです。

Apacheの正式名称は「Apache HTTP Server」です。

最近でこそnginXにシェア率の首位を譲ってしまいましたが、依然としてWebサーバーのスタンダードとして幅広く利用されています。

Apacheの特徴

  • 無料で利用できる(オープンソース)
  • 安定性が高い
  • 処理速度が速い
  • 拡張モジュールが豊富

無料で利用できる(オープンソース)

Apacheはオープンソースなので無料で利用することが可能です。

サーバー運営でなるべくお金をかけたくない場合はとても有用なWebサーバーソフトウエアになります。

汎用性・安定性が高い

Apacheは複数のOSで動作するという汎用性の高さがあります。

Linuxはもちろん、MacやWindowsなど主要なOSで動作することから非常に人気があります。

また安定性やセキュリティ性が高いというメリットもあります。

処理速度が速い

Apacheは処理速度が速い、という特徴があります。

規模の大きなサイトの表示、動作もスムーズに行えるというメリットがあります。

動的コンテンツも快適に処理できるとされています。

拡張モジュールが豊富

Apacheには、数多くの拡張モジュールが存在します。

必要な機能を追加することができるというカスタマイズ性の高さもApacheのメリットの一つです。

Apacheのデメリット

Apacheは同時に複数のデータ処理を行うとメモリを多く消費するので処理数が多いと動作が遅くなることがある、というデメリットがあります。

また、Apacheはオープンソースということで

サポートがない

ということもあります。

nginXの特徴

nginX(エンジンエックス)は、Apacheを抑えてシェア率首位の人気Webサーバーソフトになります。

nginXの特徴

  • オープンソースである
  • 複数処理に強い
  • 静的コンテンツの処理に適している

オープンソースである

nginXは、Apacheと同様にオープンソースになっています。

なので、無料で利用することが可能です。

複数処理に強い

nginXは、Apacheのデメリットであるデータの複数処理に強いというところが大きな特徴になります。

Apacheには、アクセス数が多くなると処理速度が低下するというデメリットがありましたが、このデメリットを解消したのがnginXになります。

高負荷に耐えられるということが、nginXの大きな特徴でありメリットといえます。

静的コンテンツの処理に適している

nginXは、静的コンテンツを扱うのに向いているWebサーバーソフトウェアになります。

静的コンテンツと動的コンテンツ

静的コンテンツ:ブラウザからのリクエストに関係なく、常に同じ内容が表示されるコンテンツのこと。

例)HTMLファイル、画像ファイルなど。

動的コンテンツ:ブラウザからのリクエストに応じて表示内容が変わってくるコンテンツのこと。

例)ブログ、掲示板サイト、ショッピングサイトなど。

nginXのデメリット

nginXは、動的コンテンツの処理が得意ではないというデメリットがあります。

そのため動的コンテンツに適しているApacheと併用されることが多くなっています。

※Webサーバーに「Apache+nginX」と記載されているレンタルサーバーを見たことがある方もいるかもしれませんね。

LiteSpeedの特徴

LiteSpeed(ライトスピード)の特徴は、なんといってもその処理速度の速さになります。

LiteSpeedはWordpressの場合、Apacheの最大12倍、nginXの最大84倍の速さだといわれています。

速いといわれているレンタルサーバーでLiteSpeedを採用しているところも多いです。

また、Apacheと互換性があり設定がそのまま利用できるということもメリットとして挙げられます。

LiteSpeedの特徴

  • 応答速度が速い
  • 最新プロトコルに対応している
  • 高負荷に強い
  • LiteSpeed Cacheでさらに高速化が可能

応答速度が速い

前述したように、LiteSpeedの最大の特徴は処理速度が速いということです。

LiteSpeedの公式サイトには速度の測定結果が掲載されています。

LiteSpeed公式サイト

速度的には

LiteSpeed > nginX > Apache

という順になります。

最新プロトコルに対応している

LiteSpeedは、HTTP/2というプロトコル(通信規格)に標準で対応しています。

またHTTP/2の後継であり最新のプロトコルであるHTTP/3にも対応可能です。

HTTP/3のメリットは、セキュリティ面での信頼性が高いことなどが挙げられます。

高負荷に強い

LiteSpeedは、高負荷に強いとされています。

アクセス集中など負荷が大きくなっても速度を保つということで、耐久性、安定性も高いとされています。

LiteSpeed Cacheでさらに高速化が可能

LiteSpeedは、WordPressプラグインの「LiteSpeed Cache」を利用することによってさらに高速化が可能です。

LiteSpeedのデメリット

LiteSpeedはApacheやnginXに比べて歴史が浅いため、ネット上に情報が少ないということがデメリットとして挙げられます。

IISの特徴

IISは「Internet Information Services(インターネット インフォメーション サービス)」の略で、MicrosoftのWindows用のWebサーバーソフトになります。

Microsoftの提供するWebサーバーソフトということで、Windowsシステムの中で利用されるのが一般的です。

Windows用なので、WindowsOSと同じように使えるというメリットがあります。

Webサーバーソフトウェアの中では難易度が低いといわれています。

IISの特徴

  • Windows Serverに標準搭載
  • 動的コンテンツの配信に向いている
  • Microsoft製品との相性がいい
  • わかりやすく操作性が高い

上記の特徴に加えて、充実したサポートがあるというメリットがあります。

IISのデメリット

IISのデメリットは、Windows以外のOS(Linuxなど)にIISをインストールして利用することができないということがあります。

Webサーバー別レンタルサーバー

Webサーバー別のレンタルサーバーになります。

プランによってWebサーバーソフトが違うということもあるので、注意が必要です。

Apacheを採用しているレンタルサーバー

ロリポップ!

  • エコノミープラン
  • ライトプラン

バリューサーバー

  • 全プラン

nginXを採用しているレンタルサーバー

nginXは、Apacheと併用されることが多いです。

公式サイトなどの記載は「Apache + nginX」といった記載になっています。

ConoHaWING(コノハウイング)

  • 全プラン

エックスサーバー

  • 全プラン

さくらのレンタルサーバ

  • 全プラン

お名前.comレンタルサーバー

  • レンタルサーバープラン

スターレンタルサーバー

  • 全プラン

LiteSpeedを採用しているレンタルサーバー

mixhost

  • 全プラン

カラフルボックス

  • 全プラン

ロリポップ!

  • ハイスピードプラン
  • エンタープライズプラン

IISを採用しているレンタルサーバー

ウィンサーバー

  • 共用サーバー

関連記事

今回の記事の関連記事になります。

気になる記事があったら読んでみてくださいね。

Webサーバーソフトウェアとは その種類と特徴 採用レンタルサーバーも まとめ

というわけで今回は「Webサーバーソフトウェアとは その種類と特徴 採用レンタルサーバーも」についてお伝えしました。

レンタルサーバーによって採用しているWebサーバーソフトウェアは違います。

採用しているWebサーバーソフトでレンタルサーバーを選んでみるのもいいかもしれませんね。

というわけで今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。