分散型SNSってなに?
という方もいるかもしれません。
分散型SNSとは、従来のSNSであるX(旧Twitter)のように企業などの特定の管理者が存在せずに、ユーザーが構築した複数のサーバーを連携しながら運営されているSNSのことです。
※従来のSNSは、分散型SNSに対して中央集権型SNSと呼ばれています。
近年、分散型SNSとして様々なものが登場しており注目されています。
今回は「分散型SNSの一覧 X(旧Twitter)とどう違う?」についてお伝えします。
分散型SNSの一覧ではそれぞれの特徴についてもお伝えしています。
分散型SNSにはどんなものがあるのか気になっている方は記事を読んでみてくださいね。
分散型SNSとは
分散型SNSとは、X(旧Twitter)やInstagramのように特定の企業や管理者が存在せず、管理、運営がユーザーの間で分散されているSNSのことです。
従来のSNSである中央監視型SNSでは、ユーザーのデータの管理やその権限がSNSを運営している企業などに集中しており、管理者による特定のユーザーや意見を排除、アカウントの停止などが可能となっています。つまり、SNSを運営する特定の企業によって、意見や情報の操作が可能ということで、これらの問題については様々な議論がありました。
分散型SNSでは、中央に企業のような管理者がなくデータも分散して管理されるので、自由な発信が可能です。
またデータの管理もユーザー自身で行えるためプライバシーを保護しやすいということもあります。
分散型SNSはブロックチェーン技術を利用しているのでデータや取引記録などを安全に記録できるというメリットもあります。
ユーザーが、サーバーを自由に構築することが可能なので、テーマやルールを独自に決めてSNSを運営することもできます。
分散型SNSでは、同一のプロトコルを使用していれば異なるプラットフォームであっても閲覧することが可能です。
●分散型SNSの特徴
- ユーザーの個人情報やプライバシーが漏洩しにくい
- 投稿の削除やアカウントの凍結がない
- ユーザーがサーバーを作成してSNSを運営することができる
- 同一のプロトコルを使用しているプラットフォームであれば閲覧することができる
なぜ今「分散型SNS」なのか?X(旧Twitter)との決定的な違い
なぜ今「分散型SNS」なのか?X(旧Twitter)との決定的な違い
分散型SNSが注目されている背景には、X(旧Twitter)の仕様変更やアルゴリズムの不透明さに対するユーザーの不信感があります。
一社がサーバーもルールも握る中央集権型に対し、分散型SNSは複数のサーバーがゆるやかにつながる仕組みで、ユーザーとコミュニティ側の裁量が大きい点が本質的な違いです。
特定企業の方針に左右されにくく、自分に合った運営方針や文化を持つサーバー(インスタンス)を選べるため、「タイムラインを誰が支配しているのか」という構造そのものがXと決定的に異なります。
X(旧Twitter)は、中央集権型SNSの中でも代表的なものになります。
分散型SNSとX(旧Twitter)の違いは、分散型SNSと中央集権型SNSの違いともいえます。
分散型SNSと中央集権型SNSの違いをまとめると以下のようになります。
●分散型SNSと中央集権型SNSの違い
| 分散型SNS | 中央集権型SNS | |
|---|---|---|
| 運営 | ユーザーが運営する複数のサーバーが存在し、それぞれ連携しながら 独自のテーマ、ルールで管理されている。 | 特定の企業、組織などがサーバーを管理し運営している。 |
| データ管理 | 複数のサーバーに分散して管理されている。 | 基本、同じサーバーに一元管理されている。 |
| 自由度 | それぞれのサーバーが独自のテーマで運営されていて、ユーザーは登録するサーバーを自由に選べる。 | 運営会社のルールに基づいて運営されている。ユーザーの自由度は低い。 |
| セキュリティ性(データ消失のリスク) | データが複数のサーバーに分散されているのでデータ消失のリスクは低い。 | 一つのサーバーでデータが保存されているので、障害などでのデータ消失の可能性は分散型より高い。 |
| 特徴 | データの管理をユーザー同士で分散化している 登録するインスタンス(サーバー)が自由に選べる 相互運用性がある | 機能が充実している 情報収集がしやすい サービスの内容などが突然変更されることがある |
| 利用者数 | 比較的少ない | 多い |
| 代表的なSNS | Bluesky、Miskey、Mastodonなど | X(旧Twitter)、フェイスブック、Instagramなど |
分散型SNS一覧
主な分散型SNSの一覧になります。
Bluesky(ブルースカイ)|X生みの親が作る次世代SNS
Blueskyは、Twitterの共同創設者で元CEOジャック・ドーシーらによって発案された分散型SNSプラットフォームです。
Bluesky(ブルースカイ)の主な特徴
- 分散型のプロトコル「AT Protocol」を採用
- セキュリティ性が高い
- フォロワーなどの引継ぎが可能
- ユーザーが自由にサーバーを構築しデータを管理できる
- 履歴、フォロワーなどの引継ぎが可能
- 特定の投稿のフィードを表示できる
Bluesky(ブルースカイ)とは ポストX(旧Twitter)の新SNSを解説
Mastodon(マストドン)|日本でも人気の草分け的分散型SNS
Mastodon(マストドン)は、ドイツのプログラマーであるオイゲン・ロチコが2016年に立ち上げた分散型SNSです。
Mastodon(マストドン)の主な特徴
- テーマの異なるインスタンスが多数存在する
- オープンソースなので誰でもMastodon(マストドン)のサーバーを立ち上げることができる
- 広告がない
- 投稿文字数は500文字まで可能
- 投稿の自由度が高い
Mastodon(マストドン)とは? X(旧Twitter)との違い
Damus(ダムス)|Nostrプロトコルを使った完全分散型SNS
Damus(ダムス)とは、Nostr(ノストラ)というプロトコルで構築された分散型SNSプラットフォームになります。
Damus(ダムス)の主な特徴
- ビットコインの投げ銭が出来る
- 中央管理者がいない分散型SNSである
- アカウント作成時に個人情報が必要ない
- 投稿の削除、アカウント削除がない
分散型SNS「Damus(ダムス)」はX(旧Twitter)の代替になる?
