企業・法人向けのレンタルサーバーの選び方は?
という疑問を持っている方もいるかもしれません。
会社のホームページを作りたいという方からECサイトやWebサービスを提供したいという用途でサーバーを探している方もいるかもしれませんね。
というわけで今回は「【企業・法人向け】レンタルサーバーの選び方 個人向けとの違いから選ぶときのポイントまで おすすめサーバーも紹介!」についてお伝えします。
企業・法人向けレンタルサーバーの選び方のポイントが知りたい、という方は記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約9分で読めます。
企業・法人向けレンタルサーバーとは
企業・法人向けレンタルサーバーは、企業・法人向けに用意されたレンタルサーバーのことです。
いわゆるビジネス向けのレンタルサーバーともいえます。
一般的な個人向けレンタルサーバーと違い、サーバーのスペックが高く、サービスも個人向けよりも手厚く、またオプションも充実しているといった特徴があります。
料金は個人向けサーバーに比べて高くなっています。
企業・法人向けと個人向けのレンタルサーバーの違い
企業・法人向けレンタルサーバーといっても、厳密には法人しか利用できないというわけではありません。
サーバーの目的によっては法人であっても個人向けの方がいい場合もあります。
一般的には、企業・法人向けのレンタルサーバーと個人向けのレンタルサーバーは以下のような違いがあります。
スペックの違い
一般的に企業・法人向けレンタルサーバーのほうが個人向けに比べてサーバーのスペックが高いです。
用途や会社の規模にもよりますが、サーバーをビジネス用で利用する場合、個人向けのサーバーではスペックが足りない可能性が高いです。
企業・法人の場合、サーバーのトラブルが発生してしまうと信用にも関わるので、性能、スペックなどが充実した法人向けのサーバーが推奨になります。
料金の違い
前述したように、企業・法人向けレンタルサーバーはスペック、性能が高くサービスも手厚いということもあり、それに応じて料金も高くなります。
企業・法人向けでは、ビジネスに耐えうるサービスを提供するのにコストがかかるので、料金が高くなるのはある程度当然ともいえますが、このことは法人向けの大きなデメリットといえますね。
反対に、個人向けのレンタルサーバーはとてもリーズバブルな料金で利用できるということがメリットになります。
もちろん、法人と言えどもそこまでのサービスが必要ないということであれば、個人向けを選ぶという選択肢はあります。
サービスの違い
企業・法人向けと個人向けのレンタルサーバーのサービスの違いとしては
企業・法人向けは、例えば、
- セキュリティ
- サポート体制
- オプション
などが個人向けに比べて高く、手厚くなっています。
企業・法人の場合、Webサイトの改ざんや情報漏洩などがあると、信頼性が下がり深刻な影響がある可能性があるため、セキュリティ体制も強固なものになっています。
また、サポート体制も電話対応があるなど個人に比べて手厚くなっています。
企業・法人向けサーバーは、様々なオプションにも対応しているという傾向があり、企業の様々なニーズに答えられるようになっています。
一方の個人向けサーバーは、企業・法人向けに比べてサービスが制限されていて、サポート体制も電話対応がないなど企業・法人向けとは差がある傾向があります。
企業・法人向けと個人向けの違い まとめ
企業・法人向けと個人向けのレンタルサーバーの違いをまとめると以下のようになります。
企業・法人向けサーバー | 個人向けサーバー | |
---|---|---|
スペック・性能 | 高い | 低い |
料金 | 高い 月2000~5000円前後 | 安い 月1000円前後 |
セキュリティ | 高度なセキュリティ対策 | 標準的なセキュリティ対策 |
サポート体制 | 手厚いサポート | 基本的なサポート |
オプション | 多い | 少ない |
企業・法人向けレンタルサーバーを選ぶ際のポイント
企業・法人向けレンタルサーバーを選ぶ際のポイントをみていきます、
企業・法人向けサーバーを選ぶ際のポイントは以下のようなものになります。
- サーバーの目的、用途を明確にする
- 必要なスペック、サービスを把握
- サーバーの実績と信頼性
