FTPソフトでファイルをアップロードする方法

WordPress

WordPressをバックアップするときに、バックアップデータをサーバーにアップロードする必要があります。

今回はFTPソフトを使ってデータをアップロードする方法をお伝えします。

FTPソフトはいろいろありますが、今回は「FileZilla」というFTPソフトを使ったファイルのアップロード方法をお伝えします。

※この記事は約6分で読めます。

※注意:正しい情報の掲載に努めておりますが、記事内容の正確性を保証するものではありません。また情報が古くなっている可能性があることもご承知おきくださいますようよろしくお願い申し上げます。
アドセンス

FTPとは

FTP(File Transfer Protocol)とはファイルを転送するときの通信規格(プロトコル)の一つです。

Webサイトを公開するとき、作成した文章や画像などのファイルをサーバーに転送する必要がありますが、このファイル転送のための通信規格(通信プロトコル)がFTPです。

FTPソフトによって、

  • ファイルをサーバーへアップロード
  • サーバーからファイルをダウンロード

することができます。

FTPソフトを使うとき

WordPressを使っていればファイルをサーバーに転送するという作業はそんなにはありません。

主に

・WordPressテーマをアップロードするとき
・バックアップファイルをアップロードするとき

になります。

WordPressテーマをアップロードするとき

テーマはWordPressの管理画面からインストールできるものもありますが、パソコンにダウンロードしたテーマをアップロードすることで導入するものもあります。

基本的にはWordPressの管理画面の「外観」→「テーマ」→「新規追加」からテーマを導入するのが、最も簡単にテーマを導入する方法だと思います。

FTPソフトを使ってテーマをアップロードしてWordPressに導入することも可能です。

バックアップファイルをアップロードするとき

パソコンからファイル(バックアップファイル)をサーバーに転送(アップロード)することでサーバーをバックアップ時の状態に戻すことができます。

WordPressのファイルをカスタマイズなどで書き換えたりするときに、書き換え後の不具合に備えてファイルのバックアップをとります。

具体的には、書き換えるファイルをパソコンにダウンロードしておいて、もし書き換え後に不具合が起きたら、バックアップファイルを上書きアップロードすることで、ファイルを書き換え前の状態に戻せるようにしておくわけです。

バックアップファイルを上書きアップロードすることで、ファイルを書き換え前の状態に戻すことが可能

バックアップファイルをアップロードするときにFTPソフトを使います。

WordPressのバックアップのやり方

WordPressのバックアップのやり方は以下の記事で解説しています。

WordPress(ワードプレス)のバックアップファイルをサーバーにアップするときにFTPソフトを使用します。

FTPソフトでバックアップファイルをアップロードするやり方

FTPソフトでバックアップファイルをアップロードするやり方をお伝えします。

使用するFTPソフトとしてはFileZillaが有名です。

なので今回はFileZillaで説明します。

FileZillaのダウンロード

Download FileZilla Client for Windows (64bit x86) (filezilla-project.org)

上のリンクからFileZillaのダウンロードサイトにアクセスします。

●緑のボタンをクリックします。

●以下の画面で「FileZilla」のダウンロードボタン(緑色の「Downroad」ボタン)をクリックします。

●以下の表示が出たらダウンロードは完了です。

FileZillaのセットアップ

●ダウンロードしたファイルを開きます。

●デバイスの変更を許可するか聞いてくるので「はい」をクリックします。

●以下が表示されたら「I Agree」をクリック。

●以下の表示で「(recommended)」の方を選択し「Next」をクリック。

●以下が表示されたら「Finish」をクリックしてセットアップは完了です。

FileZillaでファイルをアップロードするやり方

FileZillaでファイルをアップロードする手順は、簡単に言うと

FileZillaにFTP接続情報を入力 → FileZillaでサーバーに接続 → ファイルをアップロード

という感じになります。

操作画面の説明

FileZillaの操作画面の左側がローカルサイト。右側がリモートサイトになっています。

つまり、

左側:自分のパソコン(ローカルサイト)

右側:サーバー(リモートサイト)

となり、それぞれのディレクトリとその中身を表しています。

ローカルサイト(左側)、リモートサイト(右側)共に上下に分かれていて、上部で選択したフォルダの中身が下部に表示されるようになっています。

※上図はローカルサイト側が表示されていますが、右側のリモートサイト側もサーバーに接続すれば同じように上部にフォルダの一覧、下部に選択したフォルダの中身が表示されます。

サーバーへの接続方法

サーバーに接続する方法です。

●まず画面の右上の「サイトマネージャー」のアイコンをクリックします。

●サイトマネージャーの画面が表示されるので「新しいサイト」をクリックします。

●以下の画面でサーバーの接続情報を入力して「接続」をクリックします。

接続情報の入力

接続情報は以下の情報になります。

・プロトコル
・ホスト
・ポート
・暗号化
・ログオンタイプ
・ユーザー
・パスワード

プロトコル

「FTPーファイル転送プロトコル」を選択します。

ホスト

接続するサーバーのホスト名を入力します。※確認方法は下で説明しています。

ポート

空白。そのままでOK。

暗号化

「使用可能なら明示的なFP over TLSを使用」を選択します。

ログオンタイプ

「通常」を選択します。

ユーザー

FTPユーザー名を入力します。※確認方法は下で説明しています。

パスワード

サーバーに接続するためのFTPパスワードを入力します。※確認方法は下で説明しています。

★ホスト、ユーザー、パスワードの確認方法

レンタルサーバーによって確認方法は異なりますが、大抵はサーバー設定が完了したさいに送られてくるメールに記載されています。

mixhostの場合は、

【mixhost】 レンタルサーバーアカウント設定完了のお知らせ」

という件名のメールに記載されています。

以下のような感じで記載されています。

※メールをなくしてしまった場合はサポートに問い合わせましょう。

●接続情報を入力して「接続」をクリックすると、初回に接続したときにかぎり「不明な証明書」という表示が出るので

今後は常にこの証明書を信用する

にチェックを入れて「OK」をクリックします。

●FileZillaの接続画面のリモートサイト(右側)にサーバーのフォルダの一覧が表示されたら、接続は成功です。

ファイルのアップロード方法

サーバーに接続出来たら、ファイルをアップロードします。

アップロード方法はローカルサイト(左側)のファイルを選択して、リモートサイト(右側)へドラッグ&ドロップするだけです。

バックアップファイルをアップロード

WordPressのバックアップファイルをアップロードするときは、ローカルサイト(左側)のバックアップファイルを選択して(複数選択も可能)右側のリモートサイトへドラッグ&ドロップします。

これで、右側(つまりサーバー側)のファイルがバックアップファイルで上書きされます。

★サーバーからファイルをパソコンへダウンロードする場合★

ちなみにサーバー側のファイルをパソコンへダウンロードするときは、上記の作業の逆をするだけです。

つまり、左側のリモートサイト(サーバー側)のファイルを右側のローカルサイト(パソコン側)にドラッグ&ドロップするだけです。

FTPソフトでファイルをアップロードする方法 まとめ

というわけで今回は「FTPソフトでファイルをアップロードする方法」についてお伝えしました。

今回はFTPソフトのなかでもポピュラーな「FileZilla」を使う方法をお伝えしました。

FileZillaは、ファイルのアップロードだけでなくダウンロードももちろんできます。

WordPressをバックアップファイルを使って復元するときにはFTPソフトが必要になるので、FileZillaを使う際は参考にしてみてくださいね。

以上、お読みいただきありがとうございました。