パソコンが遅いと感じたらやってみるといい14の対処方法

パソコン

「最近、パソコンの動作が遅いんだよなあ」

「パソコンの起動にすごく時間がかかるようになった気がする」

という時ってありますよね。

パソコンの動作が遅いと、作業も進みませんしイライラもしてしまいますよね。

そんな方のために今回は「パソコンが遅いと感じたらやってみるといい14の対処方法」についてお伝えします。

パソコンの動作が遅いと感じたら、この記事を参考にしてみてくださいね。

きっとパソコンの動作が速くなると思います。

※すぐに対処方法が知りたい方は目次の「3.パソコンが遅いときの対処方法」からお読みください。

※この記事は約8分で読めます。

※注意:正しい情報の掲載に努めておりますが、記事内容の正確性を保証するものではありません。また情報が古くなっている可能性があることもご承知おきくださいますようよろしくお願い申し上げます。
アドセンス

パソコンの動作が遅いと感じるとき

パソコンを使っていて遅いと感じるのは、大体以下のようなタイミングが多いと思います。

  • パソコンを起動するとき
  • インターネットにアクセスするとき
  • 何をするときも遅い

パソコンを起動するとき

最初にパソコンが遅いと感じるのは、やはりパソコンを起動したときが多いのではと思います。

購入して最初の頃は、サクッと起動できたのがいつの間にか、起動にものすごく時間がかかるようになった、という話はよく聞きますよね。

インターネットにアクセスしたとき

インターネットに接続してサイトにアクセスしたときに、サイトの表示が遅いと感じることがあります。特に動画サイトやオンラインゲームなどをしているときに、動作が遅くなることがあります。

サイト側の問題で表示が遅い場合もありますが、インターネット回線に原因がある可能性もあります。

何をするときも遅い

パソコンの起動にも時間がかかるし、インターネットに接続してサイトにアクセスしても表示されるまでにかなり待たされる、アプリケーションソフトの起動にも時間がかかる、とありとあらゆる作業に時間がかかるという悲劇的な状況になることもあります。

パソコンが遅い原因

パソコンが遅い原因には主に以下の3つの可能性があります。

  • ハードに原因がある
  • ソフトに原因がある
  • インターネット回線に原因がある

それぞれみていきますね。

ハードに原因がある

パソコンの故障、経年劣化

そもそものハードディスクのスペック不足がなければパソコン購入当初は速さに問題はないと思います。

購入した当初は問題なかったのに、何年か経ってから遅くなってきている場合、ハードウェアの問題としてはパソコンの故障が考えられます。

経年による劣化の場合は難しいとは思いますが、故障の場合は修理で良くなる可能性はあります。

熱暴走

パソコン自体が異常に熱をもっている場合、熱暴走を起こしている可能性があります。

熱暴走は、CPUが高温になることで起こるトラブルのことです。

多くのパソコンでは、この高温によるCPUの破損を防ぐために、処理を遅くしたり自動でシャットダウンしたりという安全機能を装備しています。

パソコンが異常に高温になっている場合、この安全機能が働いてパソコンが遅くなっている可能性があります。※つまり熱暴走が起こっている。

そもそもパソコン内の電子機器は熱を持ちやすい上に、熱に弱いということがあります。

そもためパソコンには冷却機能が装備されています。

この冷却機能が、冷却ファンの故障給気口にホコリが詰まっている、などの理由でうまくいっていないと、CPUが高温になり安全機能が働く可能性があります。

ソフトに原因がある

アプリの負荷が大きい

多くのアプリが起動されていると、メモリの負荷が大きくなり、パソコンが遅くなってしまうことがあります。

メモリとは、CPUが処理を実行するためにデータを一時的に記憶する場所です。よく作業机に例えられますが、机が広ければ作業がしやすくなるのと同様に、メモリも大きければ処理がしやすく速くなります。

