X(旧Twitter)に代わるSNSはどこ?
という方もいるかもしれませんね。
ポストX(旧Twitter)といわれているSNSはいくつかありますが、その中でも今回Misskey(ミスキー)というSNSを紹介します。
Misskeyは、オープンソースの分散型SNSプラットフォームといわれています。
今回は「Misskey(ミスキー)とは? 日本人が開発した分散型SNSのメリット・デメリットは?」についてお伝えしていきます。
ポストX(旧Twitter)といわれるMisskeyに興味がある方は記事を読んでいてくださいね。
Misskey(ミスキー)とは
Misskey(ミスキー)とは、分散型SNSプラットフォームです。
分散型SNSプラットフォームとは従来の中央集権型SNSと違い、複数のサーバーでユーザーのデータやコンテンツを分散して保存するSNSプラットフォームのことです。
簡単に言うと、いわゆるX(旧Twitter)のような短文投稿型のSNSになります。
Misskeyは日本人の開発者syuilo(篠田英司)によって立ち上げられたMisskey Projectによって開発されています。
ポストX(旧Twitter)ともいわれているMisskeyですが、前述しているようにX(旧Twitter)とは明確な違いがあります。
それはX(旧Twitter)が中央集権型SNSであるのに対し、Misskeyは分散型SNSであるということです。
- X(旧Twitter):中央集権型SNS
- Misskey:分散型SNS
中央集権型SNSの場合、企業など特定の管理者が存在するのに対し、分散型SNSでは特定の管理者が存在しません。
分散型SNSでは、ユーザー自身がサーバー(インスタンス)を作成し、一般ユーザーはそれぞれインスタンスを選んで利用します。
つまり分散型SNSとは、ユーザーが立ち上げたインスタンスの集まりともいえます。
Misskey(ミスキー)の基本機能
●投稿
Misskeyの投稿は「ノート」と呼ばれています。
投稿文字数は3000文字まで可能。
●リプライ
返信。X(旧Twitter)と同様、投稿に返信することができます。
●Renote
Renote(リノート)として、X(旧Twitter)のようにリツイート(再登校)に相当します。
公式リツイートと引用(引用リツイート)が洗濯できます。
●リアクション
Misskeyには「いいね」機能はありません。
代わりにカスタムスタンプという機能があります。
この機能でLINEのスタンプのような絵文字で投稿にリアクションすることができます。
このようにMisskeyでは、X(旧Twitter)でできることはほぼ出来るようになっています。
ただし、アカウント丸ごとの非公開(鍵垢)についてはできません。
Misskey(ミスキー)の特徴・メリット
Misskey(ミスキー)の特徴・メリットとしては以下が挙げられます。
- 誰でも自由にインスタンス(サーバー)を作成し公開できる
- 複数のSNSの投稿を見ることができる
- カスタムスタンプ機能
- 4つのタイムライン
- MFM機能
誰でも自由にインスタンス(サーバー)を作成し公開できる
Misskeyの最も特徴的なことは、誰でも自由にインスタンス(サーバー)を作成して公開できることです。
そのため、ネット上には独自のテーマやコミュニティのインスタンスはたくさん存在し、ユーザーはその中から好きなインスタンスを選んで利用します。
複数のSNSの投稿を見ることができる
Misskeyは、ActivityPub(アクティビティパブ)というプロトコルを採用しています。
そのため、同じActivityPubを実装しているSNSを操作・閲覧することができます。
つまり別のサービスのSNSの投稿を見ることができるんですね。
例)マストドン、Bluesky、X(旧Twitter)など。
これは分散型SNSの特徴の一つになります。
カスタムスタンプ機能
Misskey(ミスキー)には「いいね」機能がありません。
代わりにカスタムスタンプという機能が装備されています。
カスタムスタンプとは、LINEのスタンプのように表情や動きのある絵文字のことです。
カスタムスタンプを使うことで「いいね」だけでは伝えきれない思いや感情を表現し伝えることができます。
4つのタイムライン
Misskeyには4つのタイムラインがあります。
ホーム | 自分がフォローしている人の投稿 |
ローカル | 所属しているインスタンス内の投稿 |
ソーシャル | ホームとローカルのミックス |
グローバル | 所属しているインスタンスと繋がっているインスタンスのすべての投稿 |
このうちグローバルタイムラインが、前述した同じ通信規格を持ったインスタンスの投稿(X、マストドン、Blueskyなど)をすべて閲覧できるタイムラインになります。
