cTraderってなに?
という方もいるかもしれません。
cTraderは、FXやCFDで使う取引プラットフォームのひとつです。
今回は「cTraderとは そのメリット・デメリット 自動売買は可能?」についてお伝えします。
cTraderってなに?という方や導入を検討しているという方は記事を読んでみてくださいね。
信頼と実績で選ばれているEA&インジケーターの販売専門サイト!
cTraderとは
cTraderは取引の透明性や高速約定を売りにしたトレーディングプラットフォームです。
cTraderの基本
cTraderの基本と用途を説明します。
cTraderは主にFXやCFDで使われるプロ仕様に近い取引プラットフォームです。
高機能なチャートや複数の注文方法を備えており、透明性の高い板情報なども特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 提供形態 | ブローカー経由で配布されるデスクトップ・ウェブ・モバイルのプラットフォーム |
| 主な利用者 | 短期トレードやスキャルピング、上級トレーダー |
| 特徴 | 高速約定、板情報、柔軟なチャートツール |
特徴
cTraderの特徴は以下が挙げられます。
- 高速な約定性能と低遅延を重視している。
- 板情報が見えるため透明性が高い。
- チャートや注文機能がプロ向けに充実している。
cTraderのメリット
cTraderのメリットは以下があります。
- 約定スピードが速くスリッページを抑えやすい。
- 板情報により注文の深さや流動性が把握しやすい。
- カスタマイズ性の高いチャートとテクニカル指標が使える。
- cTrader Automateで自動売買(ロボット)も動かせる。
cTraderのデメリット
cTraderの短所の表です。
| デメリット | 説明 |
|---|---|
| 提供ブローカーが限定される | MetaTrader系に比べ取扱いブローカーが少ない場合がある |
| 学習コストがやや高い | プロ向けの機能が多く初心者には操作が複雑に感じられる |
| インディケーターの数は限定的 | カスタム指標はあるがコミュニティや資産流通量はMT系より小さい |
cTraderで自動売買は可能?
結論からいうとcTraderで自動売買は可能です。
専用の仕組みを使ってEAのような運用ができます。
※EA(エキスパートアドバイザー):自動売買プログラム。
cTraderはcTrader Automateという独自の自動売買機能を提供しています。
cTrader AutomateではC#ベースのスクリプトでロジックを組めるため柔軟な開発が可能です。
※cTrader Automate:cTrader用の自動売買エンジンの呼称。
※C#(シーシャープ):Microsoftが開発した、プログラミング言語で、オブジェクトの組み合わせでシステムを構築するという特徴があります。
導入の流れと基本操作
cTraderを実際に使い始めるときの流れや基本操作をお伝えします。
インストールと口座作成
国内外の対応ブローカーからcTrader対応口座を作成して、ダウンロードしログインするのが基本になります。
インストールと口座開設のポイントとしては
- cTrader対応のブローカーを選ぶ。
- デモ口座で操作感を確かめる。
- デスクトップ版とウェブ版の違いを確認する。
というところになります。
注文方法の基本
主要な注文タイプや約定のしくみを具体的に説明します。
成行や指値、逆指値に加え、複数の決済オプションやトレーリングストップが使えます。
| 注文タイプ | 概要 |
|---|---|
| 成行 | 市場価格で即時約定する注文 |
| 指値・逆指値 | あらかじめ価格を指定して執行する注文 |
| トレーリング | 利益確定方向に自動でストップを移動する設定 |
取引コストとスリッページ
cTraderは低スプレッドや低遅延が売りになる一方で、コストはブローカー次第になるので注意が必要です。
- スプレッドはブローカー毎に異なる点に注意。
- 約定方式(NDD/STP/ECN)でスリッページの出方が変わる。
- プロ向けツールのため高頻度トレード向けのコスト設計がされていることが多い。
自動売買について
cTraderでの自動売買は技術的な側面が強いため、開発環境やテスト方法が重要になります。
cTrader Automateの仕組み
cTrader Automateの基本構成と開発言語についてまとめます。
cTrader AutomateはC#をベースにしたAPIでEAに相当するロボットを作成できます。
| 要素 | 説明 |
|---|---|
| 言語 | C#ベースでスクリプト作成 |
| テスト | バックテストと最適化機能が利用可能 |
| 実行環境 | プラットフォーム上で直接稼働 |
外部ツールとの連携
必要に応じてVPSやWebhook、外部データフィードと連携することで安定運用がしやすくなります。
- VPSを使えばPCの電源に依存せず常時稼働が可能になる。
- 外部データを取り込むことで戦略の幅が広がる。
- セキュリティ面での配慮が必要になる。
運用時の注意点
自動売買を実運用する際のリスク管理や監視方法を紹介します。