逆に、多くのアプリが起動されていることでメモリの負荷が大きくなると、処理が遅くなってしまう可能性があるんですね。

視覚効果の影響

Windowsの場合、視覚効果と呼ばれる画面を見やすくする効果(影をつけたりアニメーションをつけたりする機能)がデフォルトで設定されています。

この視覚効果の設定によってパソコンが遅くなる可能性があります。

スタートアップアプリの設定

スタートアップアプリとは、パソコンを立ち上げるときに、自動的に起動するアプリのことです。

パソコンの起動に時間がかかる場合は、このスタートアップアプリが影響している可能性があります。

セキュリティソフトの影響

パソコンには通常セキュリティソフトを使用して、ウイルスや情報漏洩などに対策をしています。

このセキュリティソフトの処理がパソコン全体の動作に影響を与えて動作が遅くなることがあります。

ウイルス感染

パソコンがウイルスに感染して、パソコンの動作が遅くなっている可能性があります。

添付ファイルを開いたり、何かのソフトをダウンロードしたあとにパソコンが遅くなった場合は、パソコンがウイルスに感染している可能性があります。

ウイルスはどこで感染するか分かりませんが、パソコンの動作が急に遅くなった場合はウイルス感染の可能性も考える必要があります。

インターネット回線に原因がある

そもそもインターネットの回線が遅くて、パソコンの表示が遅くなる場合があります。

マンションなどの共有のインターネット回線が遅い場合や、その建物でのインターネット利用者が多い場合は遅くなる可能性があります。

またインターネット回線に問題がなくても、WiFiのルーターのスペックのせいでパソコンの表示が遅くなっていることも考えられます。

パソコンを使う部屋の環境にWiFiルーターのスペックがあっていない場合、通信速度などでパソコンの表示に影響が出ることがあります。

パソコンが遅いときの対処方法

以下にパソコンが遅いときの対処法をまとめてみました。

再起動する

原因がわからなくても、とりあえず再起動してみることで動作が改善することはよくあります。

まず、再起動を試してみるというのが最初にできることかもしれません。

ホコリや汚れをとる

パソコンの冷却機能がうまく働いていないと、パソコンが高温になり動作が遅くなるなどの不具合が出る可能性があります。

パソコンの給気口にホコリなどが溜まっていると、冷却ファンによる給気がうまくいかず冷却機能がうまく働きません。

パソコンの冷却機能をうまく働かせるためにホコリや汚れはこまめに掃除するようにしましょう。

デスクトップを整理

デスクトップにファイルやショートカットなどで埋まっている場合は、アイコンを整理するとパソコンが早くなる可能性があります。

特に重いデータがデスクトップにたくさんあるとパソコンの起動が遅くなります。

使わないショートカットや重いファイルは整理して、デスクトップのアイコンは極力少なくします。

多くても2列くらいに抑えるといいと言われています。

※これは個人的には簡単で効果的だと感じました。デスクトップってすぐワチャワチャしてしまうんですよね。あ、私だけですか、そうですか。

スタートアップアプリを整理する

スタートアップアプリは、パソコンを起動したときに自動で立ち上がるアプリです。

このスタートアップアプリを減らすと、パソコンの起動時の負担が減って起動時間が短くなる可能性があります。

スタートアップアプリの整理のやり方
  1. 「CTRL」+「ALT」+「DEL」でタスクマネージャーを開きます。
  2. 上のタブで「スタートアップ」を選択します。
  3. スタートアップアプリの一覧が表示されるので、使用していないアプリを無効にします。

使用しないプログラムを削除(アンインストール)する

使っていないプログラムを削除することでパソコンの速さが改善する可能性があります。

使用しないプログラムの削除の仕方

  1. Windowsのマーク(旗のマーク)をクリック
  2. 設定(歯車のアイコン)をクリック
  3. 「アプリ」→「アプリと機能」とクリック
  4. インストールされているアプリの一覧が表示されるので、不要なアプリを選択し、右端の「・」が縦に3つ並んだ部分をクリックして「アンインストール」を実行します。
効果的!【Windows11】ウィジットをアンインストール

Windows11でパソコンの動作が重い場合は、ウィジットを削除すればかなり効果的です。

ウィジットを使用しない場合はアンインストールしてしまいましょう。

ウィジットのアンインストールはやり方が違うので、以下の記事を参照ください。

パソコンが重い!Win11のウィジットを無効化+αしたら改善!

