WiFi、モデム、ルーター、ONU、WANなど、一旦ネット環境が整ってしまうと、あまり意識することはないかもしれません。
インターネット通信関係の用語ってわかっているようで、実はよくわかっていないこともありますよね。
というわけで今回は「【解説】WiFi、モデム、ルーター、ONU、WANなどインターネット通信機器・用語の意味と違い」についてお伝えします。
モデムとルーターの違いは?
ONUって何?
という方はぜひ記事を読んでみてくださいね。
※この記事は約5分で読めます。
意外とわかっていないモデムとルーターの違い
意外と勘違いしているのが”モデム”と”ルーター”の違いです。
なんとなく同じようなものというイメージを持っている方も多いかもしれません。
しかし、厳密にはそれぞれ以下のような機器になります。
- モデム:アナログ信号とデジタル信号を相互に変換する機器
- ルーター:異なるネットワークを接続するための機器

モデム
モデムは、アナログ信号とデジタル信号を相互に変換する機器のことです。
アナログ信号とは、簡単に言うと時間的に連続する信号のことで、区切りがなく滑らかに変化する信号のことです。
ここでいうアナログ信号とは、
電話回線
ケーブルテレビの回線
などで使われている信号のことになります。
一方のデジタル信号とは、0と1の2進数で表される離散的(飛び飛び)信号のことです。
パソコンの通信はデジタル信号で行っているので、この場合デジタル信号はいわばパソコン用の信号ともいえます。
デジタル信号:パソコン、タブレットなどが読み取れる信号(パソコン用の信号)
つまり
モデムは、電話回線などのアナログ信号をパソコン用のデジタル信号に変換(またはデジタル信号をアナログ信号に変換)する機器ということになります。
モデムとは、電話回線、ケーブル回線などのアナログ信号とパソコン用のデジタル信号とを相互に変換する装置。
ルーター
ルーターは、異なるネットワークを接続するための機器です。
具体的には、
複数のデバイス(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)をネットにつなげる機器
になります。
モデムによって変換されたデジタル信号を、複数のデバイスに送受信するのがルーターになります。
パソコン1台の場合は、モデムから直接パソコンにつなぐことも可能ですが、ルーターをつなぐことによって複数のパソコンなどのデバイスに接続だ可能になります。
つまり、接続関係としては
モデム → ルーター → 複数のパソコン、タブレットなど
のようになります。
モデムは電話回線の場合、壁にある電話回線用のモジュラージャックにつながっていることになります。※ケーブルテレビ回線の場合はそれ用のモデムになります。
ルーターには有線ルーターと無線ルーターがあります。
無線ルーターはWiFiルーターとも呼ばれますが、家に設置した場合、家の中のどこにいてもLANケーブルを接続することなくインターネット接続が可能になります。
下で説明するONUは、光回線用の変換装置で光回線の場合は、モデムの代わりにONUで光信号をデジタル信号に変換します。
モデムとルーターの違い
モデムは、電話回線などのアナログ信号をパソコン用のデジタル信号に変換する機器。
ルーターは、モデムと接続することで複数のデバイス(パソコンやタブレットなど)に接続できるようにするための機器になります。
つまり、ルーターだけではインターネットには接続でいないということですね。
現在では、ルーターの機能を持ったモデムもあるので、その場合はルーターは必要ありません。
モデムだけで、複数のパソコンが使えている場合はルーター内蔵型のモデムを使っているということですね。
WiFi(ワイファイ)とは?
WiFiというと、無線でネットに接続できる”電波”みたいな思っている方もいるのではないでしょうか。
WiFi(ワイファイ)とは、パソコン、タブレットなどのデバイスを無線でネットに接続する技術、規格のことです。
もともとLANケーブルを使って機器をネットワークにつなげる仕組みのことを有線LANといいますが、これを無線でおこなうのが無線LANになります。
この無線LANの規格が”WiFi”ということになります。
前述したルーターの中にWiFiの機能を持ったルーターがあります。
このルーターのことをWiFiルーター(無線LANルーター)といいます。
WiFiルーターをモデムに接続すると、パソコン、タブレットなどのデバイスを無線でインターネットにつなぐことができます。
つまりWiFiルーターを使えば、ケーブルなしでネットワーク(インターネット)に接続することができるわけですね。
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WAN?LAN?
家庭や会社内など限定されたところのネットワークのことをLAN(Local Area Network)といいます。※このネットワークをつなぐケーブルのことをLANケーブルといいます。
LANに対して、LAN同士をつないだ大きなネットワークのことをWAN(World Area Network)といいます。
モデムについている、通信ケーブルの接続口には「WAN」と「LAN」というのがあります。
壁のモジュラージャックからの通信ケーブルを「WAN」に接続し、家などのパソコン側のネットワークからのLANケーブルは「LAN」に接続する、ということになります。
LAN:家や会社内などの限定されたネットワークのこと
WAN:LAN同士をつないだ大きなネットワークのこと
ONUとは?
上でも軽く説明しましたが、ONUは光回線用の変換装置になります。
ONU(Optical Network Unit)は、日本語では光回線終端装置という訳になります。
光回線を末端(終端)で受ける装置という意味ですね。
ONUは、光信号をデジタル信号に変換する機器をいうことです。
光回線の場合は、モデムの代わりにONUを使って信号をデジタルに変換することになります。
ONUは、インターネットに接続するために信号をアナログ信号に変換する、という意味で広く”モデム”と呼ばれることもあります。が、光回線の場合はこのモデムはONUということになります。
ONUは光回線を使用するときに使う。
ONUは光信号をデジタル信号に相互変換する装置。
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【解説】WiFi、モデム、ルーター、ONU、WAN、LANなどインターネット通信機器・用語の意味と違い まとめ
というわけで今回は「【解説】WiFi、モデム、ルーター、ONU、WAN、LANなどインターネット通信機器・用語の意味と違い」についてお伝えしました。
WiFi、ルーターなど最近では普通によく聞く用語ですが、よく考えたらこれって何なの?方もいたのではないかと思います。
また、モデムとルーターの違いについてもお伝えしました。
それぞれの機器、用語についてご理解いただけたら幸いです。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