- 予算を考慮する
では、一つずつ説明していきます。
サーバーの目的、用途を明確にする
企業・法人向けレンタルサーバーを選ぶ際は、まずサーバーの目的、用途を明確にすることが重要になります。
用途、目的によって必要なスペック・性能が決まってきますし、必要なセキュリティ、サポート体制も変わってきます。
サーバーの用途によっては、必ずしも企業・法人用である必要がない場合もあります。
例えば、小規模の会社や店舗の情報を載せる程度であれば、個人向けのレンタルサーバーともいえます。
逆にいえば、個人であってもECサイトやWebサービスなどを運営するなら、スペックが高くセキュリティ体制が充実している法人向け(ビジネス向け)のレンタルサーバーを選んだ方がいい場合もあります。
必要なスペック、サービスを把握
サーバーの目的、用途がはっきりすれば、必要なスペック、サービスなどが決まってきます。
主なスペック、サービスの目安は以下のような感じです。
ディスク容量
ディスク容量は、サーバーに保存できるデータの容量のことです。
Webサイトにおいてデータは、サイト自体のデータの他にメールの保存にも使用されます。
ディスク容量の目安は、使い方によっても変わってきますが、小規模な会社(従業員数程度)の企業紹介と従業員分のメールアドレスくらいであれば50GB程度で十分だといわれています。
また、中規模以上の会社で従業員も多数になると、最低でも300GB以上は必要になるといわれています。
データ転送量
データ転送量は、データをサーバーからパソコンなどへ転送するデータの合計のことです。
転送量の合計が上限を超えてしまうと、制限がかかって転送速度が遅くなったり、追加で料金が発生する場合があります。
データ転送量は、サイトへのアクセスやページのアップロードで増えていくので、重いページを大量にアップしたりアクセス数が多いサイトは気に掛ける必要があるかもしれません。
ただ、転送量が「無制限」というレンタルサーバーもあるので、気になる場合はそういうところを選ぶのがおすすめです。
セキュリティ
企業・法人向けレンタルサーバーを選ぶポイントとしては、やはりセキュリティ性が高さが重視されます。
サイトの改ざんや情報漏洩などが起こってしまうと、深刻な被害が出る恐れがあるので、大抵の法人、ビジネス向けのサーバーでは特に重要視されています。
サイトへの攻撃だけでなく、災害などの影響も極力防ぐためにバックアップサーバーは本サーバーとは違う場所に置いたりして、安全性を高めているサーバーもあります。
サポート体制
サポート体制も、企業・法人向けサーバーを選ぶ際のポイントになります。
大抵のレンタルサーバーでは、企業・法人向けプランではサポート体制をかなり充実させています。
ポイントとしては、やはり「電話サポート」の充実度があります。
個人向けプランでは、標準的なサポートのみで電話サポートがないところもありますが、企業・法人向けでは「電話サポート」を設けているところが多いです。
サーバーの実績と信頼性
企業・法人向けサーバーの場合は、やはり実績と信頼性が高いところが安心感があるということで、運用実績が長いところが選ばれる傾向があります。
運用実績がまだ少ないサーバーは、この部分では不利になりますが、やはり法人向けのサーバーとしては安定的な運用を長年行っている老舗レンタルサーバーが選ばれることも多いようです。
予算を考慮する
最後は、当然ながら予算面を考慮する、ということになります。
必要なスペック、機能を備えていて尚且つできるだけコストが抑えられるということがポイントになります。
サーバーの目的、用途によっては、企業・法人向けにこだわらなくても運用が可能な場合もあるので、前述したように、用途目的を明確にしたうえでレンタルサーバーを選ぶことが大事になります。
主な企業・法人向けレンタルサーバー比較表
主な企業・法人向けサーバーの比較表になります。
前述したポイントを踏まえて参考にしてみてくださいね。
プラン | 初期費用 | 月額料金(税込) | ディスク容量 | メールアカウント | 転送量 | |
---|---|---|---|---|---|---|
Xserverビジネス | スタンダード | 16500円 | 3762円~ | 300GB | 無制限 | 無制限 |
