ECサイトってなに?
という方もいるかもしれませんね。
ECサイトは、いわゆる”ネットショップ”のことです。
今回は「ECサイトを始めるなら? その種類とメリット・デメリット」についてお伝えしていこうと思います。
ECサイトって何?という方やECサイトやネットショップの開設について気になっている方は記事を読んでみてくださいね。
下の方でネットショップを無料で作成できるサービスも紹介しているので参考にしてみてくださいね。
※この記事は約10分で読めます。
●ECサイトの主な種類
- ショッピングモール型ECサイト
- 自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)
- SaaS型ECサイト
ECサイトとは
ECサイトとは、イーコマース(Eコマース)におけるサービスを提供するWebサイトのことです。
イーコマースとは、いわゆるネットでのモノやサービスの売買のことで電子商取引とも呼ばれます。
つまり、ECサイトとは
インターネットネットでモノやサービスの販売を行うWebサイトのこと
という認識でいいと思います。
ECサイトの種類
ECサイトには主に以下の3つの種類があります。
- ショッピングモール型ECサイト
- 自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)
- SaaS型ECサイト
●ショッピングモール型ECサイト
楽天市場、Amazon、Yahoo!ショッピングなどに出店する形式です。
ショッピングモールの中の一つの区画に出店するイメージですね。
Amazonや楽天市場などは、いわばインターネット上のショッピングモールのようなものです。
Amazonや楽天市場にも、実際のショッピングモールのように様々な店舗が出店していますよね。
テナント料を支払うことで、ショッピングモールサイトの一画に出店することが可能です。
●ショッピングモールサイトの例
ショッピングモール型ECサイトのメリット
ショッピングモール型ECサイトのメリットとしては以下のようなものがあります。
- ショッピングモールサイトの知名度を利用した集客力
- 信頼感、安心感がある
ショッピングモールサイトの知名度を利用した集客力
ショッピングモール型ECサイトの大きなメリットは、やはりショッピングモールサイトの知名度を利用した集客力があるということです。
ネットで何か買い物をするときに、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどいつも決まったサイトを利用するという方も多いのではと思います。
その大きな集客力は大きなメリットになります。
信頼感、安心感がある
知名度のあるショッピングモールサイトは一定の安心感、信頼感があります。
有名なショッピングモールサイトに出店しているショップは、それだけでユーザーに一定の信頼感、安心感を与えることができます。
比較的始めやすい
すでにあるプラットフォームを活用できるので、ショップの開設がしやすいということがあります。
この意味で、ショッピングモール型ECサイトは初心者の方でも比較的始めやすいといえます。
ショッピングモール型ECサイトのデメリット
ショッピングモール型ECサイトのデメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
- テナント料などがかかる
- ショップ自体の印象が残りづらい
テナント料などがかかる
ショッピングモール型ECサイトのデメリットでまずあるのは、店舗の運営に際してテナント料金などの費用がかかるということです。
楽天市場の場合、店舗運営で発生する月額費用をシミュレーションすることができます。
ショップ自体の印象が残りづらい
ショッピングモールサイト自体に知名度があり、それに伴うブランド力があったとしても、個別のショップの印象はあまり残らない傾向があると言われています。
確かに、ショッピングモールサイト内のショップで購入したとしても、Amazon、楽天市場で買ったという印象になりがちで、購入したショップの印象はあまりないことが多いですね。
●自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)
自分(自社)でECサイトを作って運営、販売を行うECサイトです。
独自ドメインを取得して自社(個人など)でネットショップを運営するECサイトのことになります。
自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)のメリット
自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)のメリットとしては以下のようなものがあります。
- 利益率が高い
- サイトにオリジナリティが出せる
- マーケティングの自由度が高い
利益率が高い
自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)のメリットとしては、やはり利益率が高いということが挙げられます。
自社サイト型(自作型ECサイト)の場合、ショッピングモール型ECサイトのようにテナント料や手数料などを抑えることができるので、うまく運営することができれば利益率を上げることが可能です。
サイトにオリジナリティが出せる
また、自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)なら、ショッピングモール型ECサイトのようにモール全体のルールや仕様の拘束がありません。
なので、サイトの機能やデザインなどを商品のコンセプトに合わせて自由に構築することができます。
つまり、自社の徹底的なブランディングが可能なんですね。
ブランディングを確立することで他社との差別化を図ることができます。
マーケティングの自由度が高い
前述してますが、自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)はショッピングモール型のようなルールに従う必要がないのでWebマーケティングについても自由度が高いといえます。
もちろんショッピングモール型では、マーケティングについてのサポートを行っているところもありますが、基本的にモール内の同業店舗も条件は同じですし、他社との差別化を図るのであれば自社サイト型ECサイトの方が有利ともいえます。
自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)のデメリット
自作サイト型ECサイト(自作型ECサイト)のデメリットとしては
- 集客が大変
- マーケティングやWebサイトの運営に関する知識が必要になる
- 成果がでるまでに時間がかかる
などがあります。
集客が大変
自社サイト型ECサイトのデメリットは、やはり集客が大変ということです。
モール型のような知名度による集客力が乏しいので、自社サイト型は集客に苦労しがちです。
