WordPress(ワードプレス)サイトの構築にVPSがいいと聞くけどそのメリット・デメリットは?
という方もいるかもしれません。
WordPressサイト(ブログ)を開設するなら共用サーバーを利用するのが簡単ですが、VPS(仮想専用サーバー)WordPressを構築するのもメリットが多いです。
というわけで今回は「VPSでWordPressを構築するメリット・デメリット おすすめVPSも紹介」についてお伝えします。
VPSでWordPress構築を検討している方は記事を読んでみてくださいね。
●VPSでWordPressを構築するメリット
- 管理者権限付与で自由度が高い
- WorPressの高速環境が構築できる
- コスパがいい
- 他のユーザーの影響を受けない(受けづらい)
●VPSでWordPressを構築するデメリット
- WordPressの構築に専門知識が必要
- サーバー管理の手間がかかる
●WordPress構築におすすめのVPS
※この記事は約7分で読めます。
VPSとは
VPS(バーチャルプライベートサーバー)は仮想専用サーバーと意味になります。
仮想専用サーバーとは、一台のサーバーを複数のユーザーでそれぞれ専用サーバーのように利用できるサービスになります。
サーバーの分割には仮想化技術が使われています。
それぞれの仮想サーバーは独立していてお互いに影響することはありません。
※ただし1台のサーバーを複数のユーザーで共有しているの物理サーバー自体に何かあればユーザーすべてが影響を受けます。
VPSのメリットとしては
- 共有サーバーよりも自由度が高い
- サーバーを共有している他のユーザーの影響を受けづらい
- 専用サーバーより料金が安い
- コスパがいい
といったことがあります。
また一方で
- ある程度の専門知識が必要
- サーバーのセキュリティやメンテナンスなども自分で行う必要がある
などのデメリットもあります。
VPSでWordPressを構築するとは
VPSには様々な用途があります。
主な用途として
- WordPressブログ、サイトの運営
- ゲーム用マルチサーバーの構築
- アプリケーションの開発環境
- FXの自動売買用途
- リモート接続を利用したテレワーク用途
などがあります。
なかでもWordPressブログ、サイトの運営は個人、法人問わずよく利用される用途になります。
では、VPSでWordPressを構築するのにどういうメリット・デメリットがあるのかを見ていきます。
VPSでWordPressを構築するメリット
VPSでWordPressを構築するメリットとしては以下のようなものがあります。
- 管理者権限付与で自由度が高い
- WorPressの高速環境が構築できる
- コスパがいい
- 他のユーザーの影響を受けない(受けづらい)
管理者権限付与で自由度が高い
VPSのメリットとして、管理者権限(root権限)が付与されるということがあります。
管理者権限が与えられることで、ユーザーは自由にサーバー環境を構築できます。
具体的には、好きなアプリケーションをインストールしたり自由に設定を変更したりすることで、希望のサーバー環境を構築できるということです。
WorPressの高速環境が構築できる
VPSでは管理者権限が付与されるので、自由にサーバーを構築することができます。
WordPressの運営でいうと、高速環境の構築が挙げられます。
VPSによってはWordPress高速実行環境である「KUSANAGI」の環境を簡単に構築できるテンプレートイメージなどもあるので、高速なWordPressにすることが可能です。
サイトの表示速度が速いということは、サイトで収益を得るうえでも非常に大きなメリットになります。
コスパがいい
VPSでのWordPress運営のメリットとして、サーバーのスペックに対してコスパがいいということがあります。
ただ、必要なスペックでいうと料金的には共用サーバーの方が安い場合が多いので、単純にコストを抑えたい場合は共用サーバーの方がいいこともあります。
VPSは仮想専用サーバーのことですが、専用サーバーに比べると料金的にはかなり安価になります。
つまりVPSは仮想的にとはいえ、安価に専用サーバーを利用できるサービスという見方もできます。
他のユーザーの影響を受けない(受けづらい)
VPSメリットとして、他のユーザーの影響を受けないということがあります。
これは意外に重要で、共用サーバーだと同じサーバー内に負荷の大きいサイトが入っていると自分のサイトも重くなったり表示速度が遅くなったりと影響を受ける可能性があるということになります。
前述しているように、表示速度が遅くなるということは、サイト運営ではかなり不利です。
この点で、VPSは他のユーザーの受けないということでWordPress運営においてメリットは大きいといえます。。