mixhost(ミックスホスト) | ビジネス | 無料 | 2178円~ | 無制限 | 無制限 | 無制限 ※目安は月間100TB程度 |
ロリポップ! | エンタープライズ | 無料 | 2200円~ | 1.2TB | 無制限 | 無制限 |
KAGOYAのレンタルサーバー | S22 | 3300円 | 2200円 ※12か月一括払いで1760円 | 310GB Web:200GB メール:100GB MySQL:10GB | 50アカウント~ | 無制限 |
さくらのレンタルサーバー | ビジネス | 無料 | 2122円~ | 600GB | 無制限 | 無制限 |
バリューサーバー | ビジネス | 3300円 | 1760円~ | 800GB | 無制限 | 1500GB/月目安 |
iCLUSTA+ byGMO | レギュラー | 5500円 ※24/36か月の契約で0円 | 1155円~ | 500GB | 無制限 | 無制限 |
※転送量は無制限となっていてもサーバーに過大な負荷がかかる場合は制限がかかることもあります。詳しくは各公式サイトをご確認ください。
各サーバーの公式サイトは以下になります。
●各企業・法人向けレンタルサーバーの公式サイト
企業・法人向けレンタルサーバーおすすめ3社
上記の表から
- 初期費用:無料
- メールアカウント:無制限
- 転送量:無制限
という要素で選ぶと以下のおすすめ3社が該当します。
mixhost ビジネスプラン
当ブログでも利用してるmixhost(ミックスホスト)になります。
企業・法人向けプランとしてはビジネスプランになります。
月額:2170円~
アクセス数の目安400,000PV/月のビジネス向けのサーバーです。
WebサーバーにLiteSpeedを採用しているということで、表示速度も高速になります。
サポート体制は
- WordPressサポート
- Zoomサポート
- 優先サポート
- 設定代行サポート
で対応しています。
30日間の返金保証があります。
ロリポップ! エンタープライズプラン
格安レンタルサーバーで知られているロリポップ!です。
企業・法人向けのプランとしてはエンタープライズプランがあります。
月額2200円~
個人向けレンタルサーバーの印象が強いですが、ビジネス用のプランもあります。
以前は、表示速度が遅いといわれることもありましたがWebサーバーにLiteSpeedを採用してからは「ロリポップ!は速い」というイメージに変わりつつありますね。
ドメインが2個無料で10日間の無料お試し期間もあります。
さくらのレンタルサーバ
さくらのレンタルサーバの企業・法人向けプランとしてビジネスプランがあります。※他ビジネスプロプランもあります。
月額2122円~
複数人でのサイト更新に対応しているということで、サイト運営を外注するさいにも向いています。
2週間のお試し期間があります。
ECサイト向けのレンタルサーバー
ネットショップ(ECサイト)を運営する際によく利用されるCMSにEC-CUBEがあります。
EC-CUBEを使ってショップを構築するなら、EC-CUBEが簡単にインストールできる以下のレンタルサーバーがおすすめになります。
●EC-CUBEが簡単にインストールできるレンタルサーバー
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というわけで今回は「【企業・法人向け】レンタルサーバーの選び方 個人向けとの違いから選ぶときのポイントまで おすすめサーバーも紹介!」についてお伝えしました。
企業・法人向けレンタルサーバーは、個人向けと比べてスペック、性能・機能が高くなっており、セキュリティ体制やサポートなどもかなり手厚くなっています。
用途によっては個人向けサーバーでも問題ない場合もありますが、ビジネス向けで使用するならやはり法人向けサーバーがおすすめといえます。
サーバーの目的、用途に合わせて、必要な機能を備えたレンタルサーバーを選ぶことが大事になります。
最後に、記事でご紹介したおすすめの企業・法人向けサーバーの公式サイトを最後にもう一度載せておきますね。
気になったサーバーは公式サイトをチェックしてみてください。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。