【AISCEAS(アイセアス)】でネット上の消費者の行動をつかめ

ブログの書き方

AISCEAS(アイセアス)という言葉を聞いたことがありますか?

AISCEAS(アイセアス)は、AIDA(アイダ)※と同じく消費者行動モデルとか消費者購買プロセスといわれているものの一つです。

AIDA(アイダ)とは

AIDA(アイダ)とは、以下の記事でも解説していますが、消費者の購買行動のプロセスをモデル化したもので、消費行動のプロセスとしては以下のようにとてもシンプルなものです。

  • A:Attention(注意)
  • I:Interest(興味)
  • D:Desire(欲求)
  • A:Action(購買行動)

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AISCEAS(アイセアス)は、特にインターネットが普及した後の消費者の行動プロセスを想定したものです。

今回は「【AISCEAS(アイセアス)】でネット上の消費者の行動をつかめ」についてお伝えしていこうと思います。

※”アイシーズ”ともいわれるようですが、本記事ではアイセアスで進めていきます。

ブログで収益を得ようとか、ネット上で商品を売りたいという人には、きっと参考になると思うので、ぜひ記事を読んでみてくださいね。

※注意:正しい情報の掲載に努めておりますが、記事内容の正確性を保証するものではありません。また情報が古くなっている可能性があることもご承知おきくださいますようよろしくお願い申し上げます。
アドセンス

AISCEAS(アイセアス)とは

AISCEAS(アイセアス)とは、インターネットが普及した現代社会における消費者行動モデルになります。

消費者購買モデルとか消費者購買プロセスといわれることもあります。

AISCEAS(アイセアス)は、消費者が商品を購入するまでの行動を以下の7つのプロセスで説明しています。

  1. Attention(注意)
  2. Interest(興味・関心)
  3. Search(検索)
  4. Comparison(比較)
  5. Examination(検討)
  6. Action(行動)
  7. Share(共有)

前述したAIDA(アイダ)も同じように消費者の購買行動のプロセスを表したものですが、AIDA(アイダ)が提唱された当時はまだインターネットがなかったので、ネット特有の行動(例えば検索など)が考慮されていません。

AISCEAS(アイセアス)は、インターネットが普及した現代に沿って改良された消費者購買プロセスということになります。

AISCEASはインターネット特有の行動を考慮した消費者の購買行動プロセス

AISCEAS(アイセアス)の7つのプロセス

前述したようにAISCEAS(アイセアス)には以下の7つのプロセスがあります。

  1. Attention(注意)
  2. Interest(興味・関心)
  3. Search(検索)
  4. Comparison(比較)
  5. Examination(検討)
  6. Action(行動)
  7. Share(共有)

Attention(注意)/Interest(興味・関心)

商品やサービスを消費者が認知するのに、現代ではインターネット上のアプローチが重要になります。

ある問題があって、それを解決する方法が商品やサービスとしてある場合、そのことを消費者が知るには、昔ながらのメディアの他にWeb上の情報が非常に重要になります。※例えばリスティング広告などはその意味で非常に効果的ですね。

Search(検索)

ネット社会特有の消費者行動の中で、最も象徴的なのはこの「Search(検索)」だと思います。

何か問題を解決したり悩みを解消したいときに、多くの人はインターネットで”検索”をします。

この時、自社ページや運営するブログの記事などを検索ページの上位に表示させることは集客において非常に重要になります。

Comparison(比較)/Examination(検討)

このプロセスもネット特有の行動になります。

ネットで検索した情報を比較したり、いわゆる比較サイトなどによって商品やサービスを比較して検討する、という行動が想定されています。

なかなか昔のように、広告を見て”ほしい”と思ったらすぐに買う、ということはなくなったということですね。

消費者は何かを購入するときに、昔より慎重に行動をするということがこのプロセスに反映されています。

Action(行動)

ネット時代では主にネットを介して商品やサービスを購入するということになります。

販売側は、購入の手続きについての消費者の疑問などを解消する必要があります。

消費者は、店舗などに出向くことなくネット上のページから必要事項を入力したりすることで商品を購入します。

Share(共有)