集客のためにコストをかけて対策をしていくことも場合によっては必要ですが、コストの割には結果が出るまでに期間を要することもあります。
加えてサイトの障害対応などショッピングモール型に比べて運営、管理に手間がかかります。
マーケティングやWebサイトの運営に関する知識が必要になる
自社サイト型は、自由度が高い分Webサイトの運営やマーケティングに関する知識やノウハウに精通した人材が必要になります。
さらに、サイトの立ち上げから運営まで自社サイト型は軌道に乗せるまでにかなり長期的な視点も必要になるので、初心者や初めての運営では難易度が高い傾向があります。
成果がでるまでに時間がかかる
上記のようなデメリットのために、自社サイト型ECサイトは成果が出るまでに時間がかかるといわれています。
●SaaS型ECサイト
SaaSとは「Software as a Service」の略で直訳すると「サービスとしてのソフトウェア」という意味になります。
簡単にいうと、
サーバー(クラウドサーバー)にあるソフトウェアをインターネット経由で提供する
というサービスのことになります。
通常、ソフトウェアはインストールして使うことが多いですが、SaaSの場合、ユーザーはインターネット経由でクラウドサーバーにあるソフトウェアを利用します。
上記のことを前提として、SaaS型ECサイトとはいわゆる”ネットショップ(ECサイト)”の作成サービスという分類になります。
つまり、
ネット上で場所とショップを作成するシステムを借りる代わりに、その利用料を払う
というイメージになります。
●SaaS型ECサイトの例
- カラーミーショップ
- BASE
- STORES
などを利用して作成したECサイト。
SaaSと似ている言葉として「PaaS」と「IaaS」があります。
IaaS:Infrastructure as a Serviceの略。インターネット経由でインフラ(サーバー、ネットワークなどのITインフラ)を提供するクラウドサービスのこと。
PaaS:Platform as a Serviceの略。インターネット経由でプラットフォームを提供するクラウドサービスのこと。データベース、開発ツールなどのアプリケーションやWindows、MacOSといったOSなどのプラットフォームを提供するサービス。
SaaS型ECサイトのメリット
SaaS型ECサイトのメリットとしては以下のようなものがあります。
- 短期間でECサイトをスタートできる
- システム機能の開発・導入などのコストが不要
- システム環境の保守・メンテナンスやセキュリティ対策はサービス側が行う
- ECサイト運営のコストが抑えられる
短期間でECサイトをスタートできる
まず、大きなメリットとしては、ECサイトを運営するのに必要な機能が揃っているので、短期間でECサイトをスタートできるということがあります。
SaaS型ECサイトで標準的についている機能としては
- ショッピングカート機能
- 決済サービス機能
- 受注管理機能
- セキュリティ機能
などがあります。
システム機能の開発・導入などのコストが不要
基本的に、システム機能の開発・導入はECサイト作成サービス側が行うので、それらのコストは不要になります。
ECサイトの運営を楽にする最新機能など、時代の流れに対応した機能の導入や既存機能の改善などのコストが抑えられるのは大きなメリットになります。
システム環境の保守・メンテナンスやセキュリティ対策はサービス側が行う
また、システム環境(サーバーやネットワーク機器)の保守・メンテナンスやセキュリティ対策などもサービス側の対応になるので、その手間やコストが不要になります。
ECサイト運営のコストが抑えられる
前述のように
- システム機能の開発・導入・改善
- セキュリティ対策
- システムの運用・保守・メンテナンス
などの費用が抑えられるので、自社サイト型ECサイトにくらべてかなりのコストダウンが可能になります。
ネットショップとECサイトの違い
ECサイトと似たような言葉にネットショップ、オンラインショップといった言葉があります。
これらは基本的には同じことを表しています。
ただ、使う人の立場、視点によって使われ方が違うんですね。
一般に
ECサイト:製作者、開発者、運営者側の立場から言われる
ネットショップ、オンラインショップ:ユーザー(利用者)側からの視点で言われる
ことが多いです。
確かに利用者側からいうとECサイトという言い方はあまりしませんね。
ECサイト作成・構築サービス
ECサイトの種類として
- ショッピングモール型ECサイト
- 自社サイト型ECサイト(自作型ECサイト)
- SaaS型ECサイト
の3つをみてきました。
ECサイト作成・構築サービスには以下のようなものがあります。
ECサイトの新規出店に必要な準備から開店後の店舗運営までを一括して行うサービス「ラクポチ」になります。
- ECモール(楽天・Amazon・Yahoo)への出店、ECサイト運営したい方
- ECサイトの運営を丸投げしたい方
- Webで販売したい方
などにはおすすめのサービスです。
気になった方は以下の公式サイトをチェックしてみてくださいね。
●STORES
かんたん・無料でネットショップが作れるサービスの「STORES」です。
専門的な知識は不要で、豊富なテンプレートをカスタマイズすることでオリジナルのショップを作成することができます。
管理画面もシンプルで使いやすいのが特徴になります。
以下のような方に向いています。
- ネットショップの運営が初めての方
- なるべくコストをかけたくない方
無料でネットショップが作りたい方はぜひ公式サイトをチェックしてみてくださいね。
STORES
- 参加ショップの平均月商が233万円
- 業界最多の651機能の標準搭載
- Yahoo!ショッピングなど大手サービスと連携で集客も安心
- サポート機能が充実
とおすすめポイントの多いネットショップ構築・運営サービス「makeshop」になります。
安心のサポートで初心者の方にもおすすめです。
●BASE
本格ネットショップが無料で作成できるサービス「BASE」です。
初期費用・月額費用が0円!
商品製造も支援しています。つまり
売るものがなくても大丈夫
ということになります。
え?という感じですが、そうなんです。
誰でも簡単にオリジナル商品を作ることが可能です。
気になった方は公式サイトをチェックしてみてくださいね。
ECサイトを始めるなら? その種類とメリット・デメリット まとめ
というわけで今回は「ECサイトを始めるなら? その種類とメリット・デメリット」について乙対しました。
ECサイトがどういうものかわかっていただけたでしょうか。
無料でECサイトを作成するサービスもあるのでネットショップを開設してオリジナル商品を販売してみるのもいいかもしれませんね。
気になったサービスは公式サイトをチェックしてみてくださいね。
●記事でご紹介したサイト
STORES
●楽天市場への出店
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。