MFM機能
MFM(Markup language For Misskey)機能とは、Misskey内で使われる文字を装飾できるコードのことです。
MFM機能を使うことで、投稿の文字に色を付けたり形を変えたりすることができます。
単純なテキストの投稿ではなく文字の表現の幅を広げることができる機能になります。
Misskeyのデメリット
Misskeyのデメリットとしては以下がいわれています。
- ユーザー数がまだ少ない
- 情報が最新ではない可能性がある
Misskey最大のインスタンスである「Misskey.io」には2024年10月31日時点で「50万人突破!」の文字が掲載されています。
国内のX(旧Twitter)の利用者数が約6000万人ほどということなので、まだ比較的利用者数はそれほど多くはありませんね。
今後、利用者が増えていくとしても、現状利用者がまだ少ないというのはSNSとしてはデメリットではありますね。
また、そのことで情報が最新ではない可能性もあります。
※ただしMisskeyのユーザーはかなり熱狂度が高いといわれています。
Misskeyの注意点
Misskeyの注意点としては、
- 一度アップロードしたデータは、削除しても完全に削除されない可能性がある
- 非公開で行った投稿でも相手のサーバーが非公開として扱わないかのうせいがある
ということがあります。
アップロードしたデータは、削除しても全てのサーバーから削除されない可能性があるので、データが残ってしまうことがあるんですね。
デジタルタトゥーになる可能性があるので、残ったら困るような投稿は控えた方が無難です。
また、非公開が必ずしも非公開にならない可能性があるということで、こちらも非公開とはいえ公開されて困るような投稿は控えた方がいいですね。
Misskeyがおすすめな人
Misskeyの投稿の文字数は3000文字までになります。
3000文字といえば、ちょっとしたブログ記事がまるまる投稿できるくらいの文字数になります。
X(旧Twitter)は280文字まで、Blueskyで300文字ということなので、特に長文を投稿したいという方にはMisskeyはおすすめかもしれませんね。
Misskeyにはどんなインスタンスがある?
Misskeyのインスタンスで最大のものは
Misskey.io
になります。
2024年2月の時点で45万人ということでMisskeyの最大のインスタンスになります。
Misskeyの開発者であるsyuikoの運営する公式のインスタンスである「Misskey.xyz」の運営を村上さんが引き継ぎ、2019年に「Misskey.io」としてスタートしたものです。
「Misskey.io」は公式は名乗っていませんが、Misskeyのインスタンスとしては最大になります。
他にも以下のようなインスタンスがあります。
- すしすきー:カスタム絵文字が充実している
- ノベルスキー:小説が好きな人向けのインスタンス
- お絵描きすきー:イラストが好きな人が集ますインスタンス
またGMOペパポなど企業が運営するインスタンスもあります。
Misskeyでフォークとは?
Misskeyはオープンソースのため、様々な”派生”、枝分かれが存在します。
本家のMisskeyに独自の機能を追加するなどして、派生、枝分かれしたものをフォークといいます
Misskeyが使えるおすすめレンタルサーバーは?
Misskeyのサーバーを建てるのにおすすめのレンタルサーバーは
になります。
XServer VPSでは、Misskeyのアプリイメージを利用することができます。
分散型SNSでは、自分でSNSサービスを管理することができます。
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Misskey以外の分散型SNSは?
Misskey以外の分散型SNSには以下のようなものがあります。
- Mastodon(マストドン)
- Bluesky(ブルースカイ)
- Threads(スレッズ)
- ALIS(アリス)
- Phaver(フェーバー)
それぞれの分散型SNSに利用されているプロトコルは?
分散型SNSでは、使用されているプロトコルが同じ場合、異なるSNS間でも投稿の閲覧などが可能です。
これを相互運用性といいます。
以下は主なプロトコルになります。
- AT Protocol:Blueskyで採用。など。
- Activity Pub:Misskey、Mastdonで採用。動画共有プラットフォーム「PeerYube」など。
- Farcaster:分散型ブログ「Mirror」で採用
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