最後のプロセスでは、商品を購入後に消費者がSNSなどで商品の感想、レビューなどを他の人と共有することが想定されています。

問い合わせやクレームに対する対応など、販売側は購入後のフォローについても気を配る必要があるんですね。

AISCEAS(アイセアス)はAIDMA(アイダマ)を経て誕生した

実は、AIDA(アイダ)から派生したモデルにAIDMA(アイダマ)というモデルがあります。

これは、

  • Attention(注意)
  • Interest(関心)
  • Desire(欲求)
  • Memory(記憶)
  • Action(行動)

という5つのプロセスから消費者行動を説明したものです。

AIDAの「欲求」のあとにMemory(記憶)が追加されています。

これはテレビなどの登場により広告が繰り返し閲覧されるようになったためで、消費者が広告を繰り返し見て”記憶する”というプロセスが追加されたんですね。

AISCEAS(アイセアス)はこのAIDMAを経て、インターネットが普及した2005年にアンヴィコミュニケーションズにより提唱されました。

AISCEAS(アイセアス)にはネット特有の消費者行動が想定されている

AISCEAS(アイセアス)には、AIDMA(アイダマ)のプロセスである

  • A:Attention(注意)
  • I:Interest(興味)
  • D:Desire(欲求)
  • M:Memory(記憶)
  • A:Action(購買行動)

のDesire(欲求)とMemory(記憶)の代わりに

  • Search(検索)
  • Comparison(比較)
  • Examination(検討)

といったネット特有の行動が採用されています。

また、Action(購買行動)の後に

Share(共有)

が追加されていますが、これは購入後に消費者がSNSなどで感想や満足度を共有することが想定されています。

これもインターネットの登場による特有の行動になります。

購入後の感想がShare(共有)されるというプロセスが反映されています。

AISCEASの購買プロセス

  • Attention(注意)
  • Interest(興味・関心)
  • Search(検索)
  • Comparison(比較)
  • Examination(検討)
  • Action(行動)
  • Share(共有)

AISCEAS(アイセアス)の活用方法

AISCEASは、インターネットで商品を購入する際の行動プロセスを表したものになります。

AISCEASの活用方法は以下のようなものが考えられます。

  • 商品が売れないときの原因の検証
  • ブログ記事の構成

商品が売れないときの原因の検証

商品が売れないということは、このプロセスのどこかに問題があるということです。

AISCEASは、なぜ商品が売れないのかを検証するさいに有効に働きます。

各プロセスのどこに問題があるかを把握することで、改善のポイントを掴むことができます。

ブログ記事の構成

AISCEAS(アイセアス)は、例えばブログの記事の構成に当てはめることも可能です。

全ての要素を記事に盛り込むのは大変かもしれませんが、記事作成の参考にはなると思います。

A:Attention(注意をひく) リード・導入文で注意を引く

I:Interest(興味を持たせる) 読者の悩み、問題に共感して記事に興味を持たせる

S:Search(検索) 読者が疑問に思って検索しそうなことを調べておく(疑問を解消する)

C:Comparison(比較) 他の商品、サービスとの比較記事を作成する

E:Examination(検討) 比較、検討した結果を伝える

A:Action(行動をうながす) 問題解決のための具体的な行動(商品の購入)をうながす

S:Share(共有) SNSなどでの感想、評判を伝える

少しブログの記事構成用にアレンジして解釈していますが、参考にしてみてくださいね。

Webライターになるには?

購買行動プロセスに興味・関心がある方は、Webライターを目指している方もいるかもしれませんね。

Webライターになるにはライティングのスキルを身に付けるのが必須になります。

当ブログにはWebライター関連の記事もあるのでよかったら記事を読んでみてくださいね。

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【AISCEAS(アイセアス)】でネット上の消費者の行動をつかめ まとめ

というわけで今回は「【AISCEAS(アイセアス)】でネット上の消費者の行動をつかめ」についてお伝えしました。

AIDA(アイダ)、AIDMA(アイダマ)、AISCEAS(アイセアス)と似たような用語ばかりでがなかなかややこしかったですが、ネットでの購入行動であればAISCEAS(アイセアス)を参考にするのが一番いいかなと思います。

ブログでの収益記事や商品販売に関わるページなど作成する際に活用してみるのもいいかもしれませんね。

以上、参考にしていただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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