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シンVPSでブログ用のServerを構築する方法|2GBメモリで快適なサーバー環境を作る手順を全解説

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サーバー・インフラ構築(VPS)

シンVPSでブログ用のServerを構築する方法を知りたい

という方もいるかもしれません。

今回は「シンVPSでブログ用のServerを構築する方法|2GBメモリで快適なサーバー環境を作る手順を全解説」ということで、メモリ2GBというサーバー環境を想定して、サイバー構築の手順を解説しています。

メモリ2GBで何ができるという方や、シンVPSでインスタンス作成の手順が知りたいという方は記事を参考にしてみてくださいね。

シンVPS

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※正しい情報の掲載に努めておりますが、記事内容の正確性を保証するものではありません。また情報が古くなっている可能性があることもご承知おきくださいますようよろしくお願い申し上げます。
  1. シンVPSを選ぶメリットと2GBプランが最適な理由
  2. サーバー構築の準備:ドメイン取得と事前準備
    1. ドメイン取得とネームサーバー設定のポイント
      1. シンVPSのネームサーバー情報
      2. 設定の流れ(ヒント)
  3. シンVPSの申し込みと初期設定の流れ
  4. IPアドレスの確認とドメインの紐付け(DNS設定)
  5. SSH接続とセキュリティのための初期設定
    1. 1. サーバーのIPアドレスとパスワードを確認する
    2. 2. SSHで接続する
      1. 【Windowsの場合:Tera Termを使う場合】
      2. 【Mac / Windows Terminal の場合】
    3. rootログイン制限とSSH公開鍵認証の設定
      1. 手順1:一般ユーザーを作成し、sudo権限を付与する
      2. 手順2:クライアントPCでSSH鍵ペアを生成する
      3. 手順3:サーバー側の「~/.ssh/authorized_keys」に公開鍵を登録する
      4. 手順4:sshd_configで設定を変更する
      5. 設定を反映
      6. 万が一ログインできなくなったら?
  6. Webサーバー(Nginx/Apache)とPHPのインストール
    1. 手順:インストールコマンド
    2. サーバーの状態確認
  7. MySQL/MariaDBのインストールと設定
    1. 手順:インストールと初期セキュリティ設定
  8. 3. WordPress用データベースの作成
    1. 手順:MySQLにログインして作成
  9. 重要:控えておくべき情報
  10. WordPressのインストールとSSL化設定
    1. 1. Certbotのインストール
    2. 2. SSL証明書の取得と適用
    3. 3. Nginx設定ファイルの確認(念のため)
    4. 4. WordPressの設定更新
    5. 補足:NginxにおけるSSL化のヒント
  11. アプリイメージ「WordPress」を使うとどう変わる?
  12. 関連記事
  13. シンVPSでブログ用のServerを構築する方法|2GBメモリで快適なサーバー環境を作る手順を全解説 まとめ

シンVPSを選ぶメリットと2GBプランが最適な理由

シンVPSは、メモリあたりの料金が国内最安クラス※で、高性能CPUと高速NVMe SSDを備えたコスパ重視のVPSサービスです。

とくに「大容量メモリプラン」は、スタンダードプランよりも低価格で2倍のメモリを使えるため、WordPressなどのCMS運用にもゆとりがあります。

2GBプランは、個人ブログや小~中規模サイト、開発環境にちょうどよいバランスで、メモリ不足による動作の重さを避けつつ、無駄なコストも抑えられるのがポイントです。

メモリに余裕があると、WordPressのプラグイン追加やアクセス増にも強く、初めての方でも安心して長く使える構成になります。

サーバー構築の準備:ドメイン取得と事前準備

WordPressサイトをシンVPSで公開するには、「サーバー」と「ドメイン」の2つを用意する必要があります。

サーバーはサイトのデータを置く場所、ドメインは「example.com」のような住所の役割です。

この2つを事前に準備し、あとでDNS設定で結びつけることで、ブラウザからドメイン名でアクセスできるようになります。

※VPSの契約前にドメインを購入しておく。

あわせて、SSH接続に使うターミナルソフト(WindowsならTera Term やPuTTY、Mac/Linuxなら標準ターミナル)も準備しておきましょう。

ドメイン取得とネームサーバー設定のポイント

ドメインは、お名前.comなどのドメイン取得サービスで、好みの文字列と「.com」「.jp」などの末尾を選んで購入します。

取得後は、そのドメインの「ネームサーバー(DNSサーバー)」を、のちほど設定するDNSサービス側に向ける必要があります。※この手順はVPSの申し込み後に行います。