視覚効果の設定を無効にする

Windowsの視覚効果を無効にすることで、パソコンの速さが改善する可能性があります。

視覚効果には見た目をよくして、見やすくする効果がありますが、必要なければ無効にします。

視覚効果の設定を無効にする方法
  1. Windowsのマーク(旗のマーク)をクリック
  2. 設定(歯車のアイコン)をクリック
  3. 「システム」を開く
  4. 「バージョン情報」→「システムの詳細設定」をクリック
  5. 「パフォーマンス」の設定をクリック
  6. 「視覚効果」を選択
  7. 「パフォーマンスを優先する」または「カスタム」にチェックを入れて、視覚効果の一覧から必要な項目のみにチェックを入れる
  8. 「適用」→「OK」

※無効にして見づらくなったと感じたときは、該当する視覚効果のみ復活します。

ハードディスクの空き容量を増やす

ハードディスクの空き容量を増やすことでパソコンの動作が速くなる可能性があります。

ハードディスクの空き容量を増やすには以下の方法があります。

  • ディスクのクリーンアップ
  • 不要なファイル、フォルダを削除する
  • フォルダを圧縮する
  • 不要なプログラムを削除※前述項目参照
  • ファイルを外部ハードディスクに移動する

デフラグをする

デフラグをすることでハードディスクが最適化されるので、パソコンの動作が速くなる可能性があります。※デフラグとは、ファイルの断片化を解消することです。

スケジュールでデフラグするように設定しておくと、その都度作業しなくていいので便利です。

スケジュールでのデフラグ設定のやり方
  1. Windowsマーク「旗マーク」をクリック
  2. 上部の検索窓に「デフラグ」を入力
  3. 「ドライブのデフラグと最適化」をクリック
  4. 「スケジュールされた最適化」の「設定を変更」をクリック
  5. 「スケジュールに従って実行する(推奨)」にチェック
  6. 頻度(毎週でいいと思います)を選んで「OK」をクリック

電源プランを変更する

電源プランを「高パフォーマンス」に変更することでパソコンの動作を早くできる可能性があります。※「高パフォーマンス」に変更すると消費電力増える可能性があります

電源プランを「高パフォーマンス」に変更する方法
  • Windowsマーク「旗マーク」をクリック
  • 上部の検索窓に「コントロールパネル」を入力
  • 「コントロールパネル」をクリック
  • 「システムのセキュリティ」→「電源オプション」→「電源プランの作成」をクリック
  • 「高パフォーマンス」にチェック
  • 「次へ」→「変更の保存」

セキュリティソフトを確認する

複数のセキュリティソフトがインストールされていないかを確認します。

複数あった場合は、片方を停止するか削除(アンインストール)します。

インターネット回線を見直す

インターネット回線について見直します。

マンションなど共有の回線を使用している場合は、利用者が多い時間では速度が遅くなる可能性があります。

個人でできることとしては、

  • インターネットを利用する時間帯を変更する
  • モデム、ルーターの再起動
  • ルーター(WiFi)の位置を変更する
  • ルーター(WiFi)を買い替える

ということがあります。

メモリを増やす

お使いのパソコンがメモリを増設できるようであれば、メモリの増設を検討します。

パソコンの取扱説明書に書いてある増設可能なメモリの型番、容量を確認し、増設メモリを購入し増設します。

取り付け(設置)が自分で出来なさそうな場合は、パソコン修理業者に頼めばやってもらえる場合があります。

PCを復元する

システムの復元を利用して、うまく動作していた時点の状態にパソコンの状態を戻します。※あらかじめ復元ポイントが作成されている必要があります。

パソコンが遅いときの最後の手段 Windowsの再インストール

Windowsを再インストールすることで、ハードディスクを初期化します。

つまりパソコンを工場出荷時に戻すということになります。

「やってみるといい」というにはちょっと”重い”選択にはなりますが、かなり有効な方法だとは言われています。

でしょうね。

ただ、インストールディスクの作成、ファイルやデータのバックアップなど事前準備がいろいろ必要で、しかも時間もかかるので最後の手段としておいた方がいいでしょう。



パソコンが遅いと感じたらやってみるといい14の対処方法 まとめ

というわけで、今回は「パソコンが遅いと感じたらやってみるといい14の対処方法」についてお伝えしました。

パソコンの動作が遅いと、作業も進まないしイライラもしてしまいますよね。

最近、パソコンの動作が遅い気がするとか起動が遅くなってきたなあというときには、参考にしてみてくださいね。