2023年12月8日にA8ネットで
【重要】広告掲載URLの提出についてのお知らせ
が出されました。
これは2023年10月1日からステルスマーケティングが景品表示法違反の対象になった(通称ステマ規制)ことを受けて、広告主側が
広告掲載コンテンツの確認・管理
を行っているということで、A8ネットでは広告掲載URLの提出をお願いしている、ということです。
「法律順守およびアフィリエイト広告市場の健全化のため」ということで、早めに「広告掲載URLの提出」をしておいた方がいいですね。
というわけで今回は「広告掲載URLをプラグインで一括CSV出力してA8ネットに提出する方法」についてお伝えします。
プラグインを使って一括でCSV出力できるので、まだ広告掲載URLを提出していないという方は参考にしてみてくださいね。
※この記事は約7分で読めます。
広告掲載URLの提出とは
冒頭でお伝えしたように、A8ネットからのお知らせとして
が出されたわけですが、これはつまり
A8ネットのアフィリエイト広告をブログなどに掲載している人は、その「プログラムID」と「広告を掲載している記事のURL」を全て提出してください
ということです。
これ、記事がまだ少ないサイトならまだしも、記事数が多いサイトになるとかなり大変ですよね。
広告掲載URLの提出方法は2つ
広告掲載URLの提出方法は2つあります。
一つは
提携中のプログラムの一覧から広告掲載URLを提出したいプログラムを探して個別にURLを入力して提出す方法
もう一つは
広告掲載URLを一括で出力したCSV形式のファイルをアップロードして提出する方法
になります。
前者は、プログラム別に広告を掲載している記事ページのURLを一つずつ入力していく方法になります。
この方法は、広告の掲載ページが複数ある場合や記事数が多い場合は、かなり作業が大変になります。※大量の記事がある場合、この方法はあまり現実的ではないかもしれませんね。
というわけで今回は後者の
広告掲載URLを一括で出力したCSV形式のファイルをアップロードして提出する方法
をお伝えします。
広告掲載URLを一括で出力したCSV形式のファイルをアップロードして提出する方法
この方法はWordPressプラグインの「Afilink Extractor」を使って以下の手順で行います。
- プラグイン「Afilink Extractor」をインストール
- サイト内のすべての広告プログラムIDと掲載ページのURLを抽出
- 抽出したデータ(CSV)をダウンロード
- ダウンロードしたCSVを修正する
- UTF-8のCSV形式で保存
- A8ネットの「広告掲載URL管理」ページからCSVをアップロード
1.プラグイン「Afilink Extractor」をインストール
まずWordPressプラグインの「Afilink Extractor」をインストールします。
Afilink Extractorは人気WWordPressテーマ「SWEL」の開発者が作成したプラグインです。
サイト内の
- 広告の「プログラムID」
- 広告の「使用リンク」※アフィリエイトリンク
- 広告が掲載されている記事のURL
を一括で抽出することができます。
インストールの手順
1.以下のページで「afilink-extractor-1.0.0.zip」をクリックしてzipファイルをパソコンにダウンロードします。
2.WordPressの管理画面にログインして左側のメニューから「プラグイン」→「新規プラグインを追加」をクリック
3.「プラグインを追加」ページで「プラグインのアップロード」をクリックして「ファイルの選択」から先ほどダウンロードしたzipファイルを選択して「開く」をクリック。
4.「今すぐインストール」をクリックするとプラグインがインストールされます。
5.「プラグインを有効化」をクリックして有効化します。
2.サイト内のすべての広告プログラムIDと掲載ページのURLを抽出
●WordPress(ワードプレス)の管理画面に左側のメニューに「a8リンク抽出」が表示されるのでクリック。
●「リンクを抽出」ボタンが表示されるのでクリック。
すると、A8ネットの広告データが表示(抽出)されます。
3.抽出したデータ(CSV)をダウンロード
●データが抽出されたら「CSVダウンロード」をクリックしてCSVをダウンロードします。
これでデータの一括出力(抽出)とダウンロードは終了です。
4.ダウンロードしたCSVを修正する
抽出されたデータは
- A列:記事url
- B列:プログラムID
- C列:使用リンク(アフィリエイトリンク)
という形式で抽出されているのでA8ネットに提出用に修正をします。
※修正はエクセルを使うのがおすすめです。
まず必ず修正するところは
- 1行目のヘッダー行を削除
- C列の「使用リンク」を列ごと削除
- A列の「記事url」とB列の「プログラムID」を入れ替える
の3つです。
1行目のヘッダー行を削除
1行目のヘッダー行(「記事url」、「プログラムID」、「使用リンク」と書いている行)は必要ないので削除します。
C列の「使用リンク」を列ごと削除
前述しているように、提出する情報は
- プログラムID
- 広告を掲載している記事のURL
になります。
なので、
C列の「使用リンク」は必要ないので列ごと削除します。
A列の「記事url」とB列の「プログラムID」を入れ替える
A8ネットでは
- A列に「プログラムID」
- B列に「提出URL」
を入力するように記載があるので
A列の「記事url」とB列の「プログラムID」を入れ替える
必要があります。
●必要があれば重複している行を削除
重複行がある場合は以下の手順で削除できます。※エクセルの場合
エクセルの場合
1.左上の三角の部分をクリック
2.「データ」タブで「重複の削除」をクリック
3.「OK」をクリック
で重複している行を削除できます。
以上でCSVの修正は終了です。
UTF-8のCSV形式で保存
最後に、A8ネットにCSVを提出するのに、CSVの文字コードをUTF-8に変換する必要があります。
●文字コードをUTF-8に変換する手順
・キーボードの「F12」を押します。
・「名前を付けて保存」の画面が開くので
- ファイル名:ファイル名を半角英数字で入力
- ファイルの種類:「CSV UTF-8(コンマ区切り)(*.csv)」を選択
・「保存」をクリック。
これでA8ネットにCSVを提出する準備ができました。
5.A8ネットの「広告掲載URL管理」ページからCSVをアップロード
A8ネットにログインして、メディア管理画面の「プログラム管理」から
「広告掲載URL管理」をクリック。
「CSVアップロードで一括提出する」のところにある「ファイルを選択」をクリックして、提出用に作成したCSVファイルを選択して「開く」をクリック。
「アップロード」をクリック。
アップロードが成功したら広告掲載URLの一括提出は完了です。
エラーが出たときは
アップロードがうまくいかずにエラーになったときは、エラーの内容が表示されるのでCSVファイルを修正して再度アップロードします。
よくあるのが
- ファイル名に半角英数字が入っている
- 提携切れのプログラムが混ざっている
など。
エラーになったときはその理由が表示されるので、エラーが消えるように修正します。
全ページに広告が掲載されている場合は?
サイドエリアなど全ページ共通の表示がされる部分に広告が掲載されている場合(つまり全ページで広告が掲載されている)は、
トップページなどその表示が確認できるページ1ページのみ提出すればいい、となっています。※ただし広告主より別途指示があった場合はそれに沿った対応をします。
広告掲載URLを提出しなかったら?
ステマ規制に伴って、広告主側で広告掲載コンテンツの確認・管理を行っている、ということはお伝えしました。
ステマ規制は、ステルスマーケティング、つまり広告であるのにユーザーや一般消費者からみて広告だとわかりにくく隠して行われる表示を規制するためのものです。
ステマは、景品表示法上の不当表示となるので規制の対象になります。
A8ネットを見る限り、広告掲載URLを提出しないことで何かペナルティがあるということは書いていなかったとように思います。
ただ、広告表示がステマと判断されることで、広告主へ措置命令が下される可能性があるということで、
広告主が警戒して広告掲載URLの提出がないメディアとの提携解除やまた成果報酬がキャンセルになる可能性もありえるかな、と思います。
少し手間はかかりますが広告掲載URLは提出しておいた方が無難といえそうです。
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広告掲載URLをプラグインで一括CSV出力してA8ネットに提出する方法 まとめ
というわけで今回は「広告掲載URLをプラグインで一括CSV出力してA8ネットに提出する方法」についてお伝えしました。
サイト内の広告掲載URLを全て抽出するのを、手作業で行うのは実際のところあまり現実的ではないかもしれませんね。
ここはプラグインを使って手間をかけずに提出してしまいましょう。
というわけで今回は以上になります。
最後までお読みいただきありがとうございました。