VPSでWordPressを構築するデメリット
VPSでWordPressを構築するデメリットとしては
- WordPressの構築に専門知識が必要
- サーバー管理の手間がかかる
ということがあります。
WordPressの構築に専門知識が必要
VPSでWordPress環境の構築には、専門知識が必要になります。
テンプレートイメージがあるとはいえ、ある程度の知識とスキルは必要なので、その意味で人材の確保などの問題も出てくる可能性があります。
このことがVPSの一つのハードルになるわけですが、実際にはWordPressの運営だけなら必ずしもVPSを利用する必要はないので共用サーバーの利用も含めて検討するようにしましょう。
サーバー管理の手間がかかる
VPSでのWordPress運営では、WordPressの運営だけでなくサーバー管理の手間がかかります。
共用サーバーでは、サーバーのセキュリティや保守などはサーバー会社が行いますが、VPSでは自分でそれらを行う必要があります。
VPSでは自由度が高い分サーバーの管理に手間がかかるというデメリットがあります。
WordPress構築におすすめのVPS
WordPress構築におすすめのVPSは以下になります。
Xserver VPS
エックスサーバー株式会社が提供するXserver VPSになります。
WordPress用のWebサーバーとしてだけでなく
- 「Minecraft」などゲームのマルチプレイ用
- 開発環境
など様々な用途におすすめのVPSサービスです。
WordPress運営では、WordPressを超高速化できる「KUSANAGI」のアプリイメージが利用可能になっています。
2024年7月24日時点では「実質月額581円~」で利用可能となっています。※キャンペーンの適用料金です。
ConoHa VPS
ConoHa VPSはGMOインターネットグループの提供するVPSサービスです。
- ITエンジニアが使いたいVPS NO1
- 「KUSANAGI」利用者がおすすめするVPS NO1
を2年連続で獲得しています。
豊富なテンプレートで様々な用途におすすめのVPSになります。
プライム・ストラテジー社公式認定のKUSANAGIかんたん管理ツール「ConoHa KUSANAGI manager」を無料で利用できるということで、WordPress用途でもおすすめのVPSです。
料金プランは「まとめトク」と「時間課金」があります。
2024年7月24日時点では「まとめトク」で「月額296円~」から利用可能です。※キャンペーン適用料金です。
さくらのVPS
さくらのVPSは「さくらインターネット」が提供するVPSサービスになります。
さくらのVPSではVPSの用途ごとにセットアップしたサーバーを申し込むことができます。
またサーバー管理初心者にやさしい機能があるので、VPS初心者にもおすすめのVPSです。
また、さくらVPSは、リージョン(サーバーの場所)を東京、大阪、石狩から選べるという特徴があります。
2024年7月24日時点では「月額590円~」利用可能になっています。
やっぱり簡単!おすすめ共用サーバー
VPSでWordPressを構築するメリットなどについてお伝えしてきましたが、場合によってはVPS利用が向いていないこともあります。
特にレンタルサーバーを利用するのが初めてという方にはVPSは、専門知識も必要でハードルが高いといえます。
レンタルサーバー初心者の方は共有サーバーの方が簡単でおすすめになります。
●おすすめ共用サーバー5選
- エックスサーバー スタンダードプラン
- ロリポップ! ベーシックプラン
- ConoHa WING WINGパック ベーシックプラン
- mixhost スタンダードプラン
- カラフルボックス BOX2プラン
※気になったサーバーは公式サイトをチェックしてみてくださいね。
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VPSでWordPressを構築するメリット・デメリット おすすめVPSも紹介 まとめ
というわけで今回は「VPSでWordPressを構築するメリット・デメリット おすすめVPSも紹介」についてお伝えしました。
VPSでWordPressを構築すると以下のようなメリットがあります。
- 管理者権限付与で自由度が高い
- WorPressの高速環境が構築できる
- コスパがいい
- 他のユーザーの影響を受けない(受けづらい)
一方で
- WordPressの構築に専門知識が必要
- サーバー管理の手間がかかる
というデメリットもあるので、特に初心者の方は注意が必要です。
WordPress構築に向いているVPSとしては
がおすすめになります。気になる方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。