Threads(スレッズ)|Instagram連携で使いやすい新SNS
Threads(スレッズ)は、Meta社が提供している短文投稿型(テキスト中心)のSNSです。
Theadsは、Meta社の提供ということですが、分散型SNSのプロトコルである「ActivityPub」に対応する予定ということです。
Threads(スレッズ)は、非中央集権的な仕組みで運営されているということで分散型SNSに分類されています。
Threads(スレッズ)の主な特徴
- インスタグラムと連携している
- 投稿文字数が最大500文字まで
- 最大10枚の画像が投稿可能
- 最大5分の動画が投稿可能
- 再登校、引用が可能
Threads(スレッズ)とは? X(旧Twitter)と比較してどこが違う?将来性は?
Phaver(フェイバー)|稼げる?Web3連携のソーシャルアプリ
Phaver(フェイバー)は、Web3版のTwitterともいわれている分散型SNSで、2022年2月にリリースされました。
「Web3」とは、データを分散して管理・運営することができる次世代インターネットのことになります。
Phaver | The Gateway to Web3 Social
Phaver(フェイバー)の主な特徴
- X(旧Twitter)と同じように使える
- 投稿コンテンツによって収益を得ることができる
- 投稿にリアクションすることでも収益を得ることが可能
- NFTをプロフィール(アイコン)に設定できる
分散型SNS「Phaver(フェイバー)」とは? Web3版の”Twitter”といわれる理由
Misskey(ミスキー)|日本発・高機能で遊べる分散型SNS
Misskeyは日本人の開発者syuilo(篠田英司)によって立ち上げられた分散型SNSです。
Miskey(ミスキー)の主な特徴
- 誰でも自由にインスタンス(サーバー)を作成し公開できる
- 複数のSNSの投稿を見ることができる
- カスタムスタンプ機能
- 4つのタイムライン
- MFM機能
Misskey(ミスキー)とは? 日本人が開発した分散型SNSのメリット・デメリットは?
ALIS(アリス)|記事投稿でトークンがもらえる国産SNS
ALIS(アリス)とは、日本初のブロックチェーン技術を利用した分散型SNSになります。
ALISは、投稿した記事が評価されたり、良質な記事をいち早く評価することでALISトークン(ALISで使用される通貨)がもらえるシステムになっています。
ALISの主な特徴
- 良質な記事が評価されやすい
- ALIS内ではALISトークンが使用される
- 記事を評価されたり他ユーザーの記事を評価することで信頼ポイントがもらえる
- ユーザーの信頼度スコアに応じてALISトークンが配布される
- ユーザーに良質な記事が届きやすい
- 投げ銭機能がある
ALIS(アリス)とは? 日本初のブロックチェーン技術を用いた分散型SNSを解説 ALICEとはどう違う?
Steemit(スティーミット)|ブロックチェーン×ブログ型SNSの元祖
Steemit(スティミット)は、2016年にNed SccottとDaniel Larimerによってリリースされた分散型SNSです。
記事や写真などを投稿することで報酬を得ることができるというシステムが大きな魅力になっています。
Steemit(スティミット)の主な特徴
- 記事を書くことで収益化できる
- 記事を評価する(リアクション)ことでも収益化できる
- 良質な記事が利用者の目に留まりやすいシステム
Steemit(スティミット)とは? ブロックチェーンをベースとしたSNSをわかりやすく解説
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分散型SNS比較一覧|X(旧Twitter)との違いを徹底解説 まとめ
というわけで今回は「分散型SNS比較一覧|X(旧Twitter)との違いを徹底解説」についてお伝えしました。
分散型SNSとX(旧Twitter)の違いは、分散型SNSと中央集権型SNSの違いとも言えます。
大きな違いは、特定の企業などの管理・運営者がいるかどうかということになります。
分散型SNSはブロックチェーン技術を利用しているということも大きな特徴になります。
主な分散型SNSの一覧もお伝えしたので興味のある方はチェックしてみてくださいね。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