ログや例外処理、滑りや通信断に対する対策を事前に組み込むことが重要です。
| リスク | 対策 |
|---|---|
| 通信断 | 自動再接続やフェイルセーフの実装 |
| 過最適化 | 過去データへの過剰適合を避ける |
| 資金管理 | ロットサイズや最大ドローダウンの上限設定 |
メタトレーダーとの比較と選び方
代表的なプラットフォームであるメタトレーダー(MT4/MT5)との比較と選ぶ際のポイントをお伝えします。
メタトレーダー(MT4/MT5)との比較
メタトレーダー(MetaTrader)との簡単な比較表です。
| 項目 | cTrader | MetaTrader |
|---|---|---|
| 言語 | C#ベース | MQL(独自言語) |
| 約定 | 高速で透明性が高い | 広く使われ安定した環境 |
| コミュニティ | 小規模だが専門的 | 大規模で資産が豊富 |
選び方のポイント
自分のトレード手法や開発スキル、ブローカーの対応状況を基準に選ぶのがおすすめです。
- 短期トレードや板情報を重視するならcTraderが向く。
- インディケーターや既成EAの豊富さを重視するならMetaTraderが便利。
- 自動売買を自前で開発する場合は言語の好みで選ぶ。
自動売買でMT4/MT5がおすすめされる理由
MT4とMT5は自動売買(自律取引)に対応した代表的なプラットフォームです。
豊富なカスタマイズ性とプログラミング環境を備え、EA(エキスパートアドバイザー)の作成や運用がしやすい点が評価されています。
またバックテスト機能や多くのインジケーター、活発なコミュニティがあり実践的な検証が行いやすいです。
プラットフォームの技術的優位性
MT4/MT5は軽量で安定した動作を重視した設計になっており長時間の自動稼働に適しています。
プログラミング言語(MQL4/MQL5)によるEA作成ができて高度な戦略を実装できます。
こうした技術面が自動売買の信頼性を支えています。
- 豊富な標準インジケーターとカスタム指標が利用可能。
- バックテストとフォワードテストで挙動を検証できる。
- 広いコミュニティとライブラリが学習と改善を後押し。
テストと検証のしやすさ
MT4/MT5はバックテストと最適化機能が充実しておりアルゴリズムの有効性を過去データで検証できます。
スプレッドや約定速度を考慮したモデル化が可能で運用前にリスクを把握しやすいです。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| バックテスト | 過去データで戦略評価。 |
| 最適化 | パラメータ調整で性能向上。 |
| レポート | 取引統計と損益分析を出力。 |
これらにより戦略の信頼性を高めた運用がしやすくなります。
FX自動売買におすすめのVPSサービス
以下のVPSサービスはFX自動売買におすすめになります。
FX自動売買におすすめVPSサービス3選
お名前ドットコムデスクトップクラウドとシンクラウドデスクトップはFX自動売買専用VPSとなっているので、この用途に最適化されています。
ABLENET VPSも用途としてFX自動売買がおすすめされています。
おすすめEA(エキスパートアドバイザー)入手サイト
FX自動売買のキモはなんといっても自動売買ツールであるEAになります。
EAの入手方法は配布などもありますが、専用サイトで入手するのが一般的です。
以下は、最近話題のAI搭載型EAが入手できるサイトになります。
●ゴゴジャン
異国のAIシリーズ

詳しくは以下の公式サイトでご確認ください。
関連記事
今回の記事の関連記事です。
- FX自動売買に必要なEAが入手できるおすすめサイト「異国の戦士」とは?
- エキスパートアドバイザー(EA)は有料と無料、初心者向けの選び方
- FX自動売買に必要なEAの入手サイト「異国の戦士」とは? おすすめの活用法は?
- VPSを使ってFXの自動売買をする方法
- AIを活用したEAで初心者におすすめの戦略は?
- FX自動売買をVPSなしで始める方法|手軽に運用するコツ
- EA(エキスパートアドバイザー)、インジケーターを無料で入手する方法
- FX自動売買の初心者|バックテストの基本と失敗しない始め方
- FXの自動売買 【初心者向け】 |損切り設定で差がつく理由
- FX自動売買初心者が知っておきたいトレード手法とVPS活用法
- 人工知能(AI)を活用したEAとは? どこで入手できる?
- fx自動売買で勝てるEAの特徴と選んではいけないEA
cTraderとは そのメリット・デメリット 自動売買は可能? まとめ
というわけで今回は「cTraderとは そのメリット・デメリット 自動売買は可能?」についてお伝えしました。
cTraderは高速約定や板情報による透明性、C#ベースの自動売買環境を持つプラットフォームです。
メリットは約定性能やカスタマイズ性、デメリットは対応ブローカーが限られることや学習コストの高さです。
自動売買はcTrader Automateで可能ですが、運用にはVPSや堅牢な例外処理が重要になります。
信頼と実績で選ばれているEA&インジケーターの販売専門サイト!
というわけで、今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