作業の大きな流れとしては、「ドメインを買う」⇒「VPSを契約してIPアドレスを調べる(※)」⇒「ドメインにIPアドレスを登録する」という順番になります。※これがあるのでネームサーバーの設定はVPS契約後になります。

ネームサーバーとは、ドメイン名からIPアドレスを教えてくれる仕組みで、ここが正しく設定されていないと、ブラウザからサイトにたどり着けません。

シンVPSのネームサーバー情報

  • ネームサーバー1: ns1.shin-vps.ne.jp

※通常、ネームサーバーは複数設定することが一般的です。管理画面上で「シンVPS」という選択肢が用意されている場合はそれを選択するか、上記情報を入力してください。

設定の流れ(ヒント)

  1. ドメイン管理会社のサイトへログイン(お名前.comやGoogle Domains、シンドメインなど)
  2. ネームサーバー変更メニューを選択
  3. 「その他のネームサーバーを使う」を選び、上記の情報を入力して保存
  4. シンVPS側の管理画面(シンクラウドアカウント)で、該当ドメインに対してDNSレコード設定(AレコードでVPSのIPアドレスを指定するなど)を行う
AレコードでVPSのIPアドレスを指定する

「AレコードでVPSのIPアドレスを指定する」というのは、簡単に言うと「あなたのドメイン(例: example.com)という『看板』に、あなたのVPS(例: 123.45.67.89)という『正確な住所』を紐付けて、インターネット上の地図に登録する作業」のことです。

注意点:

ネームサーバーを変更してからインターネット全体に反映されるまでには、数時間から最大24時間程度かかります。そのため、サーバー構築の序盤にドメイン設定を済ませておくのが一番効率的です。

シンVPSの申し込みと初期設定の流れ

シンVPSの申し込みは、公式サイトからアカウント登録後、希望のプランを選ぶだけで完了します。

\ シンVPSの申し込みはこちら /

今回は、コスパがよくWordPressにも十分な「大容量メモリ 2GBプラン」を前提に進めます。

申し込み時に、OS(基本ソフト)としては、一般的で情報も多い「Ubuntu 22.04」や「Ubuntu 24.04」を選ぶと扱いやすいです。

申し込み完了後、管理画面からサーバーを作成すると、数分でIPアドレスとroot(管理者)パスワードが発行され、SSHでの初回接続が行える状態になります。

※申し込み時のイメージタイプの選択で、アプリケーションタブで「WordPress」を選択しておくと、WordPress環境が簡単に構築できます。

その場合、手動インストールとは以下のように変わります。

項目アプリイメージ利用手動インストール
OSインストール自動自動
Webサーバー/PHP設定完了済み手動(難易度高)
MySQL作成・権限設定完了済み手動(難易度高)
WordPress配置完了済み手動(手間がかかる)
DNS設定自分でやる自分でやる
SSL化ほぼ自動手動(要コマンド知識)

ただし、以下の設定は行う必要があります。

  • ドメインの紐づけ(DNS設定)
  • WordPressの初期設定(ブラウザ操作)
  • SSL化(HTTPS対応)
  • SSH接続によるセキュリティ強化(推奨)

IPアドレスの確認とドメインの紐付け(DNS設定)

サーバー作成後は、シンVPSの管理画面で対象サーバーの「グローバルIPアドレス(IPv4)」を確認します。

このIPアドレスを、ドメイン側のDNSレコードに登録することで、ドメイン名とVPSが結びつきます。

具体的には、DNSの「Aレコード」に、ホスト名(@ や www)とVPSのIPアドレスを設定します。

具体的な設定のイメージ

DNSの管理画面(ドメインを取得した会社のサイトなど)を開くと、以下のような入力欄があります。

ホスト名 (サブドメイン)タイプ値 (IPアドレス)
@ (または空欄)A123.45.67.89
wwwA123.45.67.89
  • ホスト名: www を付けたURL ([www.yourblog.com](https://www.yourblog.com)) でもアクセスできるようにしたい場合は、www も同じIPアドレスに向けて登録します。
  • 値: ここに、シンVPSのコントロールパネルで確認できる「あなた専用のIPアドレス」を間違いなく入力します。

