分散型SNSのサーバー(インスタンス)を自分で構築してみたいんだけど。
という方もいるかもしれませんね。
X(旧Twitter)の買収騒動以来、代替のSNSを探しているという方もいるかもしれません。
その中でも話題になっているのが分散型SNSです。
分散型SNSの特徴として、自分でサーバー(インスタンス)を構築してSNSを独自のテーマやルールで運営できるということがあります。
というわけで「分散型SNSサーバーを構築するメリット 簡単に構築する方法」についてお伝えします。
分散型SNSサーバーが簡単に構築できるサービスも紹介しているので記事を読んでみてくださいね。

分散型SNSとは
分散型SNSとは、X(旧Twitter)やInstagramのように特定の企業や管理者が存在せず、管理、運営がユーザーの間で分散されているSNSのことです。
従来型のSNS(X、Instagram、フェイスブックなど)は中央集権型SNSと呼ばれています。
分散型SNSでは、ユーザーのデータが複数のサーバー(インスタンス)に分散して保存されているため、情報の漏洩や流出が起こりにくくセキュリティ性が高いとされています。
また、分散型SNSは特定の企業などに管理・運営されていないので、投稿が運営会社に削除されたりアカウントの凍結といったことがありません。※自由度が高いとも言えます。
ユーザーは、複数のサーバーから気に入ったサーバーに登録して比較的小規模なコミュニティ内でSNSを楽しんだり、自分でSNSサーバーを立ち上げて独自のテーマやルールでSNSを運営することができます。
分散型SNSでは、異なるプラットフォームであっても同じプロトコルを使用していれば相互に閲覧したりリアクションをすることができます。※相互運用性といいます。
つまり、まとめると分散型SNSには以下のような特徴があります。
- ユーザーの個人情報やプライバシーが漏洩しにくい
- 投稿の削除やアカウントの凍結がない
- ユーザーがサーバーを作成してSNSを運営することができる
- 同一のプロトコルを使用しているプラットフォームであれば閲覧することができる
分散型SNSサーバーを構築するメリット
分散型SNSの特徴として、自分でサーバーを作成してSNSを運営することができる、ということがあります。
分散型SNSサーバーを構築するメリットとしては
- 運営方針をコミュニティ主導で決めることができる
- SNSコミュニティ運営の知識や技術が身につく
- データの安全性が高い
- データの所有権をユーザーが持っている
- 投稿の自由度が高い
- サーバー停止の影響を受けにくい
などがあります。
分散型SNSでは、個人や企業が運営するサーバーに参加することができます。
しかし、サービスを終了してしまう可能性もあり、そのタイミングも運営者次第になります。
そのため、自分で管理することがおすすめされています。
ただし、サーバーを作成するには一定の専門知識が必要になりますし、管理・運営も継続することが難しいともいわれています。
プライバシーポリシーや利用規約なども作成しておくなど、立ち上げから運営・管理までのハードルは低くないといえそうです。
分散型SNSサーバーを簡単に構築する方法
前述しているように、分散型SNSのサーバー(インスタンス)を構築するには一定の専門知識が必要になります。
しかし、分散型SNSサーバーを専門知識なしで構築できるサービスもあります。
それが「Xserver SNS」になります。
Xserver SNSは、レンタルサーバー(共用サーバー)の国内シェアNo1であるエックスサーバーが提供するサービスになります。
サーバー知識ゼロでも安心!自由で思い通りのSNSが構築できる『XServer SNS』
Xserver SNSでは、基本的に申し込むだけでSNSサーバーが自動で構築されます。
管理やメンテナンスなどもエックスサーバーで行うので、誰でも簡単に分散型SNSの運営を始めることが可能です。
Xserver SNSの特徴
- サーバーの知識不要でSNSサーバーが構築できる
- ドメインが無料で利用できる
- SSL証明書の管理が自動化されていて手間なく安心
- 専門スタッフによる24時間365日のサポート体制

Xserver SNSで構築できる分散型SNS
Xserver SNSで自動で構築できるSNSサーバーは以下の3つになります。※2024年11月23日時点
- Misskey
- Bluesky(ブルースカイ)
- Mastodon(マストドン)
Misskey(ミスキー)
Misskey(ミスキー)は、日本人の開発者によって立ち上げられた、X(旧Twitter)のような短文投稿型のSNSになります。※Misskeyは分散型SNSプラットフォームになります。
X(旧Twitter)のように「投稿(ノート)」「返信(リプライ)」「再投稿(リノート)」などができます。
Misskeyの特徴
- 投稿文字数は3000文字まで可能
- カスタムスタンプ機能(※)がある
- MFM機能という文字装飾機能がある
- アカウント非公開(鍵垢)は不可
※LINEのスタンプのような絵文字でリアクション出来る機能。
Bluesky(ブルースカイ)
Bluesky(ブルースカイ)は、Twitterの共同創設者のジャック・ドーシーらによって発案された分散型SNSプラットフォームです。
もともと招待制でしたが2024年2月6日から誰でもアカウントが作成できるようになりました。
BlueskyもX(旧Twitter)に似た以下のような機能があります。
- Post:投稿。Xでいうツイートのこと
- Repost:再登校。Xでいうリツイート
- QuotePost:引用リツイート
- 「いいね」
- フォロー
- ブロック
- 複数アカウント利用
- フィード(タイムライン)のカスタマイズ
●Blueskyの主な特徴
- 分散型のプロトコル「AT Protocol」を採用
- セキュリティ性が高い
- フォロワーなどの引継ぎが可能
- ユーザーが自由にサーバーを構築しデータを管理できる
- 履歴、フォロワーなどの引継ぎが可能
- 特定の投稿のフィードを表示できる
BlueskyもポストX(旧Twitter)として注目されています。
Mastodon(マストドン)
Mastodon(マストドン)は、ドイツのプログラマーが2016年に立ち上げた分散型SNSになります。
こちらもX(旧Twitter)と同じく短文投稿型のSNSになります。
●Mastodon(マストドン)の特徴
- テーマの異なるインスタンスが多数存在する
- オープンソースなので誰でもMastodon(マストドン)のサーバーを立ち上げることができる
- 広告がない
- 投稿文字数は500文字まで可能
- 投稿の自由度が高い
Mastodonでは、「投稿:トゥート」「拡散:ブースト」となっています。
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分散型SNSサーバーを構築するメリット 簡単に構築する方法 まとめ
というわけで今回は「分散型SNSサーバーを構築するメリット 簡単に構築する方法」についてお伝えしました。
分散型SNSサーバーを構築するメリットとしては
- SNSコミュニティ運営の知識や技術が身につく
- データの安全性が高い
- データの所有権をユーザーが持っている
- 投稿の自由度が高い
- サーバー停止の影響を受けにくい
などがありますが、サーバーの構築には専門知識も必要になってきます。
しかしXserver SNSというサービスを利用すると、分散型SNSである「Misskey」「Bluesky」「Mastodon」のSNSサーバーを自動で簡単に構築することができます。
気になった方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。