レンタルサーバーの機能などをみているとよく「全プランSSD搭載!」などという記載があります。
SSDって何?
という人もいるかもしれませんね。
また、SSDを搭載していると何がいいの?
という疑問を持つ人もいるかもしれませんね。
そこで今回は「SSDって何?HDDとの違いは?サーバーに搭載していると何がいいの?」についてお伝えします。
※この記事は約4分で読めます。
SSDがサーバーに搭載されていると何がいいの?
SSDとは、Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)を略で、ファイルのデータを保存する記憶装置のことです。内蔵された半導体素子メモリによってデータの読み取り、書き込みを行う。物理的に動作する部分がなく、全ての処理を電気的に行うためHDDに比べて様々なメリットがあります。
レンタルサーバーの機能などをみていると「SSD搭載」などと書いてあることがありますが、サーバーにSSDを搭載していると何が違うのでしょうか。
サーバーの処理層度(表示速度)の高速化が可能になる
一つは、SSDを搭載することで
サーバーの高速化が可能になる
ということです。
サーバーの処理速度(表示速度)はサーバー選びをするうえで、とても重要な要素になります。
とにかく”速い”サーバーを選ぶことが大事なんですね。
速いレンタルサーバーを選んだ方がいい理由については以下の記事で解説しています。
繰り返しますが、サーバーにSSDを搭載することでサーバーの高速化することが可能になります。
つまりレンタルサーバーを選ぶときは、SSDを搭載したサーバーを選ぶのがいいということになります。
レンタルサーバーにおいては、SSDはサーバー内のファイルのデータを保存する記憶装置ということになります。
SSDとは
搭載することで、サーバーの高速化が図れるSSDですが、そもそもSSDとは何なんでしょうか。
前述したように、
ファイルのデータを保存する記憶装置
の一つです。
記憶装置といえば、HDD(ハード・ディスク・ドライブ)、いわゆるハードディスクというのを聞いたことがあると思います。
パソコンのデータを保存するのに外付けHDDを使ったことがあるという人も多いのではと思います。
SSDやHDDは、それぞれパソコンなどのデータを長期間保存しておくための補助記憶装置(ストレージ)の一つになります。
SSDはHDDとの比較で説明するとわかりやすいです。
HDD
HDDは、ハードディスクとして割と身近な存在ですよね。
HDD:Hard Disk Drive(ハードディスクドライブ)の略。代表的なストレージの一つ。表面に磁気体を塗布した薄くて硬い円盤(ディスク)を、高速回転させ磁気ヘッドを移動することで、情報の書き込み及び読み出しを行う記憶装置。パソコンやサーバーなどの記憶装置として広く使われてきた。
HDDには、以下のようなメリット・デメリットがあります。
●HDDのメリット
- 保存できるデータの容量(記憶容量)が大きい
- 容量に対する単価が安い
●HDDのデメリット
- 衝撃、振動に弱い
- SSDに比べて読み書きに時間がかかる
- 音が発生する
HDDは、保存できるデータ容量が大きく、容量当たりの単価が安いというメリットがある反面、衝撃に弱くSSDに比べて読み書きに時間がかかるよいデメリットがあります。
また、ディスクが物理的に高速回転するので音が発生する、ということもデメリットの一つです。
SSD
対するSSDは以下のような記憶装置です。
SSD:Solid State Drive(ソリッドステートドライブ)の略。内蔵された半導体素子メモリによってデータの読み取り、書き込みを行う。物理的に動作する部分がなく、全ての処理を電気的に行うためHDDに比べて様々なメリットがある。
上記のようにSSDの特徴として、電気的な処理でデータの読み書きを行う、ということがあります。
電気的な処理でデータの読み書きを行う = 物理的に稼働する部分がない
このため、SSDはHDDよりも処理速度を高速化できるというわけなんです。
というわけで、SSDには以下のようなメリットがあるといわれています。
●SSDのメリット
- 起動や処理が速い
- 音が静か
- 衝撃に強い
反面、SSDには容量当たりの価格が高いというデメリットもあります。
●SSDのデメリット
- HDDに比べて容量当たりの価格が高い
SSDを搭載したレンタルサーバー
SSDを搭載したレンタルサーバーには以下のサーバーがあります。
- mixhost(ミックスホスト):ピュアSSDで構成した高性能サーバー
- カラフルボックス:全プランにSSD搭載
- ConoHaWING(コノハウイング):最新のピュアSSD RAID10構成のハイスペックサーバー
それぞれの公式サイトは以下になります。
mixhost


SSD環境の14倍? シン・レンタルサーバーの「オールNVMe」RAID10構成
エックスサーバー系列のシン・レンタルサーバーですが、
- 全ストレージに高速インターフェイス「NVMe」を採用
- データをブロック単位に分割、複数のディスクに分割保存のストライピング構成
により従来のSSD環境と比べて読み込み速度が最大14倍になっているとのことです。
新世代レンタルサーバー『シン・レンタルサーバー』
SSDって何?HDDとの違いは?サーバーに搭載していると何がいいの? まとめ
というわけで今回は「SSDって何?HDDとの違いは?サーバーに搭載していると何がいいの?」についてお伝えしました。
SSDとHDDの違いなどお分かりいただけたでしょうか。
SSDは物理的に稼働する部分がないので、高速化できる、音が静かなど様々なメリットがある反面、容量当たりの価格が高いというデメリットがあります。
SSD環境の14倍の読み込み速度を謳っているシン・レンタルサーバーのようなサーバーもありますが、SSDを搭載しているレンタルサーバーは、とにかくサーバーの高速化を図ろうとしているということですね。
以上、参考にしていただければ幸いです。