設定後、反映されるまで少し時間がかかる場合がありますが、数十分待ってからブラウザでドメインにアクセスすると、VPSに届くようになります(まだWebサーバーを入れていない段階ではエラー画面になることもあります)。

SSH接続とセキュリティのための初期設定

SSH接続とは、インターネット経由でサーバーに安全にログインするための仕組みで、暗号化された通信を行います。

初回は、シンVPS管理画面で確認したIPアドレスとrootパスワードを使って接続します。

初回接続時は、まだ「一般ユーザー」や「公開鍵」が存在しないため、シンVPSから発行されたroot(管理者)アカウントとパスワードを使用してログインします。

Windows/Mac別に、手順を解説します。

1. サーバーのIPアドレスとパスワードを確認する

まず、シンVPSの管理画面(コントロールパネル)を開き、以下の2点を確認します。

  • IPアドレス: (例: 123.45.67.89
  • rootパスワード: (サーバー作成時に設定したもの、またはメールで届いたもの)

2. SSHで接続する

【Windowsの場合:Tera Termを使う場合】

  1. Tera Termを起動します。
  2. 「ホスト」欄に、確認したIPアドレスを入力し、「OK」を押します。
  3. 「SSH認証」画面が出たら、以下のように入力します。
    • ユーザ名: root
    • パスフレーズ: 設定したrootパスワードを入力
    • 「プレインテキストを使う」が選択されていることを確認して「OK」を押します。
  4. 黒い画面に文字が出れば接続成功です。

【Mac / Windows Terminal の場合】

  1. ターミナル(またはPowerShell)を起動します。
  2. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。Bashssh root@サーバーのIPアドレス (例: ssh root@123.45.67.89
  3. 「Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])?」と聞かれたら、yes と入力してEnterを押します。
  4. 「root@IPアドレス’s password:」とパスワードを求められるので、rootパスワードを入力してEnterを押します。
    • ※パスワード入力中、画面には何も表示されませんが、入力はできています。そのまま入力してEnterキーを押してください。
  5. 接続に成功すると、プロンプト(root@hostname:~# のような表示)が出てきます。

●初回接続時の大切な注意点

  • パスワードはコピー&ペーストで: 複雑なパスワードの場合、入力ミスを防ぐためにメモ帳からコピーし、ターミナル上で「右クリック」または「貼り付け」機能を使って入力するのがおすすめです。
  • 警告が出た場合: 初めて接続するサーバーには「本当にこのサーバーに繋いでいいですか?」という確認(ホスト鍵の確認)が出ます。自分のVPSであれば問題ないので、許可(yes)して進めてください。
  • すぐに次の作業へ: rootでログインできたら、先ほどお伝えした「一般ユーザーの作成」と「セキュリティ設定」を真っ先に行うようにしてください。rootでのログイン状態を長く続けるのはセキュリティ上好ましくありません。

無事に黒い画面にログインできたら、いよいよサーバー構築のスタートになります。

接続後は、まずセキュリティ強化のために

  • 新しい一般ユーザーの作成
  • rootログインの制限
  • SSH公開鍵認証への切り替え

などの初期設定を行います。

これにより、不正ログインのリスクを大きく減らすことができます。

rootログイン制限とSSH公開鍵認証の設定

rootユーザーはサーバー上で何でもできる特権ユーザーのため、そのままインターネットからログイン可能にしておくと危険です。

まずは一般ユーザーを作成し、そのユーザーでログインしたあと、必要なときだけ「sudo」コマンドで管理者権限を使う運用に切り替えます。

また、「公開鍵認証」とは、秘密鍵と公開鍵というペアを使ってパスワードなしでログインする仕組みで、総当たり攻撃に強く、安全性が高い方法です。

クライアントPC側で鍵ペアを作成し、サーバー側に公開鍵を登録してから、SSH設定ファイルでパスワードログインを無効化し、rootの直接ログインも禁止します。

つまり、以下のように設定しておきます。

  • 一般ユーザーを作成し、sudo権限を付与する
  • クライアントPCでSSH鍵ペア(公開鍵・秘密鍵)を生成する
  • サーバー側の「~/.ssh/authorized_keys」に公開鍵を登録する
  • sshd_configで「PermitRootLogin no」「PasswordAuthentication no」などを設定する

この手順は、VPSのセキュリティを確保するための「鉄板」の作業です。初心者の方でも迷わないよう、具体的なコマンドと意味を解説します。

手順1:一般ユーザーを作成し、sudo権限を付与する

root(管理者)で直接ログインし続けるのは危険なため、日常的に使う一般ユーザーを作成します。

サーバー上で実行:

Bash

# ユーザーを作成 (usernameは好きな名前に)
adduser username

# ユーザーにsudo(管理者)権限を与える
usermod -aG sudo username
  • adduser: 新規ユーザーを追加します。
  • usermod -aG sudo: 作成したユーザーをsudoグループに追加し、システム操作の権限を与えます。

     の部分を入力します。ちなみに「Bash」というのは、「これはLinuxのコマンドですよ。入力して実行してください」という意味の表示です。コード的に入力するとかはないです。

手順2:クライアントPCでSSH鍵ペアを生成する

パスワードの代わりに「鍵」を使ってログインする仕組み(公開鍵認証)を作ります。

これは自分のパソコン(手元のPC)で実行してください。

手元のPC(ターミナル/コマンドプロンプト)で実行:

Bash

ssh-keygen -t ed25519
  • 途中で保存先を聞かれますが、そのままEnterを押してください。
  • パスフレーズ(鍵の暗号)を求められます。空欄でもOKですが、セキュリティを高めるなら入力(管理に注意が必要)してください。
  • 完了すると、~/.ssh/ 内に id_ed25519(秘密鍵)と id_ed25519.pub(公開鍵)が生成されます。

手順3:サーバー側の「~/.ssh/authorized_keys」に公開鍵を登録する

手元のPCで生成した「公開鍵」をサーバーにコピーして、許可リスト(authorized_keys)に登録します。

手元のPCからサーバーへ送信:

Bash

# 自分の公開鍵をサーバーへコピー (ユーザー名とIPはご自身のものに)
scp ~/.ssh/id_ed25519.pub username@サーバーIPアドレス:~/

サーバー上で実行:

Bash

# ディレクトリを作成し、鍵を移動・権限変更
mkdir -p ~/.ssh
cat ~/id_ed25519.pub >> ~/.ssh/authorized_keys
chmod 700 ~/.ssh
chmod 600 ~/.ssh/authorized_keys
  • chmod: セキュリティのため、鍵ファイルは「本人しか読み書きできない状態(600)」にするのがルールです。

手順4:sshd_configで設定を変更する

パスワードログインを無効化し、rootログインを禁止して強固な要塞にします。

サーバー上で実行:

Bash

sudo nano /etc/ssh/sshd_config

入力すると設定ファイルの中身が表示されます。

ファイル内で以下を探し、書き換えます(#がついている場合は外す)。

Plaintext

PermitRootLogin no            # rootログインを禁止
PasswordAuthentication no     # パスワードログインを禁止
PubkeyAuthentication yes      # 公開鍵認証を許可

探す項目: PermitRootLogin, PasswordAuthentication, PubkeyAuthentication

書き換え方:

  1. キーボードの矢印キーでカーソルを動かして、該当の行を探します。
  2. もし行の先頭に # が付いていたら、その # を削除します(これを「コメントアウトを外す」と言います)。
  3. その行の末尾が yesno になっているので、指示通りに書き換えます。
    • 例: #PermitRootLogin yesPermitRootLogin no

※もし項目自体が存在しない場合は、ファイルの最後に追記してください。

設定を反映

保存方法(重要!)
nano エディタでの保存方法は以下の通りです。

Ctrl + O (コントロールキーを押しながらOを押す) → Enter (これで保存されます)

Ctrl + X (コントロールキーを押しながらXを押す) → (これでエディタを閉じます)

  1. 設定を反映する(一番下のコードブロックの解説)
    ファイルを編集しただけでは、まだ設定は有効になりません。サーバーに「今の設定を読み込み直して!」と命令を送る必要があります。

黒い画面にこれを入力してEnter:

Bash

sudo sshd -t


意味: 「今書き換えた設定ファイルに、文法的なミスはありませんか?」というチェックです。

何も表示されなければ成功です(エラーが出たら設定ファイルに間違いがあります)。

次にこれを入力してEnter:

Bash

sudo systemctl restart ssh


意味: SSH(接続プログラム)を再起動して、新しい設定を適用します。

Bash

# 設定の文法チェック
sudo sshd -t
# 問題なければ再起動
sudo systemctl restart ssh

注意点:必ず実行前に確認すること

この作業は、VPS構築において「一番緊張する瞬間」です。

もし設定を間違えると、二度とサーバーにログインできなくなる可能性があるからです。

絶対にやっておきたいこと

この再起動を行う前に、もう一つ別のウィンドウ(ターミナル)を開いて、一般ユーザーでログインできるか試してから行ってください。

「一般ユーザーでログインできている状態」を維持したまま、rootの設定をいじる。これが、サーバー管理者が必ずやっている「締め出し」を防ぐ鉄則です!

この手順を行うと、パスワードによるログインができなくなります。

  1. 接続テストを先に行う:PasswordAuthentication no を設定する前に、新しいターミナルウィンドウを開き、作成した一般ユーザーでSSH接続できるか必ず確認してください。
    • 接続コマンド:ssh -i ~/.ssh/id_ed25519 username@サーバーIPアドレス
  2. 鍵を紛失しない: 手元のPCにある秘密鍵(id_ed25519)を失うと、二度とサーバーに入れなくなります。大切に保管してください。

この設定が完了すれば、VPSはかなり安全な状態になります。

万が一ログインできなくなったら?

「設定を間違えてログインできなくなった!」という場合でも、シンVPSの管理画面にある「コンソール」機能を使えば、ブラウザから直接ログインして設定を修正できます。

焦らず管理画面から操作してみてください。

Webサーバー(Nginx/Apache)とPHPのインストール

WordPress環境構築の基礎となる、Webサーバー、PHP、データベースのインストールと設定について、Linux(Ubuntu 22.04/24.04を想定)における具体的なコマンド手順を解説します。

今回は、現在主流の高速な構成である Nginx + PHP-FPM を例に解説します。

手順:インストールコマンド

ターミナルを開き、以下のコマンドを順番に実行してください。

Bash

# パッケージリストの更新
sudo apt update

# Nginxのインストール
sudo apt install nginx -y

# PHPと必要な拡張機能のインストール
# ※WordPressで必須となるモジュールを含めています
sudo apt install php-fpm php-mysql php-mbstring php-xml php-gd php-curl -y

サーバーの状態確認

インストール完了後、以下のコマンドでサービスが起動しているか確認します。

Bash

systemctl status nginx

その後に画面に表示される情報のなかに、active (running) という文字があれば「成功している」という判断になります。

MySQL/MariaDBのインストールと設定

次に、データを保存するためのデータベース(MariaDB)を準備します。

手順:インストールと初期セキュリティ設定

Bash

# MariaDBサーバーのインストール
sudo apt install mariadb-server -y

# セキュリティ設定ツール(不要なテストDBの削除やrootパスワード設定など)
sudo mysql_secure_installation

mysql_secure_installation を実行すると、いくつか質問が表示されます。基本的にはすべて「Y」を押して進めて問題ありません。

3. WordPress用データベースの作成

WordPressが使用する専用の箱(データベース)と、それにアクセスするユーザーを作成します。

MariaDBはもともとMySQLから派生したデータベースソフトなので、MySQLのコマンドで操作します(完全互換)。

手順:MySQLにログインして作成

以下のコマンドでデータベース管理ツールに入ります。

Bash

sudo mysql -u root -p

パスワードを求められたら、先ほど設定したrootパスワードを入力してください。ログインできたら、以下のSQLコマンドを1行ずつ実行します(your_password は任意のパスワードに変更してください)。

SQL

-- データベースの作成
CREATE DATABASE wp_db DEFAULT CHARACTER SET utf8mb4 COLLATE utf8mb4_unicode_ci;

-- ユーザーの作成
CREATE USER 'wp_user'@'localhost' IDENTIFIED BY 'your_password';

-- ユーザーに権限を付与
GRANT ALL PRIVILEGES ON wp_db.* TO 'wp_user'@'localhost';

-- 設定を反映して終了
FLUSH PRIVILEGES;
EXIT;

重要:控えておくべき情報

上記の作業で作成した以下の情報は、WordPressのブラウザ上のインストール画面で必ず求められます。メモ帳などにコピー&ペーストして大切に保管してください。

項目設定内容(例)
データベース名wp_db
ユーザー名wp_user
パスワード(設定したパスワード)
データベースホストlocalhost

WordPressのインストールとSSL化設定

1. Certbotのインストール

Nginx用のCertbotプラグインをインストールします。

Bash

sudo apt update
sudo apt install certbot python3-certbot-nginx

2. SSL証明書の取得と適用

以下のコマンドを実行すると、Nginxの設定ファイルを自動的に読み取り、証明書を取得して設定を反映してくれます。

Bash

sudo certbot --nginx
  • 途中でメールアドレスの入力や規約への同意が求められます。
  • ドメイン名を選択する画面が出たら、対象のドメインを指定してください。
  • Redirect設定: 「Redirect(HTTPへのアクセスをすべてHTTPSに転送するか)」と聞かれたら、「2 (Redirect)」を選択してください。これで自動的にNginxの設定ファイルに「httpからhttpsへの転送設定」が追記されます。

3. Nginx設定ファイルの確認(念のため)

コマンドが成功すると、/etc/nginx/sites-available/ 配下の設定ファイルに listen 443 ssl などの記述が追加されます。念のため確認するには以下のように入力します。

Bash

sudo nginx -t

ここで syntax is ok および test is successful と表示されれば設定は正常です。

もしエラーが出る場合は、設定ファイルに重複や誤字がないか確認してください。

4. WordPressの設定更新

サーバー側の設定が終わったら、WordPress内部のURL設定をHTTPSに変更します。

  1. WordPress管理画面にログイン。
  2. 「設定」 > 「一般」 を開く。
  3. 「WordPress アドレス (URL)」 および 「サイトアドレス (URL)」https:// に書き換えて保存。

補足:NginxにおけるSSL化のヒント

  • 混合コンテンツ対策: Nginx環境でも、データベース内の旧URL(http)を置換するために、プラグイン「Better Search Replace」を使用して、DB内の
    Example Domain
    (http://example.com)
    Example Domain
    (https://example.com)
    に一括置換することをおすすめします。
  • 証明書の自動更新テスト: Let’s Encryptの証明書は自動更新されますが、正しく設定されているか確認したい場合は以下のコマンドでテストできます。Bashsudo certbot renew --dry-run
  • 設定の反映: もし手動でNginxの設定ファイルを変更した場合は、忘れずにNginxをリロードしてください。Bashsudo systemctl reload nginx

アプリイメージ「WordPress」を使うとどう変わる?

シンVPSで提供されている「WordPress」アプリイメージを選択すると、ここまで説明した手動設定のほぼ全てが自動化されます。

  • 変わる点:
    • OS/Webサーバー/MySQL/PHPのインストール: 不要(最初から入っています)。
    • WordPress本体の配置: 不要。
    • SSL化: 管理パネルのクリック一つで完了、または最初から設定されていることが多い。
  • メリット: サーバー構築の知識が浅くても、最短数分でWordPressが使い始められます。
  • デメリット: 自分で設定しないため、サーバーの仕組み(LinuxコマンドやWebサーバー設定)の理解は深まりにくいです。

というわけで、「とにかく早くWordPressを始めたい」ならアプリイメージ。

「サーバーの仕組みを学び、自由にカスタマイズしたい」なら手動インストールがおすすめということになります。

アプリイメージは、申込時に「イメージタイプ」としてアプリケーションタブから選択できます。

後から変更する場合は、管理パネルの「OS際インストール」機能で変更することができます。※ただしサーバー内のデータは全て初期化されます。

関連記事

今回の記事の関連記事になります。

シンVPSでブログ用のServerを構築する方法|2GBメモリで快適なサーバー環境を作る手順を全解説 まとめ

というわけで今回は「シンVPSでブログ用のServerを構築する方法|2GBメモリで快適なサーバー環境を作る手順を全解説」についてお伝えしました。

シンVPSの2GBプランは、メモリあたりの料金が安く、高性能CPUとNVMe SSDを兼ね備えた、個人ブログや小規模~中規模サイト向けのバランスのよい選択肢です。

ドメイン取得とDNS設定でサーバーとドメインを結びつけ、SSHでの安全な接続と初期セキュリティ設定を行うことで、安心して運用を始められます。

そのうえで、Webサーバー(Nginx/Apache)、PHP、MySQL/MariaDBを整え、WordPressのインストールとSSL化まで済ませれば、基本的なWordPressサイトの土台が完成します。

最後に、アクセス状況や負荷が増えてきたら、シンVPSのスケールアップ機能で上位プランへ移行できる点も覚えておくと、将来の拡張に対応しやすくなります。

申し込み時にアプリイメージで「WordPress」を選んでおくと、WordPress環境の構築の手間が大幅に減らすことができます。

\ シンVPSの申し込みはこちら /

というわけで